伊方原発訴訟傍聴から発電ライブ!キャンピングカーで森の旅285日目。
突然のお誘いで、裁判の傍聴をさせていただきました!
僕が滞在している大分県臼杵市では、現在「伊方原発をとめる大分裁判の会」の皆様による訴訟が行われております。
東日本大震災での福島原発事故以来、停止していた日本の原発の中で、ついに再稼働してしまった愛媛県西宇和郡の伊方原発。
臼杵市に住む皆さんにとっても対岸にあり、まさに目と鼻の先です。
もしも福島のように、地震が起こったらどうなるのかという不安。
そして、この伊方原発は「中央構造線」という活断層から5kmしか離れていないところにあり、以下のような記述もあります。
96年に住民が起こした松山地裁に訴えでは、伊方原発沖の活断層が最大マグニチュード7.6の地震を起こす可能性があると判明し、この活断層に対する国の事前の安全審査が不十分であったことも争点となった。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%96%B9%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80より抜粋)
そして、2016年4月の熊本地震が起こったにも関わらず、四国電力は8月に伊方原発3号機を再稼働させた。
そんな伊方原発をとめたいという(当たり前の)願いが、これだけの訴訟を起こしてもまだ聞き入れられないということが、この日本という国の本当におかしなところだと驚きます。
そんな伊方原発訴訟に、お世話になっている臼杵市議会議員奥田富美子さんのお誘いで、傍聴に行ってまいりました。
実際の裁判の様子は、撮影厳禁なので写真はないのですが、下記は裁判後の報告集会の様子です。
マスコミも多数かけつけ、大分弁護団の皆様からの報告と記者会見となりました。
以下は「伊方原発をとめる大分裁判の会」のHPより抜粋したものです。
四国電力伊方原子力発電所の運転差し止め訴訟へのご協力のお願い
去る3月9日、大津地方裁判所において関西電力高浜原子力発電所の運転差し止めを求める仮処分決定が認められ、史上初めて稼働している原発の運転停止が行われました。
大津地裁の判決では、政府の新基準が東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故を踏まえたものとなっていない事、
過酷事故が起こった際の住民の避難計画も政府や電力会社が責任を持つべきことを指摘した画期的な内容となっています。
この判決にもとづけば、高浜原発だけでなく、全国すべての原発が運転差し止めの対象となりうるものであり、大分県から直近でわずか45キロしか離れていない伊方原発もその対象となります。
伊方原発は1号機が運転開始から40年を前にして廃炉決定をされましたが、3号機は今夏7月下旬にも再稼働が目指されています。
ひとたび伊方原発が過酷事故を起こせば、豊後水道や瀬戸内海は「死の海」となり、隣接する大分県も甚大な被害を受けることは否定できません。
私たちは県民の安全と子どもたちの未来を守るためにも、伊方原発の再稼働は中止することを求め、大分地方裁判所へも伊方原発の運転差し止めを求める訴訟を起こすことをめざしています。 つきましては訴訟団に加わっていただきたく、お願い申し上げます。
(http://ikata-sashitome.e-bungo.jp/home/より抜粋)
今回の裁判の時点で、伊方原発訴訟に集まった署名はなんと45000筆以上!
短期間で集まったとは思えない、すごい数だと思います。
ちなみに、こんな記載を見つけました。
国の原子力災害対策指針に基づき、伊方町では伊方原発から半径5kmの範囲に住む町民約5300人(3歳以上)への安定ヨウ素剤の配布を進めている。2014年8月から集会場などでの配布が始まり、医師などが使用方法などを説明した上で町民に渡しているが、2015年11月現在、約3割の町民にまだ配布できていないという
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%96%B9%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80より抜粋)
僕のような素人から見ても、おかしいと感じます。
すでに被ばくする前提で対策が組まれている?
考えたら、本当に安全であれば、原子力災害対策指針なんて不要なのです。
安全でないことを国が認めているのに、なぜ原発は簡単には止まらないのか。
このことを衝撃を持って感じた裁判となりました。
本当に偶然にも、その場で森のシンガーソングライターがライブ。
福島原発事故後の電気のあり方について歌った「地球ワット」を披露させていただきました。
僕の故郷福井県の敦賀市での2012年の脱原発集会のことも少し。
ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございました!
お誘いいただいた奥田さん、ありがとうございました!
ココニクル号は、現在大分県臼杵市の奥田富美子さん事務所「元気力ネットワーク・うすき」の前に滞在しております。
前回、「311いのちのわ」にて、僕に会いに来てくださった人見さんよりいただいたたくさんのお土産!!
美味しくいただきました。ありがとうございます!
東京で活躍しながら大分を応援するアーティスト「ヒトミリリィ」のヒトミさんのお母様です。
さて、次回のオススメイベントはこちら。
あなたと森の付き合い方を教える自然体験ライブ!
【大分】3/19(日)ごろんコンサート ゆるゆると寝転んで、阿蘇の自然を学ぶ@くじゅう高原
1000円から支援できます!!森の旅を続ける為のご支援をよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング開始!「ごろんコンサートを全国の森で開催したい!」
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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)