人間と自然は、どんな風に付き合っていけるのか?

【前半】先住民の教え「自然を大切にしなさい」を理論的に書いてみたら驚愕の事実が見えてきた!
1. 便利な発明が今の地球の課題を解決できない理由は?
人間が作る素晴らしい発明は、一時的に僕らを助けてくれます。
でも、結局この地球の問題は解決できない。
それどころか、ほぼ必ず自然への負荷を増大させてしまうでしょう。
それは、多くの発明が「みんな同じやり方でたくさんの人が行う」ことを前提に作られているからです。
良いものであればあるほど、それが広まってみんなが使うようになる。
でも前半の記事のようにそのこと自体が、自然のバランスを崩してしまう。
今、地球を脅かしている化石燃料だって、最初は素晴らしい発明だったはずで、一部の人が細々と使っているくらいなら良かったのに
世界中の人が使うようになったので、世界中の化石資源がものすごい勢いで放出されて、自然界ではありえないバランスになってしまい、戻れなくなった。
なぜ、人間が地球にとって害となるのか?
それは発明や道具の良し悪しではなく「自然を改変する規模」で害となっているからです。
みんな同じことをしようとすることで、環境に与える自然への変化が大きすぎるのです。
大きく使えば、大きな影響を生み
小さく使えば、小さな影響を生む。
そのことを、野生動物も虫たちもよく分かっていて、どのくらい草を食べるのか、どのくらい蜜を採ってくるのか、分かって、自然にアプローチしているのです。

2. 人間は自然と関わらない方が良いのか?
これまでの記事を読むと、人間は一切自然に関わらない方が良いと思ってしまうかもしれません。
ここからは特に観念の話になりますが、僕は、ここまで書いてなお、自然と人間は関わっていくべきだと考えています。
人間は自然に手を加えることで、自分が住みやすい、心地良い自然との関係を手に入れる。
だけど気を付けて欲しいのは、前半の記事で書いたように、自然に手を加えた時の「恵みと負荷は同量でやって来る」ことです。
それは、子育てにおける親と子の関係に似ていると思います。
母なる地球、とよく言いますが、まさに自然が親で、人間が子どもです。
僕も経験がありますが、子育ては親をすり減らします。
子育ては、親にとっては体への負荷も大きく、時に子育てそのものが老いを進行させることもあるくらい、大変なものです。
じゃあ、子どもなんていない方がいいじゃないか、と思うかと言うと、そんなことはないのです。
僕たち親は、子どもからかけがえのない幸せな時間をもらっているからです。
触れ合い、コミュニケーションし、その時間で得たものがたくさんある。
自然のさまざまな生き物も、人間に触れられて得ているものも多くあると思います。
そしてそれによって、自然は喜んでいると感じられる時すらあります。
(それが単なる主観に過ぎなかったとしても)
自然と人間の関係は、親と子に似ています。
ただ子育てによって体力を失った親が、その体力を取り戻せる訳ではないように
自然は人間と何かコミュニケーションしたいと思っていても、やっぱり手を加えられれば、自分をすり減らしているのです。そのことを、僕らは知っておく必要があると思います。
適切に自然に手を加えれば、人間も自然もお互いにどんどん良くなると考えている人ほど、このことを想像してみて欲しいと思います。
手を加えられていること自体は、自然にとってはベストな形ではないことを。
人間だけじゃない。動物や虫達でも、小さくても大きくても、お互いの自然の在り方を損なったら、それ相応を負荷をみんなで受け取ることになる。
だからこそ、僕たちはいろんな生き物から受け取ったものに感謝し、手を加えることには遠慮し、自然に対して謙虚に生きるべきなんだと思います。

最後に。
なぜ、昔のネイティブインディアンの長老などが「自然を壊してはいけない」と言ったのか。
なぜ「自然は大切にしなさい」と教えられているのか、がよく分かる今日この頃です。
僕は「原生植生が大切である」ことと「エネルギー収支」と言った、誰にでも分かりやすい理論や考え方によって前半の記事を書いたのに、どうして世界中の学者や政府がこの考え方に沿った提言や対策を取っていないのかが理解できないのです。
ここに書いてあることが正しいなら、僕たちは有史からずっと見当違いの自然との付き合い方をして負荷を増大させてきたことになります。
人間もどんな生き物も、自然本来の形から変化させたら、させた分だけ必ず恵みと負荷を同量背負う。
そしてその負荷の多くは、次世代が揺り戻しの後始末をすることになる。
そうして、負荷がまるで大きな借金のように膨れ上がってから、ようやく負荷の大きさに「何とかしなきゃ」と腰を上げるけど、その時に僕たちにできることは少ない。
これから地球には気候危機により、未曽有の災害がやって来ます。
これらのことはもう止めようがないのですが、僕たちにできることは
これ以上の自然破壊を止めること。
熊問題を始め、揺り戻しの災害から少しでも自分を守りながら
自然の生き物が本来の在り方で暮らせるように
必要なエリアを明け渡すこと。
これだけだと僕は考えています。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
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