町屋の風流と深い森を感じる名古屋!レポ「町屋で旅の話コンサート&宿泊交流会@名古屋市MADO」

コンサート。

都市の人に、身近な森の価値を伝えるイベントがしたい!

そう思って名古屋にやってきたのが昨年のこと。

あれから早1年。
こんなに早く、その機会をいただけるなんて…。

今回は、名古屋市緑区有松の風流な町屋街で、ゲストハウスを営むMADOさんで行われた

「町屋で旅の話コンサート&宿泊交流会~旅をする意識と森で暮らす人々~@名古屋市MADO」
をレポートさせていただきます。

旅の話コンサートというのは、僕が日本全国をキャンピングカーで旅をした時、どんな森に行き、どんな人に出会ったか、写真をプロジェクターで映しながら歌と共にお話していくものです。

この日は昼の部と夜の部と、二回コンサートをさせていただきましたが
名古屋市内や、遠く新潟や千葉から、福井から、いろんな方が集うイベントとなりました。

名古屋の古楽器奏者や一宮の看護師さん
新潟の建築学科の先生や生徒たち
千葉の自然学校から偶然たどり着いた人
仕事を辞めて人生の転換を考える人

「まるで人間交差点のようだ」

という参加者の声のとおり。

ゲストハウスって、さまざまな事情を持った方が偶然集う、人間交差点。
そして、一期一会の交流をしてまた、それぞれの旅をいく。

ゲストハウスを訪れる人はそういう旅を感じたくて来るんだ。

名古屋の街中でこんな場所があるなんて、面白いと思いませんか?

「ゲストハウスMADOってどんなところ?」
前回の僕のブログもご参照ください。
名古屋のあたたかい場所はここ。有松の町屋ゲストハウスMADO、森の旅389日目。

今回のコンサートでは主に、

秋吉台の羊の群れのような石灰岩
小豆島のオリーブに会いに行く!
岩手県のカラマツと津波の跡
熊本地震や火山地形に学ぶ日本人の生き方

についてお話をさせていただきました!!

コンサート。

交流会では、日本全国の森や環境問題のこと、日本の建築のこと、人生の生き方のことまで、深い話ですごく盛り上がりましたね。

美味しくいただいた「ちゃり弁」さんのお弁当!!
ちゃり弁。
・ 五目混ぜごはん(三河の赤鶏と知多半島豚肉)
・ 胸肉と茄子の大葉醤油煮(疲労回復にいい!)
・ 美浜のキノコランドさんのエリンギをシソでマリネ
・ 新レンコン レモン酢漬け
・ 知立の生搾絹厚揚げ
・ 半田の豚肉と豆腐のミートボール
・ 味付け煮玉子

健康素材!!そして、めっちゃ美味しかったです。

「ちゃり弁」さんのサイトはコチラ!
https://ameblo.jp/cyariben/

ああ、楽しい時間でした!!

そして、翌日はいよいよ皆さんを身近な森に連れ出す時間!!

ごろんコンサートは「寝転びながら森を学ぶ」をテーマに、様々な森で大地に背中を付けて癒されるコンサートです。

皆さんと森を歩き、ところどころで寝転んで歌を聴いたり、森の知識を学んだりします。

私達の身の回りに自然が、どんなに力に溢れているか
自然と共に暮らすことの意味を、みんなで考えてみましょう。

今回、皆さんをお連れしたのは「大高緑地公園」

この公園、都市に住む人にとってはいわゆる「普通の公園」なのです。

アスレチックや、スポーツ施設やドッグランにはたくさんの人が訪れていますが

ただの公園を感性を使ってどう楽しむか?が僕のコンサートの趣旨でもあります。

僕は今回、名古屋の皆さんとこんな風に公園を楽しめたのが本当に嬉しい。

森の始まり。

この日はなんと台風の直前!

いつ雨が降ってくるか分からない天候で、参加してくれた皆さんはすごいですよね。

だからこの日のテーマは、雨を楽しむ。

雨の日ってジメジメするし、出かけられないから嫌だなあと思いますよね。

雨は、こちらの準備がない時に降られると困るものですが

しっかり雨に対して準備をしていると、雨ほど素晴らしいものはありません。

空から水が降ってくる不思議。
雨の音と、雨の歌を聴くこと。

雨を感性で楽しむつもりで、皆さんにご参加いただきました。

自然解説。

大高緑地公園の自然を解説しています。

クワの実を食べてみたり
ササの新芽を食べてみたり
ヨモギの香りを楽しんだり
珍しい羽化直後のシンジュサンを観察したり

そして一本の木の下に、みんなで寝転んでみる!

ごろん1

ごろん2

寝転んで歌を聴いてみた感覚は、いかがだったでしょうか?
ごろん4

この他にも皆さんには、視覚の他も、聴覚、触覚、嗅覚などのいろんな部分を使って森を歩いていただきました。

目を瞑って森の中を歩いてみる。

人に手を引いてもらいながら、目を瞑って森を歩いてみる。

「見えない」ということで心を研ぎ澄まし、歩く時の感触、聞こえる音、光、風、いろんなものを感じてみます。

ごろん3

樹木の幹に触れながら、歌を聴いてみる。

動かないで立っている樹木と同じ気持ちで、そこに立ってみる。
時間の流れ方を、樹木と同じくらいゆっくりにしてみる。
すると、木のいろんな部分が見えてきます。

この幹はどうしてこんな形をしているんだろう?
この枝はどうして枯れてしまったんだろう?

一本の木

参加者のお一人からはこんな感想をいただきました!

ゴロンと仰向けになり目を閉じて耳を澄ましているうちに、地面だったり頭の上にある木になった感覚が。
気づけば頭の裏側まで涙が伝ってました。
なんでかなぁと考えたけど、理由はよくわかりません。
でもすごくうれしかったのでした。

木に触れて感じて眺めてみると、その木の意思も感じられた気がします。
森はどーんと構えてる1つの大きなものに見えるけど、視点をもっとずっと寄せていくと、1つの木でも至るところにストーリーがあるなって思えたんです。
森に入ってそういう想像を広げるのがとても楽しいし気分がいいな。

森でこちらがどう心を開くといいのか、みたいなことが今日はわかったように思います。

めっちゃ素敵な感想をありがとうございます!!

最後は空が見える広い丘の上へ。
丘の上へ。

ここでお茶を飲みながら、空の彼方から迫ってくる台風のことに思いを馳せる。

台風の仕組みや、低気圧って何?ということも簡単に解説させていただきました。

結局、この日は雨はほとんど降らず…。

雨を楽しみたいなあと思っているほど、なかなか雨に巡り会わないごろんコンサートです。

でもとにかく、僕は名古屋の皆さんとこんな風に身近な森で過ごせたことが嬉しい。

親子でも一人でも

音楽があってもなくても

こんな風に感性を使って過ごしてみてください。

森のシンガーソングライターが名古屋を訪れた時は、ぜひまたご一緒しましょうね。

ご参加いただいた皆さん、ゲストハウスMADOの皆さん、どうもありがとうございました!

次回のごろんコンサートはこちら!

【東京】6/24(日)ゴミを拾って心を置いて行くコンサート@多摩川河川敷クリーン
中州を進む。

そしていよいよ、多摩川の最初の一滴を探す源流の旅
特別なイベントが始まるよ!!

★7/21(土)多摩川の源流で、あなただけのプレゼントソングを作る、癒しの歌トレッキング@水干
山ブドウとサルナシ。

★クラウドファンディング2018「森のシンガーソングライターの歌を全国流通させてください!」
「オフィスの中にいても、都市を歩いていても、まるで深い