ドングリがクマの個体数調整をしている。

いろんな意見があると思うけど…
この方の画像の投稿がよく回ってくるようになったので、勝手ながら投稿を引用させていただきました。
見解をお伝えさせてください…。

この画像の投稿は、海外で農業者が余った収穫物を分け与えることで、飢えたクマを助けている、というような内容なのですが…

★ドングリの木がクマの個体数調整をしている可能性があります。

ドングリに豊凶のサイクルがあるのは、毎年大量に実をつけてしまうと、それを食べる動物(クマなど)が増え続けてしまうので

動物の個体数を一定に保てるように、ドングリの木側が、豊凶を作ることによって、個体数調整をしていると言われています。

今年、ドングリが凶作なのは、自然の側が自然のサイクルによって、クマの個体数を減らしたいと考えているからなんです。

これは、人間がむやみやたらにクマを殺せば良い、ということではなく、あくまでドングリの木とクマとの関係の中で、自然に餓死する個体が出ることが、正しいサイクルであると言うことだと思います。

自然界の生態系ピラミッドの中で、不自然に増えすぎているものに対して、自然はしばしばこのような調整を行います。

今あるドングリの木に対して、クマが多すぎるのかもしれません。

この投稿のように、クマに餌をあげる行為は、一時的に助けたように見えても、ドングリの木がやろうとしていることを、妨げていることになります。

結果、自然界のバランスがもっと悪くなり、後々たくさんの生き物が困ることに繋がりかねないと思います。

今回のように、クマが出没しているのは、山に餌がない環境を人が作り出してしまったからですが、これを解決するのも、自然のサイクルに任せるしかなく、それにはたくさんの年月がかかります。

ドングリの木をたくさん植えれば解決する、というのも、僕は違うと考えていて

人が無理に植えたものでなく、あくまで自然のサイクルで地に落ちたドングリが芽吹き、長い年月の中で大きな木になる、ゆっくりとした展開の中で、たくさんの生き物の力によって、再び必要なドングリの木の数や、クマの数が増えていくのだと思います。

時間をかけて見守ることが大切です。

人にできることは、かわいそうだと思っても、自分の生活を自然のサイクルを乱さないように改めて、クマを見守ることしかないと、僕は考えています。

こちらのFacebookの投稿を受けての記事でした。

(山田証)

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