キャンピングカー生活ももうすぐ丸3年。エノキとサンゴとサルナシとおばあさん。森の旅837日目。
キャンピングカー生活も、この冬で丸三年が経つことになります。
定住しない生活。
全国の森で、森を伝えるコンサートをする。
ミュージシャンをちゃんと仕事にしていく。
そう決めてこの生活を始めてから、最近ようやく何か結果が出始めたような気がします。
この一か月は僕は目まぐるしく飛び回っています。
岩手から埼玉へ、東京から山梨へ、大分から高知へ、コンサートのご依頼をいただける度に、キャンピングカーの他に飛行機での旅も増えてきました。
まだまだ「食べていけてる」とは、一般の家庭の基準からすると言い難いけど、僕のコンサートを必要として呼んでくださる人がいることはありがたい。そして
「森のシンガーソングライター」というこれまでなかったお仕事が役割を持って定着しつつあるのかもと思います。
(そうだったらいいな)
キャンピングカー生活は、もう三年も暮らしているとほとんど困ることは無くなって、旅の間にどこで水を補充すればいいのか?道の駅のそばにどんな温泉があるか?など、いろいろ分かってきました。
初めての土地でも「銭湯の探し方」や「安いコインパーキングの探し方」「コンセントカフェの探し方」など心得てきて
最近のガソリン代の高騰を別にすれば、それほど苦労せずに暮らせるようになりました。
それにしてもガソリンは高い。。。
この記事を書いている時点で、東京の平均は1リットル150円程度。
ちょっと前まで1リットル120円だったことを考えるとすごい値上がりです。
このまま値が下がらないようだと、キャンピングカーの暮らし方も考え直す必要があるかもしれませんね。
東京のコンセントカフェでこの記事を書いています。
窓が広くて、たくさんの車が通りを走っていくのが見えます。
都市の人の暮らし方や価値観と、地方の人の暮らし方や価値観の、違いをまざまざと見てきて
本当に地球環境の為に必要な意識と、それを知らずに暮らしている人達の大切にしている意識があまりに違っていることにも愕然としながら
(みんな自分の生活があるから仕方ない)
ココニクル号の旅が、この数年で何をもたらすのか(僕が達成したかったこととは別に)形を見せ始めてきたように思います。
さて、ココニクル号はしばらく関東に滞在。
その間に、オイル交換でオートバックスさんにお世話になりました。
ココニクル号、オートバックスさんのピットに入るか入らないか、高さギリギリですね。
オイル交換は、自分でもできるのですが、旅先だとオイルを捨てる場所がないのでやっかいなんです。
今回はオートバックスさんにお願いすることにしました。
画像のようにピットギリギリの高さなので、通常のオートバックスさんでは受け付けてもらえない場合が多いです。
今回は、車体の下へオイルを流し落とすのではなく、バンパーの上からオイルを吸い取る形にしたことで、ココニクル号をこれ以上持ち上げなくて済むので、作業してもらえました。
(さすがにエレメント交換は、下から作業するしかないので、ここでは作業できないそうです。自分でやるしかない)
「オートバックス多摩」さん、ありがとうございます!
ココニクル号をよく停めている多摩川堤防。
関東にいる時は、けっこうな頻度でここに停まっているので、何回も警察が来たりします…。
(警察の皆さんすみません…)
いろんなエリアを管轄している警察がそれぞれのペースで回ってくるので、その度に「僕が何者か、なぜここにいるのか」を説明する。
さすがにすべてのエリアの警察に知れ渡ったらしく、最近は停まっていてもあまり話しかけられることはなくなりました。
(とはいえ、このエリアの住民の皆さんには怪しく見えると思います。ほんとすみません)
東京には道の駅がないので、イベントの為に長期滞在をしなければならない時は大変です。
人目につかない堤防沿い
→コインパーキング
→買い物した店舗の駐車場
→コンセントカフェの駐車場
など、一日移動を繰り返しながら何とか滞在している、まさにノマドワーカー。
(いちいちガソリンを使って細かい移動をしなければならないのはけっこう厳しい)
拠点を一か所に決めて、そこを中心に滞在するのが良いのですが、結局下見や打ち合わせの場所が都内バラバラだったり、事務仕事をする為にコンセントカフェに行ったりすると、電車やバス代だけで結構な額になるので、車の移動の方がスムーズだったりするんですね。
でももう少しちゃんと稼げるようになったら、ちゃんと長期滞在できて、電気も使える拠点を関東に持ちたい。
この生活はエコなように見えて、ガソリン代についてはかなり消費してしまう生活です。
(その分、電気やガスや水道などほとんどお金のかからない生活なので、エコと言えばエコなんですが)
今はもう終わっていますが、この時期は堤防沿いのエノキが実っていました。
エノキの実は美味しい。ちょっと上品な甘さ。僕は見かけるとつまんで食べています。
この日は台風直前で、すごく早いスピードで雲が流れていった。
こういう時、台風が近づいてくる方向に大きな雲のかたまりがあることを想像する。
雲のお父さんに呼ばれて、風の子ども達が弧を描きながら一目散に飛んでいく。
台風は大変だけど、なんて綺麗な光景。
イベントの下見で、都内の公園を歩いてきた時に拾ったサンゴ。
なぜこんなところに??と思っているうちに、子どもが放り投げたら消えてしまいました…。
都内の公園から、海のことを考えて、という海からのメッセージだったのかも。
東京都青梅市で、気功整体を行う幸樹庵に旅の疲れを癒しに行ってきました!!
みやの先生の技は本当にすごい。手を当てていただいてるところが、まるでスライムになったように沈んでいく。
最後は体がふにゃふにゃになって、生まれたてのようになります。
いろんなところにコリが溜まって、体にちょっとずつ悪影響を与えていくんですね。
こうした体のリセットは、現代人にとってはほんと必須だなあと。。
みやの先生、ありがとうございました!!
森のシンガーソングライター一押しの気功整体!!
★幸樹庵さんはコチラ!
※ 写真は、お礼も兼ねてのみやの先生のご家族に施術室でアコースティックコンサート。
地方の道の駅に立ち寄ると、サルナシが売っていた!
サルナシはキウイの原種と言われていて、熟したものはかなり甘くて(僕は)キウイより美味しいと思う。
さっそく買って、口に入れてみたら
辛い!固い!
…果実酒用だった…。
いつもは山の中で熟したのを採るから、これもそのまま食べるものだとばかり…
これは放っていたら熟して甘くなってくれるのか!
(なりませんでした)
旅の途中。
山梨県南巨摩郡富士川町にある、とある公園の水道をお借りしていた時、犬の散歩に来ていたおばあちゃんと、夕暮れの中で語り合う。
ここから見る富士山は、朝日の時に素晴らしいこと。
娘さん達が、東京に嫁いで行ったこと。
東京でも川を眺めて黄昏ていたら、娘さんに「お母さんそんなことしないでよ」と怒られちゃったこと。
きっとここから見える夕日が、東京でも見えるか知りたかったのかな。
そんな束の間の語り合いも、旅の醍醐味なのです。
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森に行けない皆さんの為に
都市生活の中、忙しく働いている皆さんの為に
たまには森に癒されたいなあ、と思っても、時間に追われていて、出かけることができない皆さんの為に
・ まるで深い森の中で、生の演奏を聴いているようにレコーディングしています。
・ 都市の人に、街中でも感性を開く方法など、森からのメッセージを届けたい!