阿蘇山の絶景と、被災地の今。10/11(火)森の旅129日目。

ココニクル号と阿蘇外輪山。

キャンピングカー「ココニクル号」で全国の森をめぐる旅、いよいよ熊本編です。

ここ、阿蘇の外輪山は、阿蘇山の周りのカルデラの上に広がる牧草地。
秋になると真っ赤に燃える牧草の大地と、その遥か下に見える街並みが素晴らしい。

僕が「森の歌会を実現したい」と願ってやまない場所。
でも、先日の噴火、そして未だ残る地震の爪痕を考えると、安易にここで行うことは難しい。

もっと、時間をかけて、現地の人と仲良くなってから、みんなで開催したい。

阿蘇外輪山

阿蘇外輪山2

外輪山5

阿蘇外輪山4

ここをもっとたくさん歩いてみたいけど、基本的に牧草地は立ち入り禁止。
その上に、道路にはやけにたくさんのトラックや自衛隊のタンクなどがひっきりなしに通る。

先日の噴火と関係があるんだろうか。

そして、この外輪山のミルクロードがやけに混んでいる。

阿蘇山。

山を下りると、いよいよ、被災地に入ります。
南阿蘇村にやってきました。

ここは震災の被害がもっとも激しかったところと言われます。

間近でこの惨状を見た時、僕は絶句してしまいました。
住民の方に失礼にならないよう、少しだけ撮影させていただきました。

熊本被災地

熊本被災地2

熊本被災地3

熊本被災地4

こちらの住民の皆さんは、現在、主に熊本市内で避難生活を送っていらっしゃると聞きました。

今回、僕を案内してくださったのは、竹灯篭で様々な地域を繋げる竹アート「ちかけん」三城賢士さんと、東海大学農学部の皆さん。
話し合い中。

東海大学農学部は、この南阿蘇村にキャンパスがあり、学生はこの地域の皆さんと密接に繋がりながら活動してきたと言います。

住民の高齢化が進む南阿蘇村で、活躍する学生の若い力。

学生達は、この地域の様々な手伝いをする。

「東海大の学生達がいなかったら、この村はやっていけなかったかもしれない」

とも言われたそうです。

例えば、村にあるコンビニは、今では夜の21時には閉まってしまう。
これは、学生がいなくなったことで、村に働き手がいなくなったということ。

そんな東海大の学生達が主体で、10/16に行われる「みずあかり in 南阿蘇慰霊祭」は、震災で亡くなった方々の冥福を祈ると共に、避難でバラバラになってしまった村民の皆さんを交流させたいという想いから始まりました。

熊本の「みずあかり」で見事な風景を作った「ちかけん」さんの竹アートや、ワークショップで作られた灯篭も、当日使用されます。
ちかけん 作品。

みずあかり 灯篭。

今回、証はお手伝いとして参加します。
歌をうたうかどうかは、まだ分かりません。

どちらにしても、この慰霊祭がうまく行くように、精一杯お手伝いをしたいと思います。

慰霊祭が行われる「長陽西部小学校」のグラウンド。
長陽西部小。
バックに見えるのは、あの阿蘇大橋の崩落現場。
こんなにすごい規模の土砂崩れを見たのは初めてです。

こんな風に道路が、橋の手前で分断されている。
橋が分断。
外輪山のミルクロードがあんなに混んでいたのは、ここが通れなくて、迂回路になっていたからですね。

オマケ。

震災で住民が避難してしまった後、一匹だけ残ったネコ。
校庭で僕たちがいるのを見つけて、遠くから歩いてきて、すぐに体を擦り付けて甘えてきました。
残ったネコ。

どなたかが一日一回餌を与えに来てくださるそうですが、突然人がいなくなって寂しいみたいです。
どこかで引き取ってお世話をという話もあったみたいですが、このネコは高齢で、この場所から動きたくないみたい。

早く人々が戻ってきて、思う存分甘えられますように。

さて、九州では今週は下記のイベントの参加者を募集しています。

皆さんとお会いできますように。

【大分】★10/14(金)美味しい珈琲と森の歌ライブ@佐伯市モカ珈琲

【大分】10/15(土)マリーヒル 森の歌ライブ@日田市

【東京】10/30(日)森の中で地球と繋がろう~森で瞑想会&森の歌会

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。10月は九州で、11月は関東で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

阿蘇山の絶景と、被災地の今。10/11(火)森の旅129日目。” に対して3件のコメントがあります。

  1. ヒロト より:

    こんばんは。
    証くん。
    昔、府中で唄ってた証くんですか?

    1. より:

      お!まさか、昔、府中で歌っていたヒロトさんですか??(°▽°)

      1. ヒロト より:

        ですです。
        今は熊本に帰ってますが。
        阿蘇に来てたんですね♪

        懐かしさと嬉しさでメールしました。

        良かったら、メールください♪

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