【演奏動画あり】森が味方をしてくれる日。レポート「落ち葉掃きと焚き火ライブ」
はちエネさんの森づくり!!
東京都八王子市で活動する一般社団法人八王子協同エネルギー(略してはちエネ!)さんは
「地域で使うエネルギーは、自分たちでつくる」
をコンセプトに市民発電プロジェクトを様々な場所で行っておりますが
なんと森づくりも行っているのです。
ユギムラの森と呼ばれる場所で、里山管理にチャレンジしています。
僕たちが使うエネルギーは、何も電気だけではない。
里山からは、僕たちが使うべき様々な資源があります。
一般的には
薪
炭
落ち葉堆肥
シイタケなどのキノコ栽培
木質ペレットなどバイオマス
木工品の材料
建材
などなど。
僕たちが意識しなくてはならないのは、電気やお金と行った一番依存しやすいものに注力するのではなく、身の回りにある自然の様々な側面の資源を、どんな風に循環させていくかということです。
今回は、里山作業の一つ「落ち葉掃き」と、ごろんコンサートをコラボレーションさせていただきました!
なぜ里山の落ち葉を掃くの?
里山維持の一つの目的として、生物多様性の維持というものがあります。
里山では、クヌギ、コナラなどの落葉樹が多く、森の地面に光が当たりやすい環境なので、下草や低木も発達し、動物などが活用しやすい環境となります。その中では人間に有用な植物も増えてきます。
でも落ち葉があると、下草が芽を出しにくくなる為、その変化を促進する為に落ち葉を掃いてしまうのです。
掃いた落ち葉は、集めて腐らせることで、畑の栄養として必要な窒素、リン、カリウムなどを豊富に含む肥料が出来上がるのです。
さて、今回は大人も子どもも楽しめる「落ち葉掃き&焚き火ライブ」です。
ごろんコンサートの目的は「森に馴染むこと」「森の気持ちになってみること」です。
今回は作業前に、みんなで寝ころんで、これから作業される森の側の気持ちになってみました。
寝ころぶと、不思議なことに、音の聞こえ方が少し変わってきます。
この時は、自然の音以外にも、遠くで重機の音やチェーンソーの音などが聞こえていました。
人間の立てる音を、森はどう聴いているか、という問いにもなるのです。
もう眠っている人もいるのではないでしょうか。
さあ、気持ちを切り替えたら、大人は落ち葉掃き作業開始です!
さて、子どもは僕と一緒に、森の楽器作り。
森の材料を集めてきて、マラカスを作ります。
子どもたちが集めてきてくれた素材は
コナラの落ち葉
乾いた小枝
ドングリ
ヒノキの実
などなど。
その楽器を鳴らしながら、森を行進!!
クヌギの木に楽器でご挨拶。
エゴノキに楽器でご挨拶。
シイタケの原木にご挨拶。
たまたま来ていたワンちゃんにご挨拶。
そして、里山作業をしている大人たちを、楽器で応援!
作業も終わって、みんなで焚き火ご飯!!
トン汁、野草茶、おにぎりと美味しいものがいっぱい!
ここでも演奏を聴いていただきながら、お食事や交流をします。
この日は、冬の晴れ間のとてもあたたかい一日。
寒いかな、と思って準備してきたけど、もういつまでも寝ころんでいたいくらい、ポカポカの一日。
僕の森のプログラムは「森が味方してくれるかどうか」にかかっています。
このように天候、時間、森の場所、季節、いろんな要素を組み合わせて、森が僕たちにその機会を与えてくれるように考えて企画します。
今日のように、森が味方してくれた日。
歌も作業も森も、みんな巻き込んで良い時間を作ることができました。
ご参加いただいた皆さん、準備をしてくださったはちエネの皆さん、どうもありがとうございました!
「一般社団法人八王子協同エネルギー」のHPはこちらです。
http://8ene.org/
さて、次回のオススメイベントはこちら。
あなたと森の付き合い方を教える自然体験ライブ!
【東京】2/19(日)森の歌会 始まりの森で、生命をいただく山菜の歌@東京都府中市
1000円から支援できます!!森の旅をあなたの力で!
クラウドファンディング開始!「ごろんコンサートを全国の森で開催したい!」
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)