大人こそ、一緒に楽しめる森を。レポート「森の歌会 森のリトミック」

ジャンプ!

大人も子供も楽しめる!歌あそび

リトミックとは、音楽に合わせて体を動かす、感性を育む時間を定期的に取ることで、子どもの発達や情緒に良い効果を与えるものです

今回の講師はリトミック教室「えむずみゅーじっく」のふじいみのり先生。

生徒の子ども達は普段は室内でのリトミック。

でも、今回は初の森のリトミック!ということで、大盛り上がりでした!

枯葉舞う

この子ども達は、僕が今まで接してきた子ども達とずいぶん違っていて

 

すごくノリが良い。

好奇心が旺盛。

音楽が始まると必ず一緒に楽しもうとする。

いろんな知識の飲み込みが早い。

 

今回は、ペットボトルマラカス作りからスタート。

まず子ども達と、ペットボトルに、小石、ドングリ、小枝を入れて音の違いを確かめてみる。

他にも音のなるもの探しとして、枯葉をカサカサ鳴らす、枝をポキッと折る、などいろんな音をお聞かせしました。

この解説を聞く体制がもう興味深々なんですね。

そして、マラカスの材料を集めながら、みんなで森を歩いて行きます。

仲良し興味深々

 

 

 

 

 

 

 

手遊び歌

 

 

 

 

途中の広場で、手足を動かす歌あそび。
これもノリノリです。

森の歌会のメインテーマは「音楽で森と仲良くなる」ことです。

途中に出会った樹木や草花に、楽器を鳴らしてご挨拶をしながら進んで行きます。

途中で出会ったカルガモのカップルに楽器を鳴らし

カルガモ

 

 

 

 

 

 

カエルの合唱に出会っては楽器を鳴らし

カエルの合唱

 

 

 

 

 

 

タチツボスミレに楽器を鳴らし

ニワトコの新芽に楽器を鳴らし

はては毒草であるムラサキケマンや、小さな毛虫にまで楽器を鳴らして挨拶をします。

音楽は、人と自然を近づけるものと考えています。

今回は立ち止まって自然解説をする度に、その草木や動物に楽器を鳴らす。

毛虫でさえ、最初は怖がっていた子ども達も、自分で楽器で挨拶をすることで、ほんの少し距離が縮まって行きました。

毛虫に毛が生えているのはなぜ?

毛虫が気持ち悪い姿をしているのはなぜ?

そんなことを話し合いましたよ。

大きなシラカシの樹の周りでは、今度はみんなで歌をうたいかけました。

「森は生きている」というロシア民話の歌です。

歌を知らない子も、何回か繰り返して歌ううちに覚えていきました。

何より素晴らしかったのは、木に歌いかける、ということを子ども達が理解して歌ってくれたことだと思います。

ライブ

さて、そんな賑やかな森の行進の後には、いよいよふじいみのり先生の森のリトミックです。

普段室内の子ども達が、解放された森の中で行った様子は

なんと幸せそうなこと。

リトミック

デコボコの地面も

降り注ぐ木漏れ日も

さえずる鳥の声も

ぜんぶ巻き込みながら、子ども達が音楽に合わせて歩いたり走ったり、飛び跳ねたり。

仲良し2

みのり先生の歌にはいろんな動物が出てきて、モグラになったり、樹の芽になったり、とても楽しい!

リトミックってこんなに生き生きとした楽しいものなんだ。

森の中で行うからなおさらかもしれませんね。

 

 

そして、みのり先生お得意の、絵本を歌にして読み聞かせるプログラム。

これはすごいんですよ。
絵本一冊一冊に、オリジナルでメロディを付けているのです。

「どこでおひるねしようかな」

子ども達には実際に寝転びながら、絵本を聞いていただきました。

絵本の内容に興味深々で見ているのだけど、絵本の中で繰り返し「おやすみなさい」というフレーズが出てくる度に
みんながゴロンと横になるのがかわいかったです。

そして最後はいつもの「パイオニアソング」

この絵本の後なので、親子でそれぞれ好きな場所を見つけて寝転んでもらうことにしました。

特に親御さんの方にも、良い時間となったようです。

ゴロン

 

「森に寝転がったら、自分が子どもだった頃を思い出しました」

「親子で森に来て、こんなに森をゆっくり眺めたのは初めて」

「ここは普段からよく遊びに来るけど、いつもとは違った場所に見えた」

 

特に

「母子で森に来ても、どうやって遊んでいいか分からない。こうやってみんなで森で過ごせて本当に楽しかった」

という感想がなるほど、と思ったのです。

森は誰が行っても心地よいし面白い、子どもはいろんな遊びを発見して遊びまわる。

でも母子だけで森へ行って1日遊ぶのは意外と難しいのですね。

親が森の遊び方を知っていると、もっと楽しく、親も子も森で過ごせるようになるのかもしれません。

なので今日は手始めとして、親御さんの方とも、ミニ草笛講座を開きました!

楽しんで練習してくださいましたよ。

子どもは親と同じことをしたがるのなら、親が森を楽しめて、初めて子どもも存分に遊べるのかもしれません。

森の歌会の必要性を、特に親子向けの森を楽しめる場の必要性を再確認した森のシンガーソングライターでした。

ブログ16仲良し3

 

 

 

 

 

 

さて、次回おすすめの「森の歌会」はこちら!

★美味しい野草と美味しい歌を。4/30(土)「森の歌会 vol.18 始まりの森で生命をいただく山菜の歌」

★野草を活けるウォーキングフラワーセラピー。5/1(日)「森の歌会vol.21~春の歌と、こもれびの花をあなたに」

大人こそ、一緒に楽しめる森を。レポート「森の歌会 森のリトミック」” に対して2件のコメントがあります。

  1. 吉田 美加 より:

    こんにちは
    森の歌会をFacebookで拝見いたしました。
    「参加して見ようかな?」と思っていますが、企画されている案内はどのように情報を入手すればよいのでしょうか?
    Facebookでみることはできますか?
    私は中程度のPTSDです。(婚姻生活20年、元夫のDV、子どもの虐待。2年半前に離婚しました。)小西聖子先生(犯罪被害者の専門)の治療を受けています。
    宜しくお願いいたします。

  2. morinoutakai_jimukyoku より:

    吉田さん、コメントありがとうございます。

    森の歌会の開催予定はこのページのTOPページか、この見ているページの横にあるカレンダーで見ることができます。TOPページのカレンダーで「予定」というボタンを押すと、予定一覧が見られますのでそちらでご確認くださいね。もちろん、FACEBOOKの森の歌会ページでも情報は得られます。どちらでも使いやすいほうをお使いくださいませ。新しい企画はこのページに順次アップしていきますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

    大変なご経験をされてきたのですね。森の歌会にご参加することで吉田さまの日々になにかを残せたらと思います。気になる企画があればお問い合わせのほうからご連絡くださればと思います。もちろん質問なども受け付けておりますので、ご不明点などあればお気軽にお聞かせくださいね。

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