稲城市、城山公園で寝転ぶ!「 ネイチャーゲーム&寝転がって聴く森のコンサート」が終了!
城山公園で寝転んだ!!
ネイチャーゲーム&寝転がって聴く森のコンサート@東京都稲城市が終了しましたー!
ネイチャーゲームで体を動かしたり、いろんな自然を発見したり
ごろんコンサートで寝転んで歌を聴いたり、木に触れて歌を聴いたり…
本当にありがとうございました+゚。*(*´∀`*)*。゚+ !
自然観察って、興味のない人にそのまま伝えようと思っても、魅力は伝えにくい。
だけど何かと組み合わせると、自然のことってものすごく楽しくなる。
森のシンガーソングライターは、コンサート+自然観察を組み合わせて「寝転んで森を学ぶコンサート」を作り上げているし
「ネイチャーゲーム」はその名の通り、ゲーム+自然観察を組み合わせているもの。
「ネイチャーゲーム」は、1979年にアメリカのナチュラリスト、ジョセフ・コーネルさんが著書の中で発表したものが最初と言われています。
ジョセフ・コーネルさんの本は、これはぜひ読んでみてほしいのですが、
「ネイチャーゲーム」って子どものゲームみたいなものでしょ、という概念を覆し
これはもう、自然の中で感性を使って、悟りを開くようなプログラムばかり記載されている。
そう、ネイチャーゲームは奥が深いんです。
森のシンガーソングライターの行うプログラムも、おそらくネイチャーゲームの中のあれとこれとそれを組み合わせたもの、というように、すでに実践しているものの組み合わせになるんだろうな、と思います。
そんな尊敬するジョセフ・コーネルさんのネイチャーゲームを、日本で実践するのが、「シェアリングネイチャー協会」。
そこで、ネイチャーゲームリーダーの資格を取った人たちが、日本各地で活躍している。
今回は、東京都稲城市の環境課様の主催で
「ねいちゃーさーくるいなぎ」の皆さんとコラボレーションをさせていただきました!
※ 森のシンガーソングライターの帽子は、おとぎの国の帽子「ねっこぽっこ」さん特製!あなたも手に入れてみては?
まずは準備体操がわりに「ホップくん体操」という歌から!
これは森のシンガーソングライターのプログラム。
そしてこちらが最初のネイチャーゲーム!「コウモリとガ」
このプログラムはネイチャーゲームの中でも、参加者が打ち解ける為のアイスブレイクとして使われます。
目の見えないコウモリの真似をして、目隠しをした人が
目の見えるガの役の人を追いかけて捕まえるゲーム。
コウモリが超音波を発して獲物を探すことを真似して「バット!バット!」と声を発します。
ガの役の人は「バット!」と言われたら「モス!」と声を返すことで、自分の位置を知らせながら、逃げ回る。
これ、かなり面白いゲームで、コウモリや蛾の気持ちになって遊べるばかりか
夕方になってコウモリが出て来た時に「あのコウモリはきっと今超音波を発し虫を探しているのかな」と想像しながら観察することができる。
ゆきんこさん、素晴らしい誘導で盛り上げてくれてありがとう!
そんなアイスブレイクの次は…あれ、変な体制の人がいる!
これ、実は見える景色の中のどの木の真似をしているか、当ててもらうゲーム。
景色を観ながら、ちょっとほっとできる、ブレイクタイム。
ごっしーさん、面白かったです!
そしていよいよ、森の中へ。
今度は「木に触れながら歌を聴くプログラム」。
歌を聴きながら、自分の中の時間をゆっくりにしてあげて
目を開けた時には木と同じ時間の流れ方を感じている感覚。
「相手(木)のことを知るなら、相手と同じ時間になって初めて分かる」
これは人間同士の会話でも同じですよね。
ゆっくり過ごしている人と会話する時
急いでいる人と会話する時
それぞれの時間に、自分の時間を合わせてあげて初めて、その人と会話ができる。
自然の生き物達と時間を合わせて初めてできるのが、自然観察なんです。
さて、今度はまたネイチャーゲーム。
今度は、森の中にあるたくさんの生き物の形を見つけてみるプログラム「フィールドパターン」です。
表にあるたくさんの形に当てはまるものを、森の中から探し出す。
三角の形をした葉っぱとか
うずまきの形をした木のツルとか
網目の模様をしたクモの巣とか
子ども達からたくさんの興味を引き出す達人!ひとみんさん、お疲れ様でした!
