風景と感性が交わる街。レポート~耳をすませばの街を歩こう。「森の歌会 vol.22 空を飛ぶ街」
![黄昏の街 創作の時間](https://akashi.uzura.info/wp-content/uploads/2016/05/FullSizeRender2-1024x768.jpg)
風景と感性が交わる場所。
聖蹟桜ヶ丘は不思議な街。
あのジブリ映画「耳をすませば」の舞台になっただけではない。
舞台になったには理由がある。
僕はずっとこの街を歩いたり走ったりしながら、それに気付いたのです。
この街は、ずっと昔は山だった。
険しい丘陵地帯を、人間がけずって、木をなぎ倒し、街にした。
だから、今は木の代わりに、家が生えている。
丘陵地帯の地形はそのまま、木の代わりに家が生えている。
僕たちは街を歩く。
その昔、当時のままの地形を歩く。
木ではなく家を眺めながら。
すると、何だか、ふわふわしてくる。
平衡感覚がおかしくなってくる。
家の塀や、空の雲など、ずっと同じ景色を歩いているのに、僕たちが歩く道には勾配があるからだ。
自分でも気付かない内に、上がったり下がったりしている。
そしてある時、街の端に出ると、崖っぷちに素晴らしい風景が見える。
高いところから、はるか先まで世界が繋がっている。
ああ、この街は宙に浮いているみたいだ。
ふとすると、急に異世界に迷い込んだかのように、森の中にいる。
街の中では森の気配もないようなところで、角を曲がると、急に深い森が広がっている。
丘陵開発の中で、人間が手を出せなかった場所がある。
土砂崩れなどの危険があり、開発できない場所(土砂災害防備保安林など)
こういう森がまるで、この丘の主のように、急に現れて横たわっている。
こんな街に僕らは住んでいる。
開発された森が、この街をファンタジーに変えた。
この街を歩くと、いろんなことを感じる。
言葉にできない感覚で。
そして素晴らしい景色に感動する。
感覚と風景が交差する場所。
この場所で今回は「森の歌会」を行いました。
耳をすませばの街を歩こう。「森の歌会 vol.22 空を飛ぶ街」
雫がネコを追って行った霞ヶ関橋のたもとで歌を聴く。
杉村くんが振られた神社。
金毘羅神社なのに、アニメのせいで恋愛の属性を獲得してしまった稀な神社の例。
みんなこれがやりたいらしい。
急に表れる竹林を抜けると
「となりのトロロ」にも使われたあるシーンの神社がある。
ついに地球屋のロータリーに到着!
こちらでは、以前は滞在できる店舗がなく、耳すまファンの方は通り過ぎるだけだったのですが
なんと、地球屋があったであろう場所に、開店しています。昼間空いているカフェ「アトリエタッセル」
そして、夜はあの雫が食べたという設定の鍋焼きうどん(期間限定メニュー)もある、オシャレな居酒屋「和桜」が隣にある。
お店のご夫婦が熱烈な耳すまファン!何年も準備してついに開店しました。
なんと日本酒の瓶の前にバロンがあるという…!
そして森の中で演奏。
今回は、大澤典子さんも出演してくださいました。
なんと聖蹟桜ヶ丘の有名人「ハグジードーナツ」のノリダーが、丘の上まで自転車でドーナツを売りに来てくれました!
恒例の「森の中に寝転んで歌を聴く」
子ども達が不思議そうに見ていました。
終わったらみんなで自転車を押して帰ります。ハグジーさん、本当にありがとうございました!
「一番好きな風景に、詩を書いてください」
思い思いの詩に、最後に森のシンガーソングライター証が即興で歌を歌わせていただきました。
動画はこちら。
即興歌前半 https://www.facebook.com/noriko.saira.osawa/videos/795670923899656/
即興歌後半 https://www.facebook.com/noriko.saira.osawa/videos/795672910566124/
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
こちらはおまけ。打ち上げにハグジードーナツさんのお店に行きました!
※ HUGSY DOUGHNUT
HP: www.hugsycafe.com
「あそぼう」をテーマにしたドーナツ屋。
聖蹟桜ヶ丘の古民家で土日祝日限定でお店を
やっております。
カーゴバイクで移動販売もしております。
ドーナツ食べながら、みんなであそぼう!!
次回のおすすめはこちら!
歌を作るキャンプをしよう★5/28(土)〜29(日)「森フェス前夜祭ミュージックキャンプライブ!」
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を、音楽と共にお届けします。
本名 山田証。東京都多摩市在住。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
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