ひとりで井戸を掘る男。坪田さんの自給自足の暮らしぶり!@群馬県

坪田さん。

群馬の山奥で、一人で井戸を掘ってしまうすごい人発見!

群馬県北軽井沢の標高1000m近い森で出会ったのは、坪田実さん。

ここはもともと別荘地だった森で、どこまでもカラマツのそびえる風景が続く中に
建物がぽつりぽつりとあるだけの場所。

ここで坪田さんは別荘だった家と、周辺の土地を手に入れて、ここで新しい暮らしを始めました。

別荘地1

別荘地2

電気も使わない、ガスも使わない、食料もなるべく畑で自分で作る。

坪田さんが呼ぶと、奥から一匹の犬とヤギが出てきましたよ。
ヤギを呼ぶ。

ヤギが嬉しそうに近づいてくる。
ヤギ3

近づいてくる。
ヤギ1

うわわ、近づきすぎ…!!
ヤギ2
こんなに人にじゃれてくるヤギ、初めて見た。

何というか、じゃれ方が犬っぽいんですよね。
手を出すとペロペロ舐めてくれるし。

この森の中で、のびのび暮らしているヤギは、犬と一緒に暮らしているせいか、まるで自分を犬だと思っているみたい。

ここが坪田さんが暮らしている家とお庭。
家。

室内。

干し柿の向こうからニワトリが出てきた!
ニワトリ。

ニワトリも放し飼いで、笹薮の中を楽しそうに歩いています(まるで野生)。
ニワトリ2

そんな自給自足の暮らしぶりの中で坪田さんですが…

なんと水も自分で確保できるように、井戸まで掘ってしまったそうです。

それも、スコップとバケツと自分の体一つで掘ってしまったというすごい話です。

「最初、3mほど掘り進んだら、もう水が出てきた」
「その後、念のため数メートル掘り下げて、今の深さになった」

と笑いながら言う坪田さんですが、普通のスコップとバケツでそれだけ掘ってしまうのは並々ならぬ労力だったと思います。

「自分で井戸を掘ったと言ったら、集落の人に怒られた」

「一人で掘ってると落盤などがあって危険だったと。そういうこと知らないでやってしまったから、できたのもしれないね」

そうなんです。
何せ地下水は相当深く掘らないと出ないもの。
たくさんの土や石を運び出すわけですから、けっこうな危険が伴います。

地下に何が埋まっているかもわからず、どのような地盤になっているかもわからないままで掘ってしまったのは
もうこれは勢いのたまものですね。。。

「崩れないように石で周りを固めておけと言われたんだ」
「これがすごく大変だった」

石は、近くの河原から一つ一つ運んで来て、自分で積んだんだそうです。

「石積みを始めてみたら、1.5mくらい積んで力尽きた」
「これは自分では無理なんじゃないかと思ったけど、コツコツやっていたら全部積んでしまった」

「人間、どんなことでもコツコツやればできるもんだね」と楽しそうに語ってくれました。

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