荒川の自然はこうして楽しむ!「荒川ビジターセンターと森のおんがくたい!」東京都足立区
都市には都市の、自然の楽しみ方がある。
都会の真ん中。高架下では車の騒音が響く。
足立区の河川敷では、広大な敷地の芝生やグラウンドでは、たくさんの人達がスポーツを楽しむ。
その川岸に一歩足を踏み入れると、うっそうと茂るアシ原が広がり、ほとんどの人はここに立ち入ることはない。
こんな場所で、自然のことをどうやって感じたらいいんだろう?
そんな方法をレクチャーしているのが「足立区荒川ビジターセンター」の皆さん。
今回は、森のシンガーソングライターが「森のおんがくたい」プログラムをさせていただいた様子をレポートしながら、荒川の自然の楽しみ方を皆さんにお伝えしたいと思います。
こちらが「足立区荒川ビジターセンター」。
展示用に荒川に住んでいる生き物が飼育されています。
ちゃんと泥と水のちょっとしたスペースがあり、カニの生活の様子を観察することができる。
ベンケイガニとクロベンケイガニ。
テナガエビ。
僕がいる時に、イトミミズを食べる様子を見せてくれました。
動物だけではない、荒川の自然の恵み。
オニグルミ。
ビジターセンターにはくるみ割りがちゃんと置いてあって、個人的にオニグルミの実を食べさせていただきました。
売っているクルミとはぜんぜん違う!
新鮮な油が染み出して、すごくクリーミーな贅沢品です。
さあ、いよいよ荒川河川敷に出発!
このアシ原の中を探検してみます!
普段は入らないアシの茂みもよく見ると…
いました!ベンケイガニ!
アシ原の茂みにはたくさんの穴が開いていて、カニの巣穴になっています。
それにしてもなんて美しいんだろう。
この場所にじっとしていると、様々な音が聞こえる。
風の音
アシのこすれる音
波の音
船の通る音
ご案内いただいた、荒川ビジターセンターの福田さんが言うには
ここで耳を澄ませると、たくさんのカニが一斉に移動していく音が聞こえるそうです。
そんな場所で、今回は足立区の子ども達相手に「森のおんがくたい」をさせていただきました!
荒川文化祭というイベントの中での、特別プログラムとして行いました。
ホップくんの歌で河川敷を行進したり
河川敷で聞こえる音について、話し合ったり。
茂みの中で歌を聴いたり。
そしてみんなで歌ったり。
とても楽しい時間でしたね。
どんな都会であっても、こんなアシの茂みの中であっても、よく見るとたくさんの生き物が暮らしていて、それだけでずいぶん面白い時間になる。
子ども達にも、大人にも。
荒川ビジターセンターの人達は、そんな「都市の自然の遊び方」をよく知っている人達。
機会があったら、ぜひ訪れてみてください。
「足立区荒川ビジターセンター」
http://ces-net.jp/ara-vc/
今回参加してくれた子ども達、そして一緒に作ってくれた荒川ビジターセンターの皆さん、どうもありがとうございました!
さて、次回のオススメイベントはこちら。
あなたと森の付き合い方を教える自然体験ライブ!
【東京】1/28(土)「あなただけの箒を作る。ススキの箒で森の歌会」@東京都府中市
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「森の歌会」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)