家族で行きたい美しい渓谷!らんざんとりっぷ前編@埼玉県比企郡嵐山町

神岡さん。

森のシンガーソングライターを案内してくれたのは、埼玉県比企郡嵐山町で地域おこし協力隊として活動する神岡裕介さん。

今回は、神岡さんのとっておきの嵐山堪能コースをご案内いただきました!

埼玉県比企郡嵐山町は、地図で言うとこの辺り。
嵐山地図。

埼玉県の中でも群馬県にほど近い位置にありますね。
ネットなどで調べていくと、なんとオオムラサキ(日本の国蝶であり準絶滅危惧種)が生息することで有名。

オオムラサキは適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強い。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD)

つまり、人が立ち入らないような深山渓谷ではなく

人が里山を使って、自然と共生していた環境でこそ、生息していた蝶であるということ。

そう、嵐山町はその時代の環境がまだ残っているところと言えるのかもしれません。

さて、まずはとっておきの嵐山の自然が見たい!

神岡さんのオススメは、嵐山渓谷!

この河原にはBBQ場もあって、設備もトイレもしっかりあって、しかも直火で焚き火ができて、雨の時は大きな屋根もある。
そしてすぐそばの川で気軽に泳げるとあって、夏場は人があふれるくらい。

「嵐山渓谷BBQ場」
https://www.bbqgo.jp/spot/id=66

でも僕たちが今回進むのは更に奥の、嵐山渓谷のトレイル。

丸くてかわいい石畳が、川に沿ってずっと続く。
嵐山渓谷の道。
なんて静か…

うわあ、絶景!

嵐山の川。

石畳はこのまま川を渡る。
神岡さん。
この方が地域おこし協力隊の神岡さん!

石畳を渡る時、水面がこんなに近い!

水面。
ここに座って、歌を聴くイベントやりたいなあ。

石畳の上にポツンと残された蝉の死骸。
セミの死骸。

夏がもう終わるんだなあとしみじみ。

嵐山渓谷のトレイルは、ほとんどがこんな風にお洒落な石畳のようになっていて、かなり歩きやすい。
トレイル。

普通のトレイルを、こんな風にお洒落にすることはあんまりないよね、と思っていたら神岡さんが教えてくれました。

「嵐山渓谷の昔」

昭和3年(1928)秋、日本で初めての林学博士・本多静六博士が当地を訪れ、渓谷の最下流部にある槻川橋より渓谷と周辺の紅葉や赤松林の美しい景観を眺め、京都の嵐山の風景によく似ているとのことで、“武蔵国の嵐山(むさしのくにのあらしやま)”と命名されたということです。それが大変評判になり、多数の観光客が訪れます。

このころ渓谷周辺には料理旅館の「松月楼」がオープンし、埼玉を代表する景勝地をひとめ見ようと、多くの人々が訪れるようになりました。東武東上線の菅谷駅も昭和10年(1935)には「武蔵嵐山駅」に改名され、駅から観光客の長い列ができたほどです。

(http://www.ranzan-kanko.jp/keikoku.html)

そう、京都の嵐山になぞらえて、大人気になった一大観光地だったのです。

このお洒落さは、その頃の風景を受け継いでいる。

橋。

道も歩きやすく、雄大な渓谷と、豊かな森林をかかえる名勝地。

僕らしか歩いていないなんて、もったいない。

と思ったら、小学生の皆さんの集団が。

小学生。

近くの小学校では年に一度ほど、こうして嵐山渓谷の散策が行われるそうです。
小学校のころからこんなお洒落なトレイルを歩いているとは羨ましい。

今回の最終目的地の巨大な岩盤の地形。
天然のステージ。
まるで天然のステージみたいだ。

嵐山の自然。

ここを歩くだけで、これだけ魅入られるなんて。
本多静六博士が感動するのもうなずける。

それにしてもこれだけの名勝があるのに、ほとんど知られていない?
BBQや川遊びだけで帰ってしまう家族も多いのではないだろうか。

とにかくもったいない。

そして、いろんな地方に隠れた自然の美しさを、再発見する為に森のシンガーソングライターのごろんコンサートはあるのです。

今日の道なら

石畳から川に足を付けて歌を聴いたら

川の音と森の音を楽しみ

足のひんやりとした水の流れを楽しみ

水面に近いところで川のダイナミックさを感じ

森が話しかけてくることを、全身で受け止めるイベントになる。

もちろん、焚き火を囲みながら、森の話を聞いたり、みんなで語り合ったり。

ここを歩いただけで、こんな風景がすっと浮かんできた。

これを読んでいる皆さん、僕と一緒に体験しましょう!

神岡さん、企画しましょうね!

さてこの後は「次世代の会社は、昔ながらの暮らしと共に。らんざんとりっぷ後編@埼玉県比企郡嵐山町」に続きます。

拡散、ご支援、よろしくお願いします!

CD1枚から支援いただけます!

「森と人をもっと近くに。寝転んで森を学ぶCDを作りたい」(10/10まで)

https://greenfunding.jp/sustena/projects/1770

「【ご依頼】個人向け「森のうた処方箋はじめました!」

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で歌を聴くと、分かることがある。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など

自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。

本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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