不登校の子ども達へ②「不安をアトラクションに変える」マニュアル!

キャンピングカーの上で。

この記事では、元不登校児であり、現在はキャンピングカーで旅を続けている筆者の体験談を元にした

旅をして分かった「不安や困難との付き合い方」

についてお伝えします。

主に「中学生以上」の親子に、どうしても伝えたくて書いた記事ですが

書いてみると思った以上に、哲学的、観念的な内容になったので…分かりにくいこともあるかもしれません。

だけどあなたの人生の指標の一つになるかもしれない。

不登校で悩む親子の皆さんは
「一つの生き方考え方」として、参考程度にお読みくださいね。

1.困難は必ずやってくる。
2.物事に長い時間をかける。
3.自分をぼんやりと観察すること。
4.自分で選ぶことの大切さ。
5.最後に。

の項目に分けてお伝えしていきます!

前回記事、不登校の子ども達へ①「幸せに生きる旅する人生」マニュアル!を先に読んでいる方に向けた記事になっていますのでご注意ください。

1.困難は必ずやってくる。

前回記事で書いた「旅をするような人生の作り方」のように

「なりたいものを決めた」
「それをしないといけない環境も整えた」
「心をオープンにした」

ここまで出来たなら、後はもうやれるところまでやるだけ!!

ということになるのですが、始めてみればたくさんの困難がやってくる。
普通よりハードな人生になるかもしれない。
いろんな不安もリスクもやってくる。

だけどこれは、どんな風に人生を選んでも必ずやってくることですね。

不安や困難は、来ないで!思っていると、やって来た時辛いけど
「来ていいよ」と思ってると、実はあんまり辛くない。

では、どうやったら「来ていいよ」と思えるんだろう?

不安。

2.物事に長い時間をかける。

あなたが人生の目標に辿り着くまでは、かなり長い時間がかかる。
むしろ、長い時間をかけようと思った方がいいかもしれない。

長い時間をかけると分かっているなら、不安や困難に対しても寛容になる。
短い時間でやろうと思うと、うまくいかない時に焦ってしまいますよね。

やりたいことは「長い時間をかけてもやりたいこと」の方がいい。
よく才能のある人が、短い時間で何かを達成すると羨ましくなるけど、焦らなくていいんです。
すごく長い時間をかけて、一個一個積み重ねていくような目標の方が、大きくて価値のある目標。

早い時間で積み上げた石は、簡単に崩れるけど
長い時間をかけて一つ一つ積み上げた山は、簡単には崩れない。

「効率の良い一歩」よりは「回り道でもあなたのやりたい一歩」の方がいい。
なぜならあなたの「やりたい」「行きたい」という気持ちは、あなたに必要があってやってくるからです。

長い時間をかけた方がいいこと、たくさんありますよね。

3.自分をぼんやりと観察すること。

さて、そんな長い時間をかける中で大切なことは、自分を観察し続けること。

自分がどんな人間で

どんなチカラがあって

どんな人間関係の中で生きてきて

誰に何かをしてあげられるか

お金、物、縁、どんなものが回ってくるのか

をぼんやりといいから、観察しながら進んで行こう。

まるで理科の自然観察を、自分に向けて行っているようないイメージ。

こんなことしたら、こんな失敗をしたな。
こんな風に言ったら、こんな反応が返ってきたな。

そんなネガティブなことも、ちゃんと観察してみる。

自分を冷静に観察すると「俺ってこの程度の人間だよね…」と落ち込んでしまう部分も分かってくるけど
自分がどの程度かなんて関係ない。

やりたいことに向かって進んでいるなら大丈夫。

やりたいことがものになるまでは時間がかかるけど、とりあえず心がオープンなら死にはしないから、まずは焦らないで一歩一歩進みながら、観察し続けること。

やりたいことをどんどん進めながら「自分を観察」していくと、ある日

どんな物事に力を加えたらいいのか

どのくらいの力を加えたら、どんなことが起こるのか

そういう感覚がぼんやりと分かってくる。

これはあなたがやろうしていること、目指すものの為に、進めていくいろんな努力について
その過程で交流する人間関係について、あるいはビジネス的なやりとりについて

すべての物事について、そういう感覚でいることが役に立つ。

自分を俯瞰して、観察し続けること。

(前回記事、不登校の子ども達へ①「旅する人生の作り方」マニュアル!の中で)僕がミュージシャンとして食べていく為に、音楽以外の仕事をしないようにしたのは、まさにこの為で

(本当は)自分にどのくらいの価値があるの?
(本当に)自分の音楽活動に価値がある?

を観察したかったんですね。

自分が「のっぴきならない状況」に置かれると

自分はその時どんな努力をする?
自分は本当にこれをやりたいの?
自分にとって音楽で食べていくことは本当に必要?

ということについて測れる。

実はキャンピングカーで旅に出たのもその為で

家も無くして、コンサートの依頼が無ければ、CDが売れなければ食べていけない環境を、自分で作り出した。

自分の周りをシンプルにして
自分の価値と、回ってくる恩、損、徳と言ったエネルギーの巡りを観察すること。

自分の価値を測る。

この辺りのことは分かりにくいと思います。僕も説明しにくい。
ぼんやりと読んで、なんとなくこういうことを言いたいのかな、くらいに思ってください。

もちろん、これを読んでる皆さんはここまでシビアな環境を作らならなくてもいいと思う。
僕はこれをする必要があったのであって

あなたはあなたの思うやり方で

自分と社会を俯瞰して観察してみること。

ちなみにこういう時、肉親の助けは借りない方がいい。

なぜかと言うと、肉親はその繋がりでいくらでも助けてくれるものだから、

さっきから書いている、自分の価値によって本当はどんなエネルギーが回ってるのか、が測れなくなるんだ。

だから、たった一人荒野に投げ出されたつもりで、ちゃんと始めた方がいい。
荒野へ。

4.自分で選ぶことの大切さ。

それにしても人生って、本当にたくさんのリスクがやってきて、いつも泣きそうになる。

リスクって、何だろう?

計画がうまく行かない。
お金が足りない。
人間関係から来る喜怒哀楽。
失敗した時の損失。

などなど…
やってみたら、大変な道のりで思いもよらない苦労をしますよね。

リスクの捉え方は「自分で決めた道かどうか」で変わる。

「人生を登山に例えてみる」と、昔の人がよく言ってたけど
確かに登山に例えると、なるほどと思うことがある。

まず山頂に登るルートって、自分で決めて登りますよね。

「山頂まで行ってやるぞ!」という気持ちがあって
簡単なルート、難しいルート、いろいろあるけど
「このルートでぜひ行ってみたい」と山道を決める。

そのルートに、例えば急すぎる坂があったり、危ない岩場があったりしたらどうする?
「もっと安全なアスファルトの道があるよ」とか
「むしろ途中まで車で行けるじゃん」とか言ってくる人たちがいる。

でもせっかく「山頂までこのルートで行くぞ」と決めたんだから、行きたいよね。

山道のリスクも、人生でやってくるリスクも同じ。

自分で「行きたい!」決めたルートなら、坂道や岩場があっても「よーしがんばろう」と、楽しんで越えられる。

でも「人に選ばされて、登らされてる」なら?

「なんでこんな道を行かなきゃいけないんだ」と辛い山道になるよね。

その途端、リスクはネガティブな捉え方しかできなくなる。

やってくるリスクが、ネガティブになるかポジティブになるかは

自分の進む道が、自分で決めたかそうでないかによって全然違ってくる。

自分で決めたルートにやってくるリスクなら

越えれば越えるほど、強くなれる楽しいアトラクション。

誰かに決めてもらって、リスクが来ないように歩むのか。
自分で決めて、リスクを楽しむ人生を歩むのか。

僕が小さい時から、親や先生に言われてきたことは「安定した生活、リスクの少ない選択を目指しなさい」ということだった。

だけど、大人になってはっきり分かったことは

この世界では「安定した生活」なんて続かないし
安定した生活は手に入れたとたんに、今度は「安定が崩れるのを恐れる」ようになる。

安定なんてない。
不安定は当たり前。

リスクはいつでも
僕らがやりたいことに応じてやってくる。

もしこの事を最初からわかっていたら、不安や困難を恐れなくても良かったのかもしれない。

不安や困難は、来ないで!思っていると、やって来た時辛いけど
「来ていいよ」と思ってると、実はあんまり辛くない。

「安定した生活を目指しなさい」というのは「親自身が子どもに対して安心したい」から出てきてしまうんだけど

きっと親が与えられるのは、無償の愛だけ。

子どもを「常に不安定で、いろんな選択肢があって、自分の力を常にフルに出さないと前に進めないような環境」に置いてあげられたらベストですよね。

もちろん、親にはすごく難しい選択かもしれない。

子どもを千尋の谷に突き落とせるライオンってすごい!

ライオン。

5.最後に。

常にどこかに向かっている意識を。

子どもたちには、常にどこかに向かっている意識が大事だと考えます。

安定を求めるのでなく
いつも何かに向かっている状態を作り出しながら生きる。

こういう人生が、僕は一番幸せで、ずっと歳を取るまで心が健康でいられると思う。

達成してしまった途端に、どこにも向かえなくなるなら、

人生かけても達成が難しいチャレンジをし続けている人こそ、本当に幸せなのかもしれない。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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