木育イベントで森のおんがくたい!キャンピングカーで森の旅295日目。
(今日も「ねっこぽっこ」さんの魔法の帽子をかぶっています!)
熊本県阿蘇郡小国町で行われた木育イベント「木であそぼう~親子で木を知って、木を楽しむイベント」に出演させていただきました。
「木育」って知っていますか?
木育は、食育と違い、新しい言葉、概念であり、「平成16年度協働型政策検討システム推進事業報告書」(北海道)で初めて示された。この報告書では、「木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという想いを「木育(もくいく)」という言葉にこめた」記され、「子どもをはじめとするすべての人びとが、木とふれあい、木に学び、木と生きる」こと学ぶ活動を木育とした。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E8%82%B2)
今回のイベントは大まかには
1. 森のシンガーソングライターの森と親しむライブ(森のおんがくたい)。
2. ノコギリやボンドを使って、オリジナルの木の時計を制作。
3. 積み木を使った、想像力を養うイマジネーションプログラム。
という何とも贅沢な内容のイベント。
森の中から、クラフトから、頭を使う遊びまで、まさに
「木を遊び尽くす」
イベントとなりました。
僕のプログラムはまず、室内で自己紹介代わりの導入から始まります。
みんなの名前を聴く「お名前の歌」や体を動かす「ホップくんの歌」を最初に行うことで、みんなの「歌」に対する興味と反応を見るのです。
そしてお外に出たら、ペットボトルマラカスを作ります。
ペットボトルマラカスは、使い古されたプログラムですが、未だにとてもいい楽器作りだと思っています。
・ 石ころやドングリやお花や、いろんなものを見つけるので、自然解説につなげやすい。
・ 簡単にできる。
・ ペットボトルをリサイクルできる。
僕の場合は、木とのコミュニケーションツールとしてペットボトルマラカスを使います。
「木や草は音楽が大好きで、楽器を鳴らして挨拶ができるんだよ」
という説明の後、みんなで自然の中を歩いて相手を見つけます。
クヌギはなぜ冬に葉を落とさないの?
タネツケバナやナズナの花は美味しいの?
このアセビの木はなぜ元気がないんだろう?
水辺にセリの群生を見つけた!
そんな解説をしてから、みんなで植物に楽器を鳴らして挨拶をして、また賑やかに演奏しながら歩いて行きます。
大きなモミの木の下で、絵本読み聞かせ。
そしてもちろんその後は、モミの木の下に寝ころんで歌を聴いてみます。
一曲だけの短い時間でしたが、子ども達も「木と同じ気持ち」になる体験をしてくれました。
この後に行われた
2. ノコギリやボンドを使って、オリジナルの木の時計を制作。
3. 積み木を使った、想像力を養うイマジネーションプログラム。
も、本当に素晴らしいプログラムだったのですが、写真がないので本記事では泣く泣く割愛させていただきます。
ほんと、小国にはすごい達人がいるものです。勉強になりました。
ご参加いただいた皆さん、そして主催をいただいた「小国町子ども会育成連絡協議会」の皆様、どうもありがとうございました!
この日お世話になったUさんに、翌日は、同じ小国町のキャンプ場で
今度は「個人向けプログラム」を受けていただきました。
なんと朝から小雨や風、はては雷からみぞれまで、刻一刻とめまぐるしく変わるお天気。
強く雨が降る時があれば、さんさんと太陽が降り注ぐ不思議な天気。
こんな中ですが、個人プログラムを受けていただきました。
個人向けプログラムは
・ 森を感じる感性を育む。
・ 自然の知識を学ぶ。
・ 自分の体をリラックスさせる呼吸法や体操を学ぶ。
・ 自分だけの歌を作る。
・ 森で寝ころんで歌を聴く。
といった内容がセットになっています。
普段は気にしないような視点から、森を見る。
普段は感じない感性から、森を見る。
これは、学校で授業をする時によく行わせていただく手法です。
今回はこんな感じで行いましたね。
1. 野草茶で体を温めながら、景色を眺めて歌を聴いてみる。
2. 体をほぐす体操や呼吸法を景色を見ながら行う。
※ これをすることで、体と心をこの場所に馴染ませる、落ち着かせることができます。主に俳優などが行う発声法や野口体操をもとにしたプログラムです。
3. 森を歩いて自然ガイド。
※ 遠くから森を見ながら体をほぐした後に、実際に森に近づいていくまでにいろんな自然解説をして行きます。
4. 森に寝ころんで歌を聴いてみる。
※ 今回は、裸の枝の落葉樹の森と、うっそうと茂るスギやヒノキの森の両方で寝ころんで歌を聴いてみました。
今回の個人プログラムで、特筆すべきところは「雨の中で寝ころんでみた」ことだと思います。
雨の合間に太陽が差すので、その間を縫って森に寝ころんでいただきましたが、その間も森の中ではしずくがたくさん落ちてきます。
森が枝葉に蓄えたしずくを地面に落として水分を得る、これを「林内雨」と言います。
「雨粒が落ちてくるのを下から眺めると、だんだんスローモーションになってきた」
「裸の枝が空に展開しているのがこんなに綺麗だったなんて」
こんな感想をいただきました。
5. これまでの体験を「詩」にする。
今日の体験を踏まえて、自分だけの詩を作ります。
それを最後に、森のシンガーソングライター証が歌にして、録音してプレゼントするのです。
これが、個人向けプログラムです。
もし興味のある方は、ぜひ申し込んでみてください。
ご参加いただいたUさん、どうもありがとうございました!!
ココニクル号を走らせて、小国町を後にすると、なんと山が一面の雪景色!!
やっぱりすごい天気だったんだ。
なかなか体験できない森を姿だったと思う。
久住高原では、雷を伴った重たい雲の塊がいくつもいくつも移動していました。
今日の旅猫タカモリ。
目ヤニと鼻水がまだ止まりません。
関連リンク→「旅ネコ「タカモリ」森の旅に加わる。」
5月は福井県、6月は岐阜県、長野県、愛知県で「団体様向けゴロンコンサート」や「個人向けプログラム」を受け付けております。
内容、料金は臨機応変に対応いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
「森のシンガーソングライターに依頼してみると…」
1000円から支援できます!!森の旅を続ける為のご支援をよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング開始!「ごろんコンサートを全国の森で開催したい!」
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)