自然観察会がフェスになる日。レポート★ピクニックカフェ番外編〜湧き水の街で川遊び!
大人が川で遊び、歌を聴き、お酒で交流し、自然観察をしながらまた歌を聴く
自然観察会とは何でしょうか?
子ども向けでしょうか、大人向けでしょうか。
今回のこのイベントは、そういった概念を、改めて考えさせられる、とても貴重なイベントになりました。
「これは、小さなフェスみたい」
本当はこのイベントは「大人向け」。
大人が川で遊び、歌を聴き、お酒で交流し、自然観察をしながらまた歌を聴く。
従来の「自然観察会」とはずいぶん違います。
すごいと思ったのは、何より参加して来た子ども達が、1日通して楽しんでいたことです。
子ども向けの歌をうたうことも、子ども向けの観察会をすることもありませんでした。
それでも子ども達は
大人を楽しんでいるのを見て、一緒に楽しみ、また子ども同士でも楽しみ、学びもたくさんありました。
子ども向け、大人向け。いろいろ分けられてはいるけど、本当はこういうことが本来なのかもしれませんね。
最初は皆さんで川に入ります。
膝くらいまで使って、素晴らしく澄んだ川を歩いていきます。
網を使って、魚を捕まえていきます。
大人も子どもも、夢中で、自分が楽しむ為にやっています。
今朝はお母さんと喧嘩してた女の子が、初めて自分で魚を捕まえた時
お母さんに見せるんだと、魚を抑えて後から来るお母さんを待っていたシーンが印象的でした。
東久留米は奇跡の街。
市内のあちこちから湧水が湧き、東京都とは思えない、とびきり透明な水の中に、タカハヤ、アブラハヤ、はてはジュズカケハゼや、季節によってはアユまで泳ぐ。
水道の10%に湧水がブレンドされているという羨ましさ。
この川には、イベントでなくても多くの子ども達が入りに来る。
みんな網を持って、小学生も中学生も大人も、みんな川に入りに来る。
ちょっと川に入るだけで、不審な目で見られる都心とは大違いなのです。
そうして、捕った魚の解説を聞きます。
今回、この場をセッティングしていただいた、東久留米川クラブの竹内さん。
ご協力いただいた、東久留米川クラブの「荒じい」こと荒井さん。
お客様で来ていただいた、名栗元気プラザの木村くん(元々はこちらが地元なので、川の生物詳しい!)
今回の真骨頂。
川の中に椅子を置いての川中ライブ!
森のシンガーソングライターも、これは初めてです。
「雨粒ノック」(雨の循環の歌)
「フラッグ」
「ココロ」
というオリジナルソングを、川の流れに合わせるように演奏してみました。
「サクラの花びらが次々に流れてきた。ヤナギの綿毛が風に舞ってきた。川の流れに歌が聞こえる。これは最高のライブだった」
と竹内さんに感想をいただきました。
捕った魚と、ザリガニを分けます。どうしてかと言うと
ザリガニの天婦羅!!
これは美味しかった!
みんなでお酒を飲んで、交流してますが、まだまだ観察会は終わってません。
今度は原っぱで、ネイチャーゲーム。
一見緑のこの原っぱに、何種類の花が咲いているか。
なんと18種類!
実はこの原っぱが、よく観察するとお花畑だったのです。
そして、何種類の音が聞こえるか。
みんなで輪になって、耳を澄ます。
湧き水のポイントに行って、水温を確かめてみる。
実は地下水は、15〜16℃にいつでも温度が保たれている。
だから、冬には暖かく、夏には冷たいと感じる。
そして、最後は森に寝転がって歌を聴いていただきました。
「パイオニアソング」
「再生の都市」
「大きな木」
川での歌の聴き方と
森での歌の聴き方はまた違うのです。
大地に背中を付けて歌を聴く時と
木に触れながら歌を聴く時は、また違います。
このように様々なシチュエーションで歌を楽しむ。
天気、地形、光、音、様々な要素が、歌の感じ方に影響を与える。
今回はどうだったでしょうか。
僕の行ってきた森の歌会の中でも、かなり満足度の高いイベントになったようです。
こうしたことがいつもできるとは限りません。
住宅街の中で歌うことも。
川の中で歌うことも。
森で歌うことも。
ご近所の皆さんへの気配り。
今回は特に東久留米川クラブの皆さんの気配りと尽力。
そして、森や自然が、それを受け入れてくださるかどうか。
何のトラブルもなく、怪我もなく、終えることができたのは、様々な人と自然の気遣いのおかげです。
本当にありがとうございました!
でも、やっばりまた企画したいですね(*^^*)。
さて、森の歌会はまだまだ楽しい企画を用意しています。
森の中で歌を聴きましょう。
【森の歌会スケジュールは横のカレンダーかTOPページカレンダーをチェック!】
川で遊びたい!と思った方は、ぜひこちらも!!
【東久留米川クラブ】 http://kawakurabu.cloud-line.com/