栃木市での野草イベントでの、放射線の影響について。

この度、昨年(2023年)秋からの栃木市での食べられる野草講座のイベントについて
放射線での影響について、問い合わせをいただきましたので、ここに記載させていただきます。

1. 栃木県内の山野草のモニタリング結果について。

栃木県が公表している資料にあるように、栃木県内(特に今回該当する栃木市)では、山野草におけるセシウム134、セシウム137の検査数値は国の基準を大きく下回るものです。(例:令和3年度の栃木市のタラノメ 放射線セシウム9.2→国の基準値は100)

【参考】野生きのこ、山菜(野生)、野草類の検査結果

2. 野草食は「少量のみ食べる」ことを推奨していること。

上記の検査結果が出ても、野草や山菜単体に置いて、一部基準値を上回るものが採取される可能性も考えられることから、一部の地域で山菜の出荷制限がかかっておりますが
個人が自分の責任に置いて、庭などで採取したものを口にすることは、特に禁止されていないと担当部署にも確認を取っております。

何より、野草の栄養は、野菜の栄養のように毎日たくさん摂取するものではなく、健康への影響を抑える為、ほんの少量ずつの摂取が望ましく、イベントでも参加者にはそのように指導しております。

3. 自己責任であることを、参加者には確認しております。

野草を食することは自己責任であることを、原則、口頭や文面にて、イベントに参加いただく方や問い合わせいただいた方にはお伝えしております。
それでも食べられる野草の知識を学びたい方の為に、求めに応じてイベントを開催しております。

4. ドングリは大分県産のものを使用しています。

昨年(2023年)10/22に行われた野草講座のテーマは「ドングリでコーヒーを作る」でしたが、こちらは大分県産のマテバシイを使用しております。

(森の歌会 山田証)