最後は、また森のシンガーソングライターの歌を聴いていただきました。
森の思い思いの所に寝転がって楽しむコンサート。
この谷戸、僕が城山公園で一番好きな場所。
こんな場所に座って、音楽があったら素敵だなと前々から思っていた。
背中を付けることは、森と仲良くなること。
自分が人ではなく、もし森の生き物だったらどんな気持ちがするんだろう?
そんなことを感じてみるコンサートでした。
ネイチャーゲームって、こういう風にただゲームをするだけじゃなくて、行う順番にも意味がある。
参加者どうしが打ち解ける為のプログラム
↓
自然の中で感性を高めるプログラム
↓
そして高めた感性を使って発見するプログラム
↓
最後は、それぞれが森の中で自由にくつろぎ、ふりかえる時間
公式のネイチャーゲームだと、もっと順番のセオリーがあるようですが
今回は、僕のコンサートを組み込んでいただいたのでこういう順番になりましたね。
最後は、子ども達の感想を歌にしてみましたよ。
しろやまこうえんのうた
ほしがみえた はっぱみえた
木はどんどん のびていく
水たまり ドングリぼうし
木とともだちになれた気がする
あれかな あれかな あの木かな
ぼんやりすごした チョウチョはきらい
ニコニコしてた わらってた
木のはしっこまでみえた
めっちゃいい言葉、たくさん出て来たじゃないですか!
親御さんからはこんな感想をいただきました。
「小学校高学年の娘が、今日はあまり行きたくなかったみたいで、後ろで見ているつもりだったようですが」
「プログラムの途中からは面白くなったみたいで、どんどん参加するようになりびっくり」
「親の私も大変癒されて、参加して良かった」
こういう感想って、もらって一番うれしい。
そして、その他の感想や、スタッフの皆さんの声も合わせてご紹介しますね。
「手のひらで木に触れて、その木の気持ちを感じながら静かに目を閉じ、証さんの歌声を心で聴いていると自然と涙が流れてきました」
「星が見えたとつぶやいた女の子がいました。この場で一緒に過ごした全員が忘れられない時間になったと思います」
「(寝転んで歌を聴いた聴いた時に涙が流れてきて)私はその涙。氷が溶けるような涙だと思いました」
「悲しいのではなく、もちろん哀しいのでもなく、うれし涙でもなく、氷がとけた感じ。不思議な感覚でした」
皆さんの素敵なご感想、とても嬉しく思います。
僕は何より、こういう体験を「身近な公園」で行えたのが一番の収獲だと思いました。
深山渓谷でも、観光名所でもない、歩いて数分でも行ける都市の公園。
そこでこそ、僕らが日常で心豊かに暮らせる景色があるし、その為にこんな風に自然林を残してくれている。
稲城市さん、こんな風に自然を残してくれてありがとう。
ご参加いただいた皆さん、稲城市環境課の皆さん、ねいちゃーさーくるいなぎの皆さん、どうもありがとうございました!
これからも、自然がたくさんある稲城市の生態系サービス、伝えていきましょう!
※この記事の素敵な写真を撮ってくださったのは、ネイチャーゲームリーダーでもあり、自然観察指導員の竹内秀夫さん。ありがとうございました!
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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で歌を聴くと、分かることがある。
「歌う自然ガイド」として、日本全国の森でコンサートを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、寝転びながら森を学ぶ「ごろんコンサート」は、これまで全国で100回以上の開催、1300名以上の方にご参加いただきました。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など
自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる知識などを広めています。
本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)