【イベントレポ】祈りの後で自然を見ると、世界は最高に美しい。
長野県松本市は、天国のような土地だなと
僕はツアーの度に思っています。
標高700m近いこの土地は、大気の清浄な部分だけが集まったかのように、土地全体が白く輝いていて、僕はいつもうっとりとします。
僕の「森に寝転ぶコンサート」は、ほとんど毎回「自然×祈り」のような時間で、今回のようなイベントには、特に必要な人が導かれて来る。
平日の昼間、テーマは「祈り」。
そこに集まってくれた人たち。
まずは、現地のドイツトウヒの枝を拾って、煮出してお茶にする。
その土地の植物を体に入れて、体を馴染ませる。
それから、自分の好きな木を一本選んで、その根元に寝転ぶ。
それだけで、その木はその人の特別なものとなり、木もまた、その人にしか分からないメッセージをくれる。
歌の間、たくさんの風が吹き、木々が葉を落とし、音楽と共に揺れていた。
やっぱり音楽は、木と会話ができるのかもしれないと思う。
今回のテーマは「祈り」。
特に、憎しみを持つ人に向けて祈ってみる。
どうしても分かり合えない人
憎しみをぶつけて来る人
そんな人が、幸せな気持ちでいるよう、相手の嬉しそうな顔を思い浮かべて、思いを送る。
声に出して、幸せでいますように、と念を送る。
それだけで、なぜか自分自身がとても救われていることに気付く。
相手がどうか、よりも、自分の中が整って爽やかに変わるのが分かる。
人間は僕は、やっぱり善の生き物なんだと分かる。
祈りは、現代では宗教者じゃなくても行われる。
やり方は様々で、どんな方法でもいい。
ただ、きちんと天と繋がり、思いを送るだけでいい。
参加した方も、なぜか涙が溢れてきて、なぜだろうか、音楽と自然と祈りがあると、涙が溢れるんです。
祈りを最初に行った人はすごい。
そして、祈りをこの現代まで引き継いでくださった、様々な宗教者の皆さんに、感謝したい。
場を作ってくださった小出さん、どうもありがとう。
またやりましょう。