9/24(土)いけだエコキャンドル出演!農村に移住する若者達。今立郡池田町。
今、福井でもっとも森が熱いのは池田町!
池田町は、森林率90%、そして人工林率は40%。
はるか昔から、森と共に生きていた町。
「池田こそ、銘木の産地、江戸時代から林業しかない所です」
「この池田で林業が成り立たないなら、他では成り立たない」
そう言って、精力的に池田の森林の取り組みを引っ張っているのは
長谷川浩さん。
株式会社「木もくレンジャーズ」代表。
移住してくる若者を率いて様々なチャレンジをする。
長谷川さんはチェーンソーアート作家として有名な方。
「林業が地球を救う!」と豪語するのは、アーティスト長谷川浩さんだ。
20年前、ドイツへまちづくりの視察旅行に行き、環境への意識の高さに驚愕した。
大好きな池田町でずっと暮らしていくために何ができるか?
ここには豊かな森林、木材がある。木があれば食器や家具、家まで作れ、廃材は薪となって無駄が無い。
「森や木は生命の象徴」。今、長谷川さんは林業に携わり、チェンソーを持って林地残材から作品を創り、世界にメッセージを発信する。ドラム缶の薪ストーブを開発し、「エネルギーの地産地消」をうたう。
今夜も囲炉裏(いろり)を囲み、仲間たちと池田町の未来を熱く語る。
(http://communitytravel.jp/fukui/archives/198)
今回は長谷川さんに、池田の取り組みについてご案内いただき
今度9/24(土)に行われる「いけだエコキャンドル」の準備のお手伝いをさせていただきました!
長谷川さんのお宅。
太い梁など貴重な材の使われた古民家を部分移築したそうです。
長谷川さんのチェーンソーアートの作品。
これなんか超かわいい。「ヒト出没注意」
長谷川さんからチェーンソーアートを学びたい人が、ここで作品を作ってる。
ここにツリーハウスを作る予定!スギの木立の中空に土台が組まれています。
使う材も、近くの森から切り出してきます。
こちらは葉枯らし中。葉っぱを付けたまま倒しておくと、水分が多く抜ける為半年で自然乾燥するそうです。
この辺りのスギ。
積雪の重さで根元が曲がっているのがこの地域の森の特徴。
大量の枝葉。どうするのかと言えば
会場のオブジェの材料にするそうです。
「材業はここには自然の素材がたくさんある」
「いろんな人材もいる、池田ではみんなで力を合わせれば、なんでも揃っている」
と長谷川さん。
稲の袈裟懸け用の支柱を立てる若者。
巨大なログハウス建設にチャレンジする若者。
池田には若者の移住者が多い。
これはなぜだろう?
地域おこし協力隊からそのまま移住してしまう人。
池田の魅力に惹かれてただ移住してしまう人。
僕も、福井の中で真っ先に森の取り組みを調べてみたいと思ったのは池田町だった。
池田町は、市町村合併の時に唯一、合併せず、今立郡池田町のまま残った町。
戦わずして滅びるを待ちはしない
こんな小さく、弱く、老いている町に、平成の合併問題が降りかかりました。県内の市町村が合併協議に入る中、池田町においても町民との対話集会を幾度と実施しました。
「産業も、金も、何も無い町がやっていけるのか?」
「座して死を待つのか?」「小さい末端の町は吸収合併で主権がなくなるぞ」
町民は、今のままでの不安と合併への不安を訴えました。回を重ねる協議の終盤「池田町単独では何もできないのか?」「困難苦難の道のりだが、町を守る努力をしてほしい、もうおねだりはしない」の声が上がりはじめました。
そこで出た台詞が町民の多くを納得させた「池田町、戦わずして滅びるを待ちはしない」だったのです。池田町は単独の道を選択しました。
(http://www.zck.or.jp/forum/forum/2784/2784.htm)
そう、池田町は「とにかく何を始める」ことで、いろんなことを達成してきた町。
それは、外から来た僕たちから見ても、気持ちの良いくらいの勢い。
池田町では、環境基本計画に基づき、まずは「農業」の在り方を徹底的に見直します。
除草剤を使わず、年に数回の草刈り実施に切り替えることや
環境への影響に関する基準を、町独自で定める。
他にもこんな記事も。
「一株増苗運動」から直売所 「こっぽい屋」を県都福井市に開設
池田町の農業は米単作地域であり、農家は米以外に農産物を販売した経験がほとんどなく、米価の下落から農家所得は減少し意欲も減退しはじめていました。
でも自家用野菜は多品目栽培され、しかも無農薬に近い栽培がなされていました。生産量は少なくても安全でおいしい野菜がつくられていたわけです。
そこで、もう一株、もう一畦の増産運動を展開することで少量多品目の直売所を開設することといたしました。
販売経験のない三ちゃん農業の担い手達からは、「おすそ分け野菜など買ってもらえるのだろうか?」と異口同音に不安が出されましたが
「始めなければ始まらない」「始めなければ成長しない」との声に170人をこえる出荷会員が集まり、平成11年7月池田町ショップ「こっぽい屋」(方言で幸せ、ありがたいの意味)を県都福井市のショッピングセンター内に開店しました。
現在では約12坪の店舗で年間約1億4千万円(売り上げ坪単価では全国上位クラス)を販売しています。
(http://www.zck.or.jp/forum/forum/2784/2784.htm)
「これまでは農業を変えることをまずやってきた」
「これからはようやく森林のことを始めるんだ」
と長谷川さん。
これだけ勢いのある町はそうはない。
当然そこではたくさんの人の注目を浴びることになり、移住者もやってくる。
移住者に対しての取り組みとして以下のサイトを見つけました。
移住したらどうなるのか?が懇切丁寧に書かれています。
人の勢い。
住み心地の良さ。
溢れる自然。
そして、何かを始められる可能性。
池田町にはこれがある。
こんな場所にも行ってきました。
まちの駅「こってコテ池田」
町の名産を使ったいろんなお店が集まっています。
とにかく賑わっている!
シシ肉のコロッケや、美味しいサンマなどいろいろありますが、気になったのはこちら!
「なすとニシンの炊いたの」(方言です。茄子とニシンを炊いたもの)
なんと普通にセルフサービスで薬草茶が。
飲んでみたら、たぶんヨモギ、スギナ、ドクダミが入っていそう。とても美味しかったです!
さて、森のシンガーソングライターも、エコキャンドルに出演することになったので、まちの駅の黒板に素敵な絵を描いていただきました!
描いてくださったのは、福井県立大学で福井のフリーペーパーを作るべく、取材に来ていた学生ののじりほのかさん。
そして、エコキャンドル運営スタッフの皆様!
実は池田にはこの他にも「ツリーピクニックアドベンチャー」「おもちゃハウス こどもと木」というすごく面白い森に関連した有名な施設があります。
エコキャンドル運営スタッフの中でもそちらで働いている方がいたので、次回はぜひレポートしてみたいと思います。
機会があるといいなあ。
さて、そんな勢いのある池田で有名なのが「いけだエコキャンドル」
池田町が目指す、自然や人、生活文化などの資源や技術を結びつけた 「地域資源連結循環型農村」。
この取り組みのひとつに、廃油の資源再生化運動「菜の花プロジェクト」があります。
いけだエコキャンドルはその一環で始められたイベントです。
エコキャンドルは、家庭で不要になった食用油からリサイクルして作った廃油ろうそく。
このキャンドルを数万本、秋の夜、町内で一斉に点火します。
柔らかに揺れる灯り、穏やかに流れる時間。
エコキャンドルを通し、忙しく過ごすうちに何か置き忘れたような日常を、
静かに見つめ直すきっかけとなることを願っています。
(http://ecoikeda.jp/wp_ecocandle/)
なんと数万本のキャンドルで、池田の夜を過ごします!
この「いけだエコキャンドル」に森のシンガーソングライター証の出演が決まりました!
【日時】2016.9.24(土)19:00くらいから
【場所】志津原エリアのボートハウス(旧もくもくハウス)
【入場】無料
ぜひ幻想的な夜を楽しみに来てください。
長谷川さん、エコキャンドル運営スタッフの皆さん、そしてログハウスを見せていただいた皆さん、池田町の皆さん、どうもありがとうございました!
さて、下記のイベントの参加者を募集しています。
どうかよろしくお願いいたします!
【福井】苔の海で日本の文化を学びたい★9/25(日)「森の歌会 平泉寺白山神社編」@勝山市
証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」
森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。9月は北陸で、10月は九州で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!
【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/
【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。
クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。
本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。
2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。
国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)
何気なく検索したらサイトがでてきて嬉しいです(○´ ω`○)CD持ってます。
声と世界観が凄く好きです。これからも応援しています。
さや様
コメントを見落としており、返信がこんなに遅くなってしまい、大変失礼しました!
CDを持ってくれているとのこと、嬉しく思います。
頑張って活動を続けます!