野草ズボラ飯 vol.3 「ナズナとギシギシのパスタ」
森のシンガーソングライターの野草ライフ!
僕はけっして料理が得意ではないので、おしゃれで素敵なもの!よりは、どんな人でも作れそうな簡単な野草の使い方を紹介して行きます!
題して、ズボラな一人暮らしさんでもできる!「野草ズボラ飯」
今回は、ナズナとギシギシのパスタです。
ナズナはいわゆる「ペンペングサ」のことで、春の七草よ一つにも数えられていますね。
12月〜2月くらいまでが採取時期で、それを過ぎると成長しすぎて食べられなくなってしまいます。
こういう原っぱを探しに行くと…
ありました!ナズナです。
花が咲いていると分かりやすい。
花が伸びている茎は固くて食べにくいのですが、その根元に大きく葉を広げたロゼット部分が、柔らかくて食べやすいので、根元から掘り起こして収穫します。
(この時期、野草達は地面に葉っぱを伏せるように展開していて、真上から観るとバラの花のように見えることから、この形を「ロゼット」と呼んでいます)
ナズナは、調べてみると
胃腸の障害である下痢や便秘
習慣生活病である動脈硬化や高血圧
膀胱炎及び尿道炎
目の充血
分娩及び産後における出血
月経過多
(出典:https://garop.jp/c5/jherb/nazuna.htm)
といった症状に対してその改善目的で利用されています。
上記はお茶にした場合の効能ですが、そのまま食べても成分自体はそれほど変わらないのではないかと思います。
ついでにその辺りにあったギシギシの新芽も収穫しました!(ボウルの右側)
ギシギシは、地面に大きく葉を広げた中心部分に、筒状になった新芽があります。
切り取ると、まるでジュンサイのようにぬるっとしていて、食べやすいのです。
ギシギシは日本において平安時代からその薬効が認められていたと言われていて、古くから利用されてきた薬草の一つに数えられています。
止血・緩下・抗菌・収斂・胆汁分泌促進・強壮作用など。
(出典:https://garop.jp/c5/jherb/gisigisi.htm)
止血などの作用は、このぬるっとした部分を患部に当てて使った場合ですね。
よく洗って、好みの大きさに切り分けます。
僕の好みは「野草食べてる!」と実感できるこのくらいの大きさ。
ナズナの茎の部分も試しに入れてみました。
茎はやっぱり固かった…。
麺を先に茹でて…
野草はさっと湯がくくらい。少しアクを取ります。
実は茹でるのに「やかん」を使っています。
水を切る時に、これだけで済むので。
こういう使い方、僕だけでしょうか?
あとは好みのソースと絡めるだけ!
「ナズナとギシギシのパスタ」完成です!!
野草は、野菜よりもはるかに強い成分を持っています。
「毒にも薬にもなる」というように、強すぎる成分は食べすぎると体に良くないようです。
だけど、アクなどの成分は体に適度に取り込むことで、デトックスになると言われています。
僕も野草を食べると、体の変化を明確に感じます。
特に春先の野草を食べた時は「体が喜んでいる」のを明確に感じるので、特に野草食にハマってしまうのですが…
だけどやっぱり刺激は強いので、ほんの少しずつ、食べるようにしましょう。
さあ、まもなく春がやってきますよ!
寒さを乗り切りましょう!
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