親子でできる間伐がある【山梨】★8/11(木)「皮むき間伐と森の歌会」南巨摩郡富士川町
※ こちらのイベントは終了しております。
間伐を知っていますか?
林業として、人の植えた木は、畑を管理するように、大きく育つために様々な世話をしなければなりません。
まっすぐで太い木ができれば、柱などの家を支える重要な材となります。
その為には、間伐という作業はかかせません。
間伐とは、込み合っている木を選んで伐ってあげること。
木と木の間に隙間ができれば、残った木は更に大きく太くなることができる。
切り出した木も、細い木でも、建材の筋交いなど細かい部分に使うことができる。
でもこの林業のサイクルに重大な問題が持ち上がっています。
まず、立派な木を育てても売れない。
間引いた木は更に売れない。
売れないと、山に手を入れる為の人件費も捻出することができません。
この原因は、安価な外国の材を僕たちが使い続けたことや
鉄筋コンクリートのビルが増え、木で家を作ること自体が減ったことが原因と言われています。
日本の山はこのように約8割が、植えたはいいが、コストがかかりすぎて放置されている人工林。
人工林は適切な管理をしないと、下草が生えない。
するとグランドカバーの役割の植物がいない為、土が川に流出し、土砂崩れなどの災害が起こる。
とても深刻な問題なのです。
かと言って、これまで専門家が行ってきた林業の担い手が急に増える訳もない。
でもとにかく、間伐だけはしないと、材も使えないものになる。山そのものも崩れてしまう。
そんな中で現れたのが「皮むき間伐」という方法です。
これは、専門の方だけではなく、女性や子どもでも十分な注意をすれば間伐を手伝えるのです。
そんな皮むき間伐と、森のシンガーソングライターの森の歌会のコラボレーションです。
親子で楽しく間伐して、森の中で音楽を楽しみましょう。
皮むき間伐って何?どんな音楽をするの?と思った方は下記の記事をご参照ください。
子どもだって考える。森と生きていくこと.「山梨県の森の旅~七里岩の森のようちえん編」@韮崎市
ここからはイベント情報です!
親子でできる間伐体験【山梨】★8/11(木)「皮むき間伐と森の歌会」南巨摩郡富士川町
【スケジュール】
9:30 参加者集合
※ 富士川町利根川公園プールの駐車場
(山梨県南巨摩郡富士川町小林1778)
10:00 見晴らしの森にて、はじめの会、自己紹介、森のお話し
10:30 皮むき間伐=ますほ里山暮らしを学ぶ会
11:30 北山の森へ移動
12:00 お弁当
13:00 森の歌会
14:00 森のティーパーティーと森あそび
14:30 終わりの会 感想など〜自由解散
16:00 撤収
【参加費】
大人 500円
3歳から中学生まで 200円
【持ち物】
お弁当 飲み物 手袋 帽子 長袖長ズボン
動きやすい靴 必要なら虫よけ ティーパーティー用のマシュマロなどのお菓子
【お問合せ、お申込みはこちら】
お名前、返信用メールアドレス、どのイベントでのご用件かなどを記載してお送りください。
http://akashi.uzura.info/mailform/
お電話の場合は090-8171-3681(山際)まで。
今回の講師の山際さんご夫妻に、フィールドを案内してもらいました!
前は普通の勤め人だったとか。今では、有機農法から皮むき間伐イベントまでこなす素晴らしいご夫妻。
こちらは山際さんの管理する有機農法の田んぼ。たくさんの生き物がいます!
軽トラの荷台に乗せてもらい、さあ出発だ!
獣害防止の防護柵も越えて行きます。
ここが間伐をするフィールド。素晴らしい景色です!
前は向こうの街並みが見えないくらい、手前のやぶが放置され茂っていて、一掃したらこんなに素晴らしい景色が現れて、びっくりしたとの事。
この場所でしか見られない「双子富士」。富士山の手前に、小さい形の富士山型の山が見えますか?
これが皮むきして乾燥させた後に、玉切りにした材。
試しに持ってみました。確かに軽い!
さあ、間伐体験の後は、楽しいフィールドで。こんな道を、奥へ奥へと進んで行きます。
午後からはこんな素敵な森の広場で、森の歌会です。
この場所は大自然の真ん中。
アカマツの葉がフカフカの地面に積もっています。
アカマツは、尾根沿いなど、山の比較的高い位置に生えていることが多い。
これだけのアカマツが残っているということは、山の高い位置で、人があまり入らない自然の森ということ。
この周りには、自然のままの植生が延々続いている場所でした。
そして悲しいことに、そんな場所にこそ、人はゴミを捨てようとする。
人里離れていることから、ひそかにゴミ入りの残土を捨てる場所になっていたらしい。
だからと言って、放っておきはしない。
この場所をどんどん活用して、森を見守りましょう。少し森林整備もさせていただきました。
この素晴らしい場所で「皮むき間伐と森の歌会」に参加してみませんか?
午前中から午後までずっと森で楽しめる!もちろん途中参加、途中抜けも大丈夫です。
おまけ。
山際さんご夫妻の有機農法は、この方から教わったそうです。
自ら有機農法を実践し、ご家族で自然食品の店「有機村」を営む井上恭子さん。
大変素敵なお庭なので、つい話し込んでしまい、歌もうたわせていただきました。
石臼を埋め込んだ飛び石。
丸太をそのままくり抜いた郵便受け!
ああ、山梨は面白いね、ココニクル号!
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。7月は静岡、8月は栃木、群馬で、9月は北陸で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様など、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/