キャンピングカー生活の光と影?京都府舞鶴市~綾部市。森の旅358日目。

海を眺める。

キャンピングカー生活は、自由にどこでも行けて楽しそう!

と僕も思っていました。
確かに自由にどこでも行けるけど…

その分いろんな不便さには追われているなあと実感します。

イベントのない日の、森のシンガーソングライターのキャンピングカーの暮らしを書いてみましょう。

朝起きたら、まずは「朝食が作れる、顔を洗える、洗濯できる」場所を探します。

カセットコンロは車内にあるので、つまり食器などが洗える外水道があればいいのです。

大概はその地域の運動公園ということになります。

それが中々近くになかったり、かなり車を走らせたり、運動公園があっても外水道が使用できなくなっているところも多いです。

最近増えたなあ、こういう公園…。

この日もまずは水道を探して、海沿いを走る。

地図だとこの辺に公園があるはずなんだけど…という場所に行ってみたら、行き止まりで海だった。
行き止まりで海。

瓦礫と貝殻の混じった不思議な残骸が…
不思議な残骸。

港のおっちゃんたちに聞いてみたら、公園はもっと山の上の方だよと。

道を登っていくと、途中に地域の小学生が作った標語の看板が!

「気を付けて。ウナギみたいな道だから」

そうですか…。

ココニクル号で急な坂を登って、ようやく到着。
確かにウナギみたいな道だったよ。
公園到着。
ここには外水道がありました!やったー!

でも、一回一回このすごい階段を登らないと水道まで行けない…。
急な階段。

階段を何往復かして、ようやく朝食のパスタを作った洗い物や、洗面が終わる。
(洗剤は自然に流れても大丈夫なものを使っています)

ついでに洗濯もする。
洗濯。

夏は洗濯物がTシャツとか、薄手のものばかりだから、すごく楽!!
一日一日小まめに洗えば、コインランドリーは使わずに済みます。

しかし、絞りすぎて手首が腱鞘炎になってきた…。

この間、公園を利用する散歩のおじさん、街路樹剪定の業者さんが入れ替わりやってきて、僕のことを怪しみながら通り過ぎて行きます。

孫の自転車の練習に付き合ってきたおじいちゃんは、サッと孫を別の場所に移動させます。

そんな目を気にしながら、朝食と洗い物と洗濯を済ませた時点で、もうお昼過ぎになってしまいます。

こんなだから、今日はとても(もっと怪しい)発声訓練なんてできないか…。

さて、お昼からはコンセントカフェを探して、事務仕事を片付けます。

やっぱり移動距離が長くなって、到着する頃には午後。

イベントの処理やメールの返信や、今後の旅の企画やらをコーヒーを飲みながら(優雅に)片付けます。

しかし午後のちょうど良い時間、家族連れがたくさんやってきて、たくさんのちびっ子もやってきます。

この時間帯で合計3人のちびっ子が「この人何をしてるんだろう」と僕のPCを覗きに来ましたね…。

資料作成やら何やらしているとすぐに夕方になるので

今度は銭湯を探します。

今回は、こないだ利用してリーズナブルだった「栄温泉うし乃湯」へ。
こうして旅を何年も続けると、どこにリーズナブルに利用できる施設があるか、全国で分かるようになるのかも。

とある道をココニクル号で走っていたら、道がどんどん狭くなっていく上に、先にある高さ制限が2m(ココニクル号は3m)。

慌ててUターンしようにも、身動きが取れないでいると、近所のおばさんが出てきて「ここの先に行くとUターンしやすい所あるよ」とニコニコ教えてくれた。

ありがたかった!感謝です。

そして、ようやく1日の終わり。
京丹波にある道の駅に到着して、少し運動をして眠ります。

さて、こんな風に1日の中で仕事にかける時間よりは、生活にかける時間が長くなり、特に何をするにも場所を探す移動時間が長くなります。

そして、いろんな人の目が気になることも確かなので、より行動は制限されますね。
なるべくこっそり動きます…。

決して正当な生き方ではないので、助けてくれる人も多いけど、怪しむ人も多いです。

僕は「生き方の多様性」の一つとして、この生き方を選んでいるけど、実際にやってみると(当たり前だけど)、この日本は定住しない人向けには作られていないことがひしひしと分かる(特に公園の外水道とか)

ちゃんと家を持って、まっとうな勤めをして、みんなと同じ生活をしなさい、と言われているようだ。

一つの便利な生活システムの普及は、それ以外の生活スタイルを排除する。

生き方の多様性、考え方の多様性、生物の多様性、いろんな多様性が求められているこの社会。

なぜそれがうまく行かないのか、この生活をしていると分かるような気がします。

もう一度書くと

一つの便利なシステムの普及は、それ以外のスタイルを排除する。

ということなのです。

今度この辺の話、ぜひ皆さんとしてみたいと思います。

ココニクル号、現在。
地図。

さて、明日はいよいよこちらのイベント!
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「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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