この森は私と親密なんだと言える。レポート「ウォーキングフラワーセラピーと森の歌@青梅市花寿庵」
「【東京】9/8(金)野草を生けよう。花あそび〜花寿庵 ウォーキングフラワーセラピーと森の歌@青梅市」のレポートです。
僕がこの花寿庵さんの森でごろんコンサートを行わせていただいて、早3年近くになります。
こうして全国の森を回ってから改めて気が付くのは、この森の歌いやすさです。
森が最初から歌を歓迎しているような、そんな優しい雰囲気になってきた。
ただのスギとヒノキの森なのに、不思議です。
鉢植えの花にも挨拶をすると元気になるように、木だってこうして歌を聴かせ続けると変わっていくのかもしれません。
そして、この森に集まる女性たちも、ちょっと他とは違うなあと感じます。
例えばある地方の女性たちなら、アグリカルチャーが発展していて生活の中に農業をお洒落に取り込んでいたり
アウトドア好きの女性たちなら、僕もなかなか行けないようないろんな山を制覇していたり。
そういう女性ではなく、青梅の森に来る女性たちは
感性を使って森と馴染む女性たち。
これはこの森で、野草を生けるウォーキングフラワーセラピーを行ってきた希望先生ならではの森との接し方だと思います。
今日の森はこんな風に見える。
今日は森からどんな感覚を受け取ったかな。
そんな感性を使って森を楽しむ、青梅の女性たちにはまさに森も親密になってくれているように見えて
気持ちの面で「森と仲の良い女性たち」と言えるのかもしれません。
「私、この森と親密なんだ」と分かるってすごいことなんですよ。
では、今回の「ウォーキングフラワーセラピーと森の歌」のご様子をご覧ください。
まずは森に寝転んで聴くごろんコンサートから。
皆さんの感性を引き出します。
日ごろお疲れの人、寝不足の人、悩みを抱えている人。
森に寝転がって歌を聴いたら、意識は人よりも森の側に近くなると思います。
そうなって初めて、いろんなものを日常から森へ置いてくることができる。
そして、思い思いに森を散策して、自分の出会った野草を摘み取ります。
これ、すごいプログラムだなと思うのは、季節ごとにいろんな植物が入れ替わる様を、森の様子を、こうして摘み取りながら感じられること。
このフラワーセラピーに参加している人は、相当森のことを知っている。
植物の名前が分からなくても、森のことを良く知っている。
ここで使う花器は、希望先生がオーソドックスなものから個性的なものまで用意してくださっていて
花器に合うようにどう生けるか、という感性も必要となる。
でも希望先生が言うのは
「うまく生けようとしないで、今の自分はこうだなと思う通りに」
「そしてできれば草たちが地面から生えている、生きているように」
さあ、今回の作品はどうだったでしょうか。
こうしてみんなで作品を見ながら、今の自分の気持ちを話し合ったり、感想を言い合ったりします。
フラワーセラピーの中でも、こういう時間が一番大切なんですね。
森の中で気持ちを発露する。
親しい森の中に置いてくる。
僕の普段のごろんコンサートも見習いたいものです。
希望先生、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!
「花寿庵」
http://flowertherapy.main.jp/
拡散、ご支援、よろしくお願いします!
CD1枚から支援いただけます!
「森と人をもっと近くに。寝転んで森を学ぶCDを作りたい」(残り28日)
https://greenfunding.jp/sustena/projects/1770
さて、次回のオススメイベントはこちら。
あなたと森の付き合い方を教える自然体験×リトリート!
【長野】9/30(土)~10/1(日)標高1000mのエコビレッジ~瞑想と歌のキャンプ@今心imacoco
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で歌を聴くと、分かることがある。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など
自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。
本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)