僕が福島の自然が好きな理由。キャンピングカーで森の旅493日目。
東北の山の姿ってちょっと他とは違う。
僕は旅をしているおかげで、日本中あらゆる森に行ったけど、一見同じように見える日本の森は、地方地方で違った印象になります。
九州で見た火山地形の荒々しい森。
北陸で見た湿り気を帯びてどこまでも鬱々とする森。
そして、この福島に来て久々に見た。
この山の姿です。
何と言うのか、他の地域よりもこの山々は、すごく親密に感じるんです。
お椀みたいに丸くて低い山がどこまでも続いていて
それがかわいくて、親しみを覚える。
緑の色も、少しだけ親密さを備えたような色している。
そう、あの日本昔話に出てくるそのまんまの山の姿。
僕が初めて東北を訪れたのは、震災後の復興ボランティアに行った時。
その時にこの自然の親密な姿を見て
「ああ、ここの地域の人たちは絶対にこの森と仲がいいんだろうな」
「ぜったい自分の住んでるこの地域、全力で好きだって言える人達なんだろうな」
そう思ったから、なおさら津波で流されてしまった跡や、原発事故で避難しなきゃいけない人達を見て、胸が痛んだ。
だって(おそらく)日本でもっとも「自分の故郷が好き」な人達が、無理やりそこを奪われてしまったのだから。
原発から離れると、同じ福島でもずいぶん違う。
遥か昔から、そしてこれからもずっと続いていくんじゃないかと思うくらい、長閑で平和で、穏やかに暮らしているように見えます。
本当に、そうでありますように。
ココニクル号は宮城県に入りました。
今日のお風呂は白石市にある「やすらぎの湯ゆっぽ」へ。
岩手にたどり着くまで何とかガソリン代をもたせたい。
なのでいろんな節約をしているけど、寒い時のお風呂もその一つ。
あまりきれいな話ではないけど3日振りのお風呂。
キャンピングカー生活でけっこうお金がかかるのがお風呂代なので、これが真っ先に節約対象になってしまう。
と思ったらゆっぽさん、本日はお風呂の日で、大人1名500円!
やったー!更に節約できてしまった!
東北はほとんどコンサートをさせていただく宛てがないので、こういう時期はガソリン代を使ってあいさつ回りをしに行くものの、収入はほとんど無くなる。
こういう時期は辛いけど、来年再来年ちゃんとコンサートをさせてもらえる場が増えてくるはず。
とある運動公園にて休憩。
一時期の長雨が嘘のように、すばらしい秋晴れが続く。
ご飯を作っていても、キャンパーの掃除をしていてもなんて気持ちがいいんだろう。
ふと見ると、堤防の上を馬が歩いていく。
びっくり。
近くに乗馬センターがあるのかな。滅多に見られない光景ですよね。
ココニクル号、現在。
オマケ。
日が暮れる頃、キャンパーの外からやけにうるさく「キーキー」という音が聞こえるなあと、ドアを開けたらこの光景。
渡り鳥の群れだ!すごく大きい群れ。
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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で歌を聴くと、分かることがある。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など
自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。
本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)