レポート「森の歌会 vol.17 ノルディックウォーク」
「ノルディックウォーキング」と「音楽」のコラボレーション
「森の歌会」とは、アーティストの音楽を、森の中で、自然体験と組み合わせて楽しむイベントです。
ただアウトドアで歌うというだけではなく、どのように音楽と体験を組み合わせると、お互いが引き立つのか、アーティストと自然体験講師がお互いにコラボレーションして作っていくことが魅力です。
さて、今回は「ノルディックウォーキング」と「音楽」のコラボレーション。
講師の木崎先生も「これまでなかった」と言う異色の組み合わせです。
春が始まったとは言え、まだ少し肌寒い。
それでもその寒さと、時々照らしてくれる日の光が、なんとも心地よい、そんな日でした。
ちょうど咲き始めた桜並木をみながら、ポールを使ってどんどん歩いていく。
なんとも贅沢で、素晴らしい時間でした。
ジョギングやウォーキングは下半身を主に使いますが、ノルディックウォークは、ポールを使うことにより、上半身を動かす。
しかも4つ足の動物のように下半身にかかる負担も軽くしてくれます。
歩いていると、早くも体がポカポカしてくる。
こんなに早く体が温まるのは初めてで、ほんの少し上半身を動かしていることの効果のすごさを実感します。
なおかつ、上半身を振りながら歩くことにより、自然と歩幅も大きくなります。
ポールを突くおかげで、とても楽に歩けるので、まさに「どこまでも行けそう!」と思うくらい、ぐんぐん進んで行きます。
多摩川河川敷の広い空と、木立の間をぐんぐんどこまでも歩いていくのは、本当に気持ちよかったです。
さて、そんな道行の合間に、アーティストの音楽が入ってきます。
せっかくの河川敷ということで、中州の方までノルディックウォークのまま入っていきました。
ナノハナ、ノラボウ、ムラサキハナナ、春の素晴らしい花々が咲き乱れる中で、まずは森のシンガーソングライター証が歌わせていただきました。
「屋根の上、空に近い場所」
「オレンジサン」
残念ながら動画撮影はなかったので、参考までに下記の動画をどうぞ。
そしてさらに歩いて行きます。
アカシアの林の向こう、多摩川の中州を入っていったところで、シンガーソングライター吉留祐真くんの音楽を。
「いつも室内で歌う時は、声が返ってくるし、感覚も制限されてる。こうして大自然の中で歌う時には、音は吸収されるし、素晴らしい景色がある」
「どうやって、周りの風景に、自分の存在を、歌を溶け込ませるか、とても良い体験になりました」
と吉留くん。
こうしてアーティストが森で歌うことによって、新たな発見をしてもらうことも「森の歌会」の重要な役割なのです。
そしてシンガーソングライター蓮音まゆさんの音楽も。
彼女は普段はライブハウスでの激しい音楽が多い。
でも最近はよく森で生音で演奏することが多くなってきたそうです。森の歌会にも何度も参加いただいています。
彼女の今日の音楽はすごく良かった。
風景にどう馴染むのか、お客がどのようにそれを聴けばいいのか、導いてあげるような歌でした。
二人ともとても良いライブで、「ああ、この二人で良かったなあ」と。
ライブも含めてノルディックウォークは、全行程が約4時間程度。
最後は堤防の芝生にみんなで寝転がって聴く森のシンガーソングライター証の「パイオニアソング」で締めさせていただきました。
そのまま全員が寝転がったままで、最後のふりかえり。
「思ったよりライトで軽く運動ができた」
「ノルディックウォークのポールを買いたくなった」
「ポールを使っていつでも歩きたくなる」
「すばらしい風景の中で歌が聞けて本当に良かった」
お客様も満足な様子です。
講師の木崎健太先生、本日は丁寧なご指導ありがとうございました!
さて、来週の森の歌会はこちら!
森の歌会初の「瞑想」をテーマにした企画です!お薦めです!
★4/10(日)「森の歌会 番外編~春の森へ
森と大地と地球とひとつ」
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