気候危機に、原生林から学ぶ社会システム。

なぜ今、原生林なのか??
気候変動の災害にもっとも強く、僕たち人間が今後も生き残るヒントになるのが、原生林です。
森のシンガーソングライターはミュージシャンですが、自然ガイドとして、日本やアラスカの森を旅した中で、この思いを強くして行きました。
専門的なことは、もっと詳しく書いている論文があると思いますが、ここでは簡潔に主旨を伝える為に、かなりざっくりと書かせていただきますね。
原生林とは、太古の昔から人の手が入っていない、もしくは人の手が生態系に影響をほぼ与えていない森林や緑地のことです。
原生林のすごいところは、そこに住むたくさんの生き物が何百年、何千年もの時間をかけて、ゆっくりと作り上げてきたことにあります。
何もない場所に、一粒の種が芽吹き…
たくさんの草が、生えては枯れて、生えては枯れて、土の中を細かい根っこで覆っていく。
根っこの隙間にはミミズやモグラが穴を開け、たくさんの水を含む豊かな土壌を作り上げる。
その間に長い時間をかけて育った樹木が、もっと大きな根っこで土壌ごと包み込み、崩れないように守る。
樹木にはたくさんの動物達が集まり、その営みの中で生まれる有機資源、枯葉や糞や死骸などが、地面に新しい土を作り、土壌はもっと深くなり水を蓄える。
蓄えられた水はゆっくりと地下を流れ、ほんの少しずつ、川を流れて海に還っていく。
原生林とは、たくさんの生き物をちゃんと養える、ちょっとやそっとじゃ崩れない頑丈さを持ち、変事には最小限の損害で柔軟な変化ができる、理想的な社会システム。
大切なことは
・ たっぷりと時間をかけて作られたものであること(急ごしらえではなく)
・ たくさんの生き物達のまったく違うやり方が合わさってできたこと(一つの方法だけに任せるのではなく)
・ 変化する気候に、臨機応変に変化しながら、今も成長していること(これで良いという答えを持たない)
↑これら原生林の成り立ちこそ、僕たち人間がこれまでやってこなかったことで、これからやらなければならない社会作りに役に立つものだと思っています。
森のシンガーソングライターは、どうしても今、このことを伝えたい。
どうか応援よろしくお願いいたします↓
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日本のすごい原生林を旅する。
2021年の8月13~15日の三日間、小3の娘を連れて、屋久島の森を旅するプロジェクトを行います。
屋久島の原生林の息吹を受けて得たメッセージを歌にして、制作されるドキュメンタリー映像の中に組み込みます。
8/15までに、僕の新アルバム「気候変動シンガーソングライター」をご予約いただいた方に屋久島ドキュメンタリーをプレゼント!
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【オンライン】8/13(金)〜15(日)親と子が音楽と旅する。原生林の旅@屋久島
※ 募集締切を8/15までに延長させていただきました。なお、屋久島現地からのオンライン配信に参加できるのは、8/12までにお申込の方のみとなります。