「感動が、心と体を動かすケアセンター」森の旅7/27(水)52日目。

オアシスライブ1

心にたくさんの刺激を入れる。感動が、人を生きる最後まで動かす。

とおっしゃるのは、株式会社オアシスの代表取締役、鈴木律子さん。

社長自らが、率先して歌い、踊り、楽器を演奏して、利用者の心を常に前に前にと進ませる。

このケアセンターの利用者はなんと平均年齢90歳以上。

でもライブをさせていただくと、皆さんとても生き生きとした目で聞いていただき
鈴木社長が率先して指揮を執り、逆に僕にたくさんの歌を聞かせてくださいました。

いつ人生の終わりを迎えるか、分からない年齢の皆さん。
でも、ここでは積極的に動き、楽しみ、チャレンジし、過ごしています。

どんな方でもそうですが、部屋の中でじっとしていると、体も心もどんどん動かなくなっていく。

常に感動し、心がゆさぶられ、体を動かす。

と提唱するこのセンターでは、利用者様がある日召されてしまう時も

「昨日まで元気に動いていたのに」

と突然なんだとか。

僕も人として最後を迎えるなら、こんな風でありたいと思いました。
体が動かなくなって、心もさみしくなって逝ってしまうより、死の直前まで元気でいたい。

もちろんここの利用者さん達は、そんな欠片も見えないほど、元気。

森のシンガーソングライターは、富士市にあるケアセンターオアシス中之郷で7/27に、静岡市清水区にあるケアセンターオアシス入江で7/28にと、二つの施設にまたがって、二回のライブをさせていただきました。

お馴染みの「パイオニアソング」から始まって、森のお話し、最後は「どうか良い人生を」で締める1時間のライブです。

1時間の間、利用者様は、一切席を立つことなく、食い入るようにライブに集中し、僕の歌を聴いてくださいました。

そして、終わった後は、涙を流して僕と握手してくださり「来年もきっと来てね」「体に気を付けて旅を続けてね」と励ましの言葉をたくさんいただきました。

スタッフの方もライブ中一緒に楽しんでくださり、金物で合いの手を入れてくださり、盛り上げてくださいました。

こんなに感受性豊かな利用者様やスタッフの方がいるのは、やはり鈴木社長のお人柄が大きいのではないかと思いました。

鈴木社長は、介護職の経験もないところから、「介護に何が必要なのだろう?」と考え、ご自分なりの考え方でいくつものケアセンターを設立、そのお人柄で職員を引っ張っていくすごい方です。

僕のライブが決まった時も、初めて電話で話すのに「よし静岡においで」と二つ返事でライブを企画してくださり、滞在中はケアセンターに泊めていただき、3食ご飯までご用意していただきました。
介護食。

介護用ベッド。初めて寝てみました!介護用ベッド。

これほど手厚く僕を招いてくださったのは、ある考え方に基づくようです。

「心を常に感動させる」その為には、音楽がもっとも大事だとのこと。

ケアセンターでは常にいろんなイベントが開かれ、利用者はたくさんの音楽に触れ、心を常に揺り動かされます。

ケアセンターライブ2
ケアセンターライブ3

鈴木社長自ら、ウクレレやオカリナ、そして体操を交えた歌をうたい

利用者さんにはとにかく散歩に出ること。暑い、寒いなどの自然の力を感じること

と促します。

僕も滞在中は、本当に元気をたくさんいただきました。

ちなみに、2回のライブが終わって、手渡していただいた出演料は、最初の契約よりはるかに多いものでした…。
本当に感謝しております。静岡まで足を延ばして良かった。

ちゃんと次の栃木に旅をする為に必要なものが回ってきた。

とは言え、これは本当に鈴木社長を始め、ケアセンターの皆さんの温かいお気遣いのおかげです。

結果より何より、この時間を過ごせたことに価値があり、僕は本当に幸せ者です。

なんと屋上庭園がありました!
屋上庭園1
屋上庭園2

このプランターで、ついこの間、ジャガイモをみんなで収穫したそうです。
屋上庭園3

おまけ。

夜に連れて行っていただいた居酒屋「かね田食堂」

駿河湾から入ってくる新鮮なお刺身や、名物の桜海老の掻き揚げ、黒はんぺんのフライなど、この土地の素晴らしいものを存分に堪能させていただきました。
本当に美味しかったです。
刺身盛り合わせ。
すでに手を付けてから撮った写真です。ごめんなさい…。

後から調べたら、なんと「ちびまるこちゃん」に出てくるほどの有名店だとか!

こちらはなんとイルカの肉。ビーフジャーキーのようなレバーのような不思議な味でした。
イルカの肉。

さて、気になる次の森の歌会は

【群馬】ブナの原生林に癒されたい★8/27(土)「森の歌会~奥利根水源の森」@みなかみ高原

尾瀬にほど近いみなかみ高原です。ご家族で、夏休みのご旅行に森の歌会はいかがでしょうか。

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。7月は静岡、8月は栃木、群馬で、9月は北陸で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様など、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

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