【演奏動画あり】那須平成の森ってこんなところ!キャンピングカーで森の旅505日目。
那須平成の森フィールドセンターに行ってきました!
「那須平成の森フィールドセンター」は、日光国立公園内の標高1000mにある自然体験施設です。
ミズナラやブナなどの雄大な森で、ヤマネやツキノワグマなどの生態の調査をしたり
登山客や観光客に、那須の自然を伝える為のガイドウォークや展示も行っています。
森のシンガーソングライターが一時期在籍していた「公益財団法人キープ協会」や、いつも親しくしていただいている「CES(自然教育研究センター)」の皆さんが、管理運営をしています。
今回初めて、那須平成の森フィールドセンターに森のシンガーソングライターがお邪魔しました!
が…
すごい風です!
画像は、フィールドセンターのインタープリター、中島さんに森のガイドをしてもらった時の写真です。
あまりの強風に、他のお客様も思わず立ち止まって空を見上げる。
季節の変わり目で、風が起こりやすい時期、標高1000m近い山の上は、気流がぶつかってものすごい音を立てています。
そんな中でしたが「せっかく来たので学びたい!」と
ツキノワグマをテーマにしたガイドをしていただきました。
那須平成の森フィールドセンター内はこんな感じ。
木材がふんだんに使われて、お洒落で静かで、誰もがほっと一息付ける場所。
最近ツキノワクマが出没した場所を地図で示してもらいました。
糞などツキノワグマの痕跡があった場所です。
けっこう頻繁に、しかもすごく近いところに来ている…。
ガラスにうっすらと実物大のツキノワグマが描かれています。
こんなに大きいんだ!と実感できます。
ツキノワグマの糞はこんな感じ(粘土で作ったレプリカです)。
フィールドを歩いていればお客様でも見つけるかもしれないそうですよ。
中島さんは糞の内容物を調べています。
これはサクラの種。
季節によって違いますが、春はこういうものを食べているんですね。
ツキノワグマの歯形を見てみる。
すりつぶす為の臼歯が発達しているから、やっぱり肉食と言うより雑食なんですね。
肉よりドングリが好き。
そんなツキノワグマの痕跡を見つけに、フィールドに出ます。
超強風の森。
この辺りは標高が高いのでミズナラが多い。
これもツキノワグマの大好物だけど、極めてアク(渋み、タンニン)が多い。
ツキノワグマはどうして食べても平気なんだろう。
ツキノワグマがミズナラと共に好きなのが、これ。
ブナの実。
これもドングリの一種です。
ブナの幹に付いているのは、
ツキノワグマが登った爪痕!
こんな風に登ってしまうくらい好き!
そんな風にクマが近いところにいる森ですが…
危なくないの?
と思うかもしれません。
ちゃんと僕たちがクマのことを知っているかどうか。
歯の形が示すように、ツキノワグマは雑食で、ドングリや植物が好き。
こちらが驚かさなければ、滅多に人を襲いません。
そして肝心なのはクマ鈴などを使って、ちゃんとこちらの位置を知らせること。
ここで学べるのは、クマは危ないということではなく
自然の生き物のことをちゃんと知って、お互いに然るべき距離を置いて付き合って行くこと。
国土の森林率が67%で、世界第二位の森林大国と言われている日本では、クマを始めとした森の生き物との付き合いは、切っても切り離せません。
自然を人間から切り離すのではなく、ツキノワグマと僕たちがどんな風に生きていくか
それを求められている世代が、現代の僕達です。
ツキノワグマのいる森で、しかもこんなに強風の中、たくさんの人たちが森に出かけて行きます。
みんな自然と人間の距離を、体感で知るために出かけていくのかもしれません。
那須平成の森フィールドセンターの皆さん、どうもありがとうございました!
オマケ。
那須平成の森フィールドセンターのスタッフの皆さんに、ごろんコンサートを体験いただきました!
超強風で、轟々と音を立てる森に寝転がって聴く「パイオニアソング」です。
「強風なのに、寝転ぶと落ち着いてそこにいられた」
「強く風に揺れる森でも、音楽に合わせているように見えて、まるでミュージックPVのようだった」
そんな感想をいただきました。
那須平成の森フィールドセンターでのごろんコンサート開催を目指したいと思います。
よろしくお願い致します!
次回のごろんコンサートはコチラ!
あなたが森と繋がる自然体験コンサート!
【埼玉】11/19(日)第2回 さんとめどんぐり村の秋まつり"森で遊ぼう!"@狭山市(当初11/18が開催日でしたが雨天の為11/19に順延になりました)
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で歌を聴くと、分かることがある。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など
自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。
本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)