栃木県入り!自然史データバンク「アニマnet」の古民家へ。8/12(金)森の旅68日目。
ついに栃木県入りしました!
山梨から来ると、栃木は北だからか少し涼しいですね。
それでも暑い日差しの中で、農業へ、虫とりへ精を出しているのは、今回お伺いした栃木市にある
自然史データバンク「アニマnet」さんです!
「自然史とは」
人類発生以前の自然界、または人間以外の自然界の発展の歴史。自然界を人間の存在に関係あるものとして、歴史的な意味を与える考え方による概念。
(https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%8F%B2-520006)
「自然史を守りたい」
「アニマnet」の代表であるナベさんに、この法人立上の理由を聞くと、そんな風にお答えいただきました。
その地域にはどんな生き物が生きてきて、その前はどんな生き物がいたのか。
歴史の中で、それがどんな風に変わっていったのか。
自然史のデータというものは、人が自然と向き合う上で大切なものですが、ともするとすぐに忘れられて埋もれてしまう。
「大人も子どもも、直に自然に触れてきた感覚がないと、自然史を守りたいと言っても分からないことが多い」
なるほど、直に自然に触れてきた自分の中の自然史が必要なんですね。
「虫を捕まえる時も、子どもたちにはなるべく触れてみるよう勧めている。毛虫でも触れて大丈夫なものがあるからね」
「遠くから見るだけではない。触ってみること」
例えばアユのつかみ取りを行う時も
「自分で食べるアユは、自分でつかんできて、自分で息の根を止めて、食べる」
「そういう経験が、大人も子どもも必要なんです」
そんなアニマnetさんでは、毎月「いきもの調査隊」というイベントが行われています。
子ども達と、虫を捕まえ、標本にします。
子ども達も手伝って、毎回どんな虫がいたのかを調べ、年に一度大学などにデータ提供をするのです。
子ども達は、虫と言えばカブトムシやクワガタしか目に入らない子も多いですが
いきもの調査隊に来てくださる子ども達の中には
「チョウやケムシやハムシ、いろんな虫が好きになった」
「いろんな虫に触っても平気になった」
など、現代の子ども達にはない驚きの変化を見せます。
子ども達は虫を捕まることを楽しみ、それが自然史データにもなる。
これはなるほど、一石二鳥だなあと思いました。
さて、そんなアニマnetさんの事務所となる古民家はこちら!
証はしばらくこちらの古民家でお世話になります。
そしてアニマnetのメンバー紹介です!
看板犬のコムギさん!
証とはすっかり仲良しです。
おなじく看板犬のキナコくん。
すっごいビビリで、遠くからでも証に吠えまくります…。仲良くなれるかな。
イシガメくん!(乱獲され数が激減している日本在来種のカメです)
すみません、人間のメンバーの皆さんの写真を撮り忘れたので、また改めて。
着いたそうそう、すごく美味しいまかないを御馳走になりました!
夏野菜たっぷり!
もうほんと美味しかった!
さて、そして明日はこのアニマnetさん主催で森カフェコンサートが行われます。
詳しくはコチラ!
【栃木】8/13(土)森カフェライブ@大柿花山
さっそくその会場を下見に行きました。
会場となるのは「大柿花山」
スギ林の中を歩いていくと、突然現れるウッドデッキ。
すごいですよね。
こちらはこのスギ林を自分たちで間伐して、自分たちで製材。
そしてみんなでこのウッドデッキを作ったそうです。
ちょっと並々ならぬこだわりの仕上がりです。
そして、少しトレイルも歩いてきました。
アニマnetの素晴らしき女性達。左から、あやさん、やまちゃん、おそめさんです。
試しに、アニマnetの皆さんに、森の歌プログラムを受けてみていただきましたよ。
さあ、この森の中で、美味しいカレーとウッドデッキ、そしてどんな森の歌プログラムになるのか。
いよいよ、始まります!
さて、次の森の歌会は
【群馬】ブナの原生林に癒されたい★8/27(土)「森の歌会~奥利根水源の森」@みなかみ高原
尾瀬にほど近いみなかみ高原です。森のシンガーソングライターが、森の歌を共にガイドを行います。ご家族で、夏休みのご旅行に森の歌会はいかがでしょうか。
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。8月は栃木、群馬で、9月は北陸で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様など、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)