サシバを知っていますか?里山の生き物達にありがとう。ごろんコンサート@サシバの里自然学校

サシバを知っていますか?
サシバはタカの仲間です。
サシバは、人里に近い「里山の環境があって初めて生活ができる猛禽類」です。
人が自然と共生していた頃の風景、田んぼや畑、クヌギやコナラなど落葉樹の林床に日の当たる森…
こういう環境が整ってヘビ、トカゲ、カエル、ネズミを捕食できる環境になるんです。
いわゆる生態系ピラミッドの頂点でもあり、「キーストーンスピーシーズ」でもあるでしょう。
つまり「絶滅してしまうと他の生態系のバランスを著しく脅かす」種なのです!
人が自然から離れて暮らし始めた結果、里山環境の激減により、サシバは絶滅の危機に瀕しています。
人が自然と共生していた里山は、実は多くの生き物の助けになっていたのです。
そんなサシバは「渡りをする鳥」としても知られているんですよ。
時期によって、日本~沖縄~マレーシアとすごく長い距離を旅します。
こちらのサイトでは、世界を股にかけるタカとして紹介されています!ぜひお読みください。
「絶滅危惧種・サシバはどんな鳥?」
もしもせっかくサシバが長い長い旅をしてきたのに、営巣するはずだった森が変わってしまっていたら、どんな気持ちになるでしょう…。
現在、日本、沖縄、マレーシアなどの地域が協同して、サシバが毎年ちゃんと渡りを行い営巣できるような、森を守るような活動も少しずつ始まっているようです。
そんなサシバの営巣地でもある栃木県芳賀郡市貝町で、サシバを守る活動を続ける
「サシバの里自然学校」さんで、ごろんコンサートをさせていただきました!
里山の風景はいいなあ。
営巣するサシバを守るべく、とても美しい山里の風景が広がるフィールド。
今回は僕がコンサートをさせていただいたのは、栃木の親子が自然と農を体験する
「サシバの田んぼで農的暮らし講座」の中のイベントでした。
(以下サイトより抜粋です)
サシバの里自然学校の広い里山の奥にたたずむ、サシバの田んぼ。
無農薬・無化学肥料にこだわるこの田んぼには、カエルやトカゲなどサシバの好物がたくさん。
この田んぼは、サシバにも、すむ生き物たちにもやさしい。
そして、そこでとれる無農薬のお米は私たち、人にもやさしい。
そんな、人と自然が共生する、農的暮らしを体験する年間講座です。
多くの都市で、自然離れする人が増える中で
親子で農的暮らしを体験できるのは本当に貴重なこと!
親子の皆さんはここで、田植えから始まり、田んぼで草取り、小麦の脱穀・粉ひき、生きもの探し、流しそうめん、野菜収穫・鮎の塩焼き、稲刈り、天日干し、新米試食などを一年通して体験して行きます。
今回はこの講座の最後の収穫祭!「サシバの田んぼで秋の恵み収穫コンサート」です。
こんな風景の森に座って、親子でコンサートを聴くのはなんて素敵…。
まずは親子で、ペットボトルマラカスを作ります!
ここは里山。ドングリのなる木はたくさんあるんです。
親子でドングリや小枝や石を拾って楽器を仕上げていきます。
親子で自然物を拾ったり、楽器に仕上げる中で「これなんだろうね」「これ綺麗だね」なんて会話になったりするんです。
楽器を鳴らしながら、里山を行進して行くプログラム。
「収穫祭」って、一年間の恵みに感謝する日なんですよね。
だから今回みんなで行ったのは、田んぼや、里山の木や草に「音楽を聴かせてお礼を言うプログラム」です。
そしてもちろん、ごろんコンサートは森に寝転がって歌を聴くコンサート。
里山の隣には、ヒノキの人工林があって、寝転がると全然違う風景になる。
寝転がって、草木の気持ちになってみて、音楽を聴く時間。
この時、子ども達も「木に聴かせる歌」を一緒に歌ってくれたんですよ。
そしてこの日はなんと、みんなで作ったお米で、餅つきをしたよ!
つきたてのお餅、めっちゃ美味しかった!
一年間、里山で成長を見守ってきた親子からしたら、ひとしおですよね。
なんて幸せな時間…僕も毎年受けたくなるような講座でした。
ぜひ親子で申し込んでみてはいかがでしょうか?
「サシバの田んぼで農的暮らし講座」
ご参加いただいた皆さん、サシバの里自然学校の皆さん、どうもありがとうございました!
オマケ。
この美しいサシバの里で作られた無農薬無化学肥料のウドンを購入しました。
今回のイベントでも振舞っていただいたんですが
何もつけなくても、麺だけで美味しいんです!!
しかも無農薬で、サシバや森の生き物にやさしいウドン。
こちらは今回のクラウドファンディングにご支援いただいた皆様へのお土産とさせていただきました。
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