不登校を選んだ子ども達の勢いがすごい!五風十雨農場でごろんコンサート。山梨県白州。
五風十雨農場に来る子ども達の幾人かは「小学校に行かないことを決めた」子ども達。
どんな風に勉強しているのかな?と思ってお話を聴いてきました!
学校の集団生活に馴染めない。
与えられた科目をこなすことに違和感を覚えている。
こんな子ども達が、現代ではどんどん増えているように思います。
そんな僕自身も不登校だった訳ですが、さてこの五風十雨農場に来る子ども達はかなり面白い生き方をしているので、ご紹介したいと思います。
子ども達、カフェを始める。
学校に行かないことを決めた子ども達が行っているのは、
なんとカフェの経営!
近所のお宅をお借りして、自分たちで作る、メニューも自分たちで考える、接客から調理までこなす。
やりたいという衝動があって初めて学びとなる。
カフェをやりたいから、その為に必要なことを勉強する。
料理の仕方から、店内のレイアウト、経営の為の経理など、いろんなことを勉強する。
お母さん曰く「すごく生き生きと勉強している」んだそうですよ。
1日の集客70人!
を達成した日には、子ども達は大喜び。
もう普通に売上も上げている訳です。
写真は、僕が滞在していた時にその子ども達が朝食を作ってくれたところ。
くるま麩を使った料理や茄子の味噌汁、自家製ゼリーや、火を興して竈で炊いたご飯も!
美味しかったんですよ。
子ども達が他にやっていることは、子ども田んぼ、それから畑。
昨日までははるばる熊本からやってきた、子ども達と一緒に3日間でミュージカルを作り上げる家族劇団「天然木」さんと
本当に3日間でミュージカルを作り上げて大ホールで公演までこなしてきました。
カフェの為の勉強、稲作や農業の作業、いろんなことで子ども達は大忙しです。
でも楽しそうなのです。
そう、僕もそうなのですが、自分の好きなことを仕事にしている人は、仕事を仕事と思っていないので休みなしでもずっと働き続ける。
毎日が休みで毎日が仕事のようなものです。
そして達成感の連続でどんどん動き続ける、学び続ける。
僕がそんな生活をしているのですが、小学生のうちからそんな生活(学び方)をしているとは、なんて羨ましい。
ちなみに小学校側には、一応籍だけ置いてもらい、勉強についてはお母さん達の集まり繋がりの中で何とかするという形で、小学校側に認めてもらっているのだからすごい。エジソンみたいですね。
そんな子ども達と一緒に
今日はごろんコンサートを「夜まつり火まつり星まつり~結び笑い合い」の中で行わせていただきました!
お祭りの始まり!
会場で燃えているのは、アカマツを使ったスウェーデントーチみたいなもの。
最初に火が着けは、アカマツ自身の油分で燃え続ける。
お祭りらしく、太鼓で盛り上がる!!
まずはスイカ割りとか!
お餅つきとか!
みんなで持ち寄ったご飯を食べたり。
そしてごろんコンサートの始まり!
まずは周辺の木々や草花の解説から。
こんな草原に寝転がって歌を聴きました。
(もちろん事前に蚊払い済み)
「草の間に寝転がるのは初めて」
「子どもの頃以来だ」
という大人達。
さっそくここで、子ども達に「天然木」さんで歌ったミュージカルの歌を披露していただきました。
すごく堂々と歌ってくれました。
草原に寝転がって、子ども達の歌を聴く贅沢さ。
大好評!!
小さい子も太鼓で参加!!親子で森に音を響かせてくださいました。
このイベントでは、誰でも気軽にできるアフリカのダンスを教えてくれたマイコさんです。
ダンス、すっごい面白かった。
さて、今度は密に茂った木立の中で寝転んで歌を聴きます。
同じ自然の中でも、寝転ぶ場所が違うとずいぶん違う風景が見える。
皆さんには、寝転んで感じたことや「自分と森との関わり」について話していただきましたよ。
マニ車に「ありがとう」の言葉を入れる子ども達。
マニ車って何?という方はぜひコチラをお読みください!
「本当に必要なものは何か?「ダーチャプロジェクト」8/9(火)森の旅65日目、山梨県北杜市白州町。」
一年に一度のお焚き上げ。
皆さんが入れてくれた「ありがとう」の紙を燃やして天に上げます。
いよいよ日が暮れてからは、笑いヨガの講師、黒ちゃんのワークショップも!
実は今回のごろんコンサートは、昼と夜に二回行う贅沢バージョン。
草原の中と、森の中で
それを日の当たる時間と、真っ暗闇の夜に。
4パターンのごろんコンサートを楽しんでいただきました。
この後は(真っ暗なので)画像はありませんが、灯りを付けないでみんなで真っ暗闇の草原や森を進み、寝転んで歌を聴きましたよ。
普通だったら、真っ暗闇の森はどんなに元気な子どもでも、怖がって先頭を歩きたがらないものですが
ここの子ども達は我先にと暗闇に突入!
夜に目が慣れた子ども達は、帰りも懐中電灯なんか使わずに森を出て行きました。
今回のごろんコンサートは、お祭りの賑やかさ、そして森のいろんな場面をみんなで楽しめたものでしたが
何より、学校に行かない子ども達のいろんな物事の楽しみ方、好奇心、強さをすごく感じた一日でした。
もちろん、学校に行かない方が良いなんてことはない。
学校に行った方が面白いこと、価値があることもたくさんある。
何より、学校に行かないことによる人生の苦労もたくさん。
でも、この時代の子ども達は「自分で選んでいる」
学校に行っても行かなくても、そしてこれからどんな学校に行くにしても、行かないにしても「自分で選んでいる」
これが子ども達の「強さ」になっているのかもしれません。
そして「自分で選んでいる」ことは、大人も同じだと思っています。
それが様々な不安やリスクが次々にやってくるこの人生を、一番の楽しむ生き方ではないかと改めて思いました。
五風十雨農場の皆さん、参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました!
さて、次回のオススメイベントはこちら。
あなたと森の付き合い方を教える自然体験ライブ!
あなたはどっちのリトリートをする?
ライト派→【東京】★8/26(土)?27(日) 大自然の中で何もかも忘れて寝転ぶ!お手軽リトリート@あきる野市(お申し込みは8/11まで)
ディープ派→【長野】9/30(土)~10/1(日)標高1000mのエコビレッジ~瞑想と歌のキャンプ@今心imacoco
7~8月は静岡県、山梨県で「団体様向けゴロンコンサート」や「個人向けプログラム」を受け付けております。
内容、料金は臨機応変に対応いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
「【ご依頼】企業様、団体様向けプランはコチラ!…」
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)