取れないネジの外し方!キャンピングカーを自分で解体して組み立てたい⑥

俺に取れないネジはない!

雨漏りが激しくて、ついにオシャカになるかと思われた、僕のキャンピングカー「ココニクル号」ですが、なんのこれまで24時間365日、4年間も僕の旅に付き合ってくれたんだもん。

まだまだ、自分で治せば使えるはず!
雨漏りの原因、そして腐ってしまった木材の骨組み。

いっそ全部解体して、再構築するくらいの覚悟で、ココニクル号の大手術、挑んでみました。

ココニクル号

キャンピングカー解体作業、再開!!

栃木で声枯れをおこして以来、キャンピングカー作業にかかれませんでした。

コンサートラッシュが終わるまでは、少しでも声を回復させる為に、喋る事も運動も禁止、暖かい場所で絶対安静になってしまったので、寒空の下で作業する訳にも行かず…。

ようやくコンサートラッシュが終わって、声も少し回復してきたので、作業を再開しました。

ほとんどの時間がネジを外す作業に!

地道すぎる…!!

キャンパーを解体して捨てる時には、金属、プラスチック、木材を分ける必要があります。

今回特に僕は、また組み直す為に、どんな組み方で作られているのか確かめたくって、ネジを一本一本外して解体します。

それにしてもネジ、取れない!!
ネジ
錆びていたり、曲がっていたりするので、とにかく時間がかかる。

全力で指先に力を込めてようやく少し動く…というネジを根性で外していきます。

金槌で軽く叩いてみたり、油を吹き付けてみたり。

ネジがもっと簡単に外れたらすごく早いんだけど…

一つのラインのネジを外す作業だけで約3時間…

全ての解体が終わるのは、一体いつになることやら。

ようやく屋根部分の枠が外れた!!
取れた!

この下にこんもりと付いている粘性のあるコーキング剤を剥がしていきます。
コーキング
屋根は特に防水の要なので、とにかくしつこいくらいコーキング剤が塗りつけてある。

でもこれを取らないと、その下のビスが見えない。

やっとビスが見えた!!!
ビス
このビスをまた一本一本外して、ようやく外装を剥がすことができます。

解体すればするほど、内部の木材が腐っているのが分かる。
天井

取れないネジの外し方!

では、この一連の作業で僕が学んだ、固くて取れないネジの外し方をご紹介しますね。

1.サイズの合うドライバーを、ネジ頭の上に垂直に立てる。

これ、意外と難しいんです。
きちんと垂直に立てていないと、力が伝わらない。

なお、ドライバーにもサイズがあって、僕が持ってる「これが一番大きいかなー」と思ってたものよりもっと大きなサイズがあるみたい(知らなかった)。

垂直に立ててみて、ネジにちゃんと噛み合うサイズか確認を。

2.押す力が7割、回す力3割で、ゆっくりと回す。

ちゃんと押しながらゆっくり回すと、大概はどんなに固くても動きます。

それでも取れない場合は…

3.金槌で軽くネジ頭を叩く。

強く叩くとネジが変形するので、軽く叩きます。
ネジと木材の間に隙間ができるので、かなりの確率で動きやすくなります。

4.コーキング剤やボンドをきちんと剥がす。

一見ネジだけに見えても、その周りにうっすらとコーキング剤やボンドが固められてる場合があります。
僕の場合、取れないネジのほとんどがこれだった。

この場合、コーキングをネジの隙間に沿ってカッターで切ったり、ボンドを剥がしたりすると、けっこう簡単に動くようになります。

5.潤滑油をかける。

できればネジ頭にかからないように、ほんの少量ネジの周りに潤滑油を吹き付けます。
僕にはこれは最期の手段。だって、ヘタするとネジ頭が滑って余計にドライバーが噛まなくなるんだもん。

これらの方法を網羅することで(よっぽど中で折れ曲がってるようなネジ以外は)、ほぼ全てのネジを外すことができています。

俺に取れないネジはない!

(と言いたくなるほど頑張った!)

また次の外枠のネジを一本一本外して…
ネジ2

全部のネジが外れたらコーキングをカッターで切ると、こうして外枠が外れます。
外枠

またビスを一本一本外して…
ビス

釘抜きで外装に隙間を空けて…
釘抜き

外装外れたー!!
外れた!

また次のネジを外して…
ネジ3

エンドレス!!

何十本ものネジとの戦いの中で、全力で右手の手首と肘にひねりをかけ続けているので、関節がガタガタ。

コークスクリューパンチの修行か!
(今なら打てそう)

最後の方はもう腕が上がらなくて、二つ三つ取っては休憩、またチャレンジしては休憩、という感じ…めっちゃ体力使いましたー!!

おかげで、片面は全てあらわになりました。
こんな風になっていたのかー!!

キャンパーの骨組み、大公開!!
骨組み

力尽きたので…続きは来年です!!

皆さま、良いお年をお迎えください!

★森の大工さん「有限会社マルシン建設」
https://www.houzz.jp/pro/takashi-arai45
(埼玉県秩父市吉田石間3867)

★次の記事はコチラ!
ピンチ!外板が手に入らない!キャンピングカーを自分で解体して組み立てたい⑦

★前回の記事はコチラ!
秩父の職人、集まる!キャンピングカーを自分で解体して組み立てたい⑤

取れないネジの外し方!キャンピングカーを自分で解体して組み立てたい⑥” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です