七世代先まで七草を伝えたい!レポート「七草交流会&寝ころんで聴くごろんコンサート@稲城市」
東京も雪が溶けて、ようやく野草の収獲しやすい時期になりましたよ!
日中の暖かい内に収獲して、夜ご飯までに少し水にさらしておくとアクが少し抜けて良い感じですよ。
今回は、1/21(日)に東京都稲城市で行われた 「食べられる野草を知る 七草交流会&寝ころんで聴くごろんコンサート」の様子をレポートしますね。
稲城市坂浜にある「あぶの園」さんでは、毎年このイベントに呼んでいただいております。
今回の参加者も、去年からご参加いただいている方も多く
毎年この畑に集まってくださる皆さんも!
畑にヒトとコトが定着しつつあります。
僕はイベントを行う意味は「定着する」ことにあると思っています。
人々が定期的に集まり、交流し、その季節の自然と対話する。
こういうイベントは、古来より日本では季節による節目に神事祭事として行われてきたと思います。
そして、現代では現代にスタイルにあったこうした定着イベントが必要なのではないかと思っています。
自然+食+ポップミュージック。
こういう場が生まれて定着するのはミュージシャンとして嬉しいことだなと思います。
今年も集まってくださり、ありがとうございます!
今年も、あぶの園に生える美味しい野草をご紹介させていただきました。
小学校低学年くらいの子が、ハルジオンのロゼットを見分けられるようになりました!すごい!
事前に集めた野草で作った七草粥です。
なんとちゃんと七草が揃っています!!
(現代では昔と違って環境が変わり、すべてを野生から集めるのは難しくなりました)
ハコベ
ハハコグサ
オニタビラコ(コオニノタビラコの代わり)
セリ(これだけ買ってきました)
ダイコン
カブ
ナズナ
そして森のシンガーソングライターからは、野草の天ぷらを振る舞いました!
スタッフのケニーさんが美味しい天ぷら作りの手腕を発揮してくれました!
今回は、セイタカアワダチソウとハルジオンのロゼットを天ぷらにしました。
さて、なぜ春に七草を食べるのか…?については
この記事にまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
「春に七草を食べるのはなぜ?レポート 始まりの森で生命をいただく七草の歌@アニマnet森カフェ」
そしてもちろん、寝転んで野草の気持ちになってみる「ごろんコンサート」も行いました!
寝転んだ皆さん、いかがだったでしょうか。
稲城でこうした場を作り続けてきたのは、7-mira代表の滝澤あき子さん。
せっかくなので、滝澤さんがどんなコンセプトで活動しているのか、7-miraのHPより少し抜粋させていただきますね。
7-miraとは?
7世代先の未来を想って今を生きる
地域にある「農」を通して未来のまちづくり。
自分たちのことは自分たちで。小さいことでも一人一人が考える、参加する地域をつくりたい。
つなぐ、結ぶ、思いやる関係をつくる。
作る人と使う人が、お互いに人となりが分かる関係へ
どう野菜が育つのか、育った野菜がどう使われるのか、
作る側、使う側がお互いのことを知ることができれば、気持ちよく過ごせる、
地域にできる野菜を無駄なく食べることが出来ると考えています。
循環させる。
稲城の畑で採れたお野菜・果物を詰合せたセットを毎週お渡ししています。
「地域に畑がある環境を保つ」ためには、地域の自然に寄り添って食べてくれる人が多い方が良いと考えています。
自然に負担の少ない方法で栽培された野菜を無駄なく分け合うために、一般的に市販されているものとは違う形状や収穫時期のものも扱っていること、丁寧な下処理が必要なものも多くあることをご理解いただいたうえで、お渡しできればと思っています。
一人暮らしの方からレストランの食材まで、セットの量は500円からお選びいただけます。内容はその日の畑の状況によって変わります。(天候によって収穫に行けない畑や、前日までの収穫スケジュールで当日の収量に差があったり、畑の状況は毎日違います)
ご興味がある方は、まずメールでお問い合わせ下さい。
受取方法、量の目安、セット内容の情報など詳しくご説明いたします。
畑を知る・感じる。
畑は一つ一つ違います。本で読んだこと、誰かが話したことと、目の前にある畑の状況や、農家さんの感じていることは違うのが普通です。 全部の畑を見て回るのは不可能かもしれません。でも、一つでも一度でも畑に足を運んでみると・・・きっと 美味しくて楽しい、何かを感じると思います。
いかがだったでしょうか。
滝澤さんはこういうコンセプトの元で
今回の七草イベントのような農家さんと地域の人を繋ぐ企画!
地域の作物を地域の飲食店で使ってもらう!
など様々な活動をしています。
詳しくはぜひ7-miraサイトをご覧ください。
「7-mira」
http://7-mira.com/
僕も学ばせていただくことの多い、稲城市坂浜でのイベント、皆さんも来年はぜひご参加ください。
そして僕、森のシンガーソングライターは「地球と暮らす意味」「春に七草を食べる意味」を、7世代先まで残す為の場づくりをこれからも続けて行きたいと思います!
ご参加いただいた皆さん、あぶの園の皆さん、滝澤さん、どうもありがとうございました!
次回のコンサートはコチラ!
あなたが森と繋がる自然体験コンサート!
★2/12(月祝)第3回のみすけプロデュースあゆちゃんちライブ
【対象】一般【時間】14:00~16:30【内容】森の旅の話、コンサートなど。
★2/24(土)~25(日)雪上&雪中ハイク!農家民宿とジョイント雪国『ごろん』 コンサート @十日町市
【対象】一般【内容】かんじきハイク、雪洞作り体験、コンサート、農家民宿で交流など
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で歌を聴くと、分かることがある。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など
自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。
本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)