「sense of wonderさんぽ」ってすごいよ!@練馬区石神井公園!
感性を使った森の楽しみ方、こちらが本家!!
森のシンガーソングライターの「ごろんコンサート」は、「コンサートを森で楽しむ」という要素と「感性を使って森を楽しみ学ぶ」という要素を組み合わせたものですが
感性を使った森の楽しみ方で言えば、こちらが本家ですよね。
レイチェル・カーソンの「Sense of wonder」とは?
レイチェルが最も伝えたかったのは、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、つまり「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、いつまでも失わないでほしいという願いだった。そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことだという。
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そんなSense of wonderを感じるプログラムを、石神井公園で体験できる!というので、森のシンガーソングライターが行って参りました!
田中直子先生が主催する「三宝寺池sense of wonderさんぽ」です。
最初は、古い日本家屋の中から始まる。
バネがはじく懐かしい時計の音に耳を澄ませる。
外は日差しが強いのに、びっくりするほど涼しい室内。
囲炉裏の煙であぶられた木目。
入ってくる光の具合。
現代の建築と違って「心を澄ませるためのもの」がそこかしこに。
天井の梁は、あえてまっすぐではない丸太を使ってある。
まるで船の竜骨のように、この梁に合わせて、他の木を組んでいく。
この曲がりくねりは、何十年もかけてこの木が作ってきたもの。
まっすぐに伐ってしまうより、この方が強度があるんだとか。
今回僕らがいたのは「旧内田家住宅」。
立派な茅葺の家の中でした。
さあ、いよいよ石神井公園へ!!
田中先生いわく、石神井公園の近辺には
条例により景観を損ねるビルなどを建てることができない為
深い森の中にいるような風景を堪能できる珍しいスポット。
僕らが歩いていくと、たくさんの大人がそこかしこのベンチで
(ただ)座っているとか。
絵を描いていたり。
散歩をしていたり。
人がたくさんいるのに、騒がしくないんですよね。
みんなひっそりとそこにいるというか。
自然の力が大きい場所にいると、その雰囲気に呑まれて、人もまた自然の一部のように静かにそこにいようとする。
そして何人もの子ども達が、スルメを結びつけた糸を持って、池に走っていくのが面白かった(ザリガニ釣りに行くんですね)。
こうして普通に子ども達がザリガニを釣る昔ながらの風景が残っているとは。
こんな美しい場所を、なんと目隠しをして、手を引いてもらいながら歩いていきます!
目を瞑ると、自分の体にあった普段は使わない感覚がよみがえってきます。
それらを一つ一つ確かめるように感じながら、ゆっくりゆっくり歩いていきます。
僕が目をつむって歩いてみた時の感覚は
「すごい!耳が鋭くなっていろんな音を聴こうとしている」
「いろんな音がソナーみたいに聞こえてきて、目で見るよりも世界が立体的に浮かび上がる」
「足で感じる地面の固さや、土の柔らかさが面白い」
「人の立てる音(足音)などが、風とか水とか自然の音に比べてとても乱暴に感じた」
「水辺に出ると急に風が体を包んで、他の感覚が遮断される感じがした(風ってすごい)」
「光が当たる場所や、陰になる場所など、変化を感じながら歩ける」
「どんな形か想像しながら草を触ってみた。なんて優しい手触りなんだろう」
こんな感じでした!
そして、目隠しをした人の手を引いている時に感じたことだけど
「目を塞がれると人はとてもゆっくり歩く。そのスピードは足元のアリが避けられるくらいに優しいスピード」
そして、素晴らしい景色のところで、目を開けてみるんです。
すると、音だけだと「こんな風景なのかな」と想像していた風景が
突然、色とりどりの素晴らしい物量を持って押し寄せてくる!
「ああ、世界はこんなに美しかったんだなあ」
そんな風に思うのです。
田中直子先生が主催する「三宝寺池sense of wonderさんぽ」、森のシンガーソングライターもお勧めしますよ!
ぜひ皆さんも、一度体験してみて下さい!
田中先生、とても良い時間を過ごせました!
ありがとうございましたー!!
オマケ。
田中先生が、リュックに刺しているドクダミの花。
「何に使うんですか?」と聞いたら「蚊に刺された時にすり潰して塗るといいのよ」とのこと。
ウナコーワを買うよりも、ドクダミの花を一輪。
お洒落ですよね。
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証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
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