豪雪の爪痕、雪融けの福井県へ。キャンピングカーで森の旅622日目。

雪融け1

千葉ダーチャ村でのごろんコンサートを終え、ココニクル号は大阪に向かう途中。
実家のある福井県に来ています。

すごく強い春の嵐で

田んぼの雪解け水が
まるで海のように波打って

タプン、タプンと
ちょっとずつ、残りの雪を溶かしてる。

ちょっとずつ、春を運んでる。

その向こうに見える集落が、僕の実家のある集落です。

遠くに見える白山は真っ白で

福井はまだまだ雪溶けを待ってる。

ココニクル号は大きすぎて、実家には置けず。
田んぼの横で待ってる。

雪融け2

雪融け3

千葉から来ると、福井…ささささ寒いー(;д;)!!

こ、これは…寒い!

こちらは実家に来る途中に敦賀市から見た、日本海の風景。
千葉が夏のようだったので、思わず薄着で来てしまいました。
敦賀から1

敦賀から2

福井名物、暗雲垂れ込める日本海!!

北風もすごいです。

ほんとここだけ見ると、北欧の海を思わせる。

実際に北欧と似た気候と言われている、雲と水の国、福井県です。

さて、そんな福井県は今年は豪雪に見舞われました。

東京にいても、福井の様子が全国ニュースで流れていたので、見た方も多いのではないでしょうか。

「8号線で1500台スタック!自衛隊出動!」

多くの車が通る国道で、普段ではありえないほどの雪が積もった結果、スタックしてしまったのです。
僕は福井県の中でももっとも積雪の多い勝山市に暮らしていたこともあるので

福井の雪の恐ろしさをお伝えすると…

福井県は「瞬間積雪量」(雪が一気に降ってくる量)が、新潟に次ぐ日本第二位と言われています。

つまり、雪が降っている時には、10分間でも数十センチがみるみる間に積もっていきます。

例えば、車に乗っていて信号待ちをしている間にも、タイヤの周りに雪が積もっていく為、信号が青になる頃にはタイヤが動けなくなっている…ということもしばしばです。

この状態が、山間部ではない街中の福井市の国道で起こったんですね。

1500台もの車が、渋滞で足止めを食らっている少しの間に、雪が積もって動けなくなり、頑張って雪をかいて車を進ませても、また渋滞で止まると雪が積もり…

という感じだったのではないかと思います。

福井県の皆さん、本当に大変でしたね。

そんな豪雪の跡が、ところどころに爪痕を残しているのを目の当たりにすることになりました。

まず、道路のアスファルトの割れがひどい。
車で走っていても、所々陥没したところを避けて走らなきゃいけないくらい。

たぶん、除雪車やブルトーザーががんばった跡なのではないでしょうか。

ここはいつも遊んでいた公園!
(まだ雪が溶けてない!)
公園1

公園2

公園3

公園4

公園の折れている木の数がすごい量です!

かわいそうに、急激な積雪に耐えられなくて、色んな木がバキバキに折れています。

まるでハリケーンでも襲ってきたような光景でした。

というか、雪吊りや雪囲いを取り払ってしまった後に、あの豪雪だったのかな。
こんなに折れているなんて。

すごいと思うのは、山の木にはほとんど被害が見られないこと。

お庭や公園などの「人が植えた木」は、こんなに手入れをしても自然の驚異に耐えられないのに

自然に生えてきた森の木は、ちゃんと耐えているように見えます。

なるほど、ここでも「人と自然の付き合い方」として考えさせられる場面。

そして、折れていても綺麗な花を咲かせるウメの木。
公園5

ウメの木さん、ありがとう。

そんな豪雪の跡の雪融けの福井県を後にして、いよいよココニクル号は大阪に向かいます。

神戸から出るフェリーに乗って、九州を目指します。

写真は出発の時、夜明け前に見た福井の日本海。

やっぱり北欧の海に見えて、幻想的な風景に胸を打たれながら、一路大阪へ!

日本海夜明け。

証。

次回のごろんコンサートはこちら!今年もまた九州の旅が始まるよ!

【大分】3/11(日)3.11いのちのわ@大分市若草公園 森のシンガーソングライター出演!
いのちのわ

【福岡】3/13(火)森に寝転んで癒される!ごろんコンサートピクニック!@築上町メタセの杜
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「森のシンガーソングライターが歌を作ります!【ご依頼】個人向け「森のうた処方箋はじめました!」

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で歌を聴くと、分かることがある。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など

自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる人の在り方を広めています。

本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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