旅ネコ「タカモリ」森の旅に加わる。

思いもかけない展開でした。

ほんの数日前、東京から来た友人をご案内するのに、熊本県阿蘇郡高森町の山中をココニクル号で走っていた時に、道路を渡る一匹のネコがいました。

みぞれ混じりの雨で、とても寒い日。

しかも、人里からだいぶ離れた山中だったので、何だか心配で様子を見に行ったのです。

山中を徘徊する野良猫みたいだったので、持っていたパンを置いて、その場を後にしました。

だけど、何か気になってまた同じ場所に戻ってみたら、パンはカラスに取られそうになっていて、ネコはフラフラで逃げる気力もないようでした。

せめて人里まで降ろそうと、捕まえて膝に乗せると、布にくるまってすぐに眠ってしまったのです。

救出時のタカモリ。

目ヤニと鼻水がひどくて、ネコ風邪にやられているようでした。

とりあえず高森町の動物病院に行って、抗生物質を注射してもらい、エサを買って与えて見ましたが…まったく食べず。

ずっと膝の上で眠り続けていました。

病院で調べてもらったらオス猫で、見た目はどう見ても1歳くらいなのに、歯並びから見てみると3〜4歳。

しかも、体重も本来は4kg程度ないといけないのに、2.1kgでした。

お医者さんの薬を貰って、とにかく眠って初めてエサを食べたのは1日目の夕方を
お医者さんから帰ってきてやっとでした。

エサを食べた日。

お鼻が詰まって匂いが嗅げないらしく、強い匂いでないと食べ物だと分からないようです。

人懐こさを見ても、おそらくちょっと前までは人に飼われていたのを、山中に捨てられ、飢餓でフラフラになって体重も激減したところを、僕らに拾われたのだと思います。

とにかく寂しがりやで、一人にして放っておくと、ニャーニャー甘えながら、すぐには膝から降りないくらい。

自分から逃げようとしないので、

よっぽど捨てられたのがショックで、人恋しかったんだなあと。。。

ほんと、助かって良かったねえ。

さて、このネコ、引き取り手が見つかるまでは、ココニクル号で療養することになりました。

ケージやエサ、猫砂など、ある程度の設備は、同乗の友人が準備してくださり、しばらくネコは旅ネコとなります。

果たして、キャンピングカーでネコが暮らせるのか分かりませんが、ネコの健康状態と精神状態に十分に気を付けながら、一緒に旅してみたいと思います。

高森町で見つけたので「タカモリ」と名付けました。

この記事を書いている時点ではかなり元気になってきて、エサをねだるタカモリ。
元気なタカモリ。

やっぱりお膝が一番好きで、リラックスしてくれます。
運転席の膝で。

寝ていると、お腹の上に乗って、動かないぞと爪を立ててきます…。
爪を立てる。

ハーネスを付けられると、キャンパー内に置いて行かれると分かるのか、寂しそうにニャーニャー鳴きます。
置いて行かれる。

旅の中でタカモリの様子もお伝えして行きますので、温かく見守ってくださると幸いです。

次の旅猫タカモリの様子はコチラ!
旅猫タカモリに噛まれ寝込む。キャンピングカーで森の旅302日目。

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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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