アラスカ日記、下見編19「僕は地球のどこにいるのやら忘れてしまった」

僕は地球のどこにいるのやら忘れてしまった。
よーし!いよいよ氷河まで歩いていくぞー!
氷河を意味する「グレイシャー」の案内板に従って車を進ませると、こんなゲートに到着する。
ここで入場料を払います。
ガイド無し…30ドル
ガイド付き…100ドル
僕は英語が分からないのでガイドされても聞き取れない…悔しい。
とりあえず下見だし、ガイド無しで入ってみました!
車で更に奥に入って行きます。
すると…
おおおー!!氷河が間近に!!
歩いて行けそう。
ガイド無しでも、赤いコーンを頼りに歩いて行くと、氷河の上まで辿り着けます。
受付で言われたのは「絶対にコーンのあるトレイルを外れないこと」
(予期せず氷が割れたり、クレバスに落ちたりするから)
氷河まではこんな泥と石だけの荒野が延々と続いています。
この場所がこんな風景なのは、今も毎年氷に覆われるからかもしれない。
氷河に近づくに連れ、足元にも氷が張り詰めてくる。
砂利のフィールドだと思ったら、砂利の下は厚い氷になっている!
いつのまにか氷河の上にいるのか。
この氷河は、18000年前には何と、パーマーまで続いていたものが、長い時間をかけてここまで後退して来たのです。
「僕は地球のどこにいるのやら、忘れてしまった」
(サン・テグジュペリ「人間の土地」)
本当に、まるで地球ではない、別の惑星にいるみたい。
いよいよ氷河を登り始める。
まだ先へ行けそうだ。
ここからは、アイゼンを着けて進もう。
氷河の所々に顔を見せている「青」 に魅了される。
クレバスに張った氷から見える美しさ。
積もった雪のように見えても、ほんのりと奥が青いんです。
ここが、ガイド無しで行ける終点のようです。
氷の張った川に阻まれる。
アイスクライミングの技術があれば、この先にも氷を登って行けるんだろうな。
次の記事はこちら!
アラスカ日記、下見編20「氷河って何だろう?いよいよレコーディング!」
前回の記事はこちら!
アラスカ日記、下見編18「マタヌスカ氷河を目指せ!」
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“アラスカ日記、下見編19「僕は地球のどこにいるのやら忘れてしまった」” に対して2件のコメントがあります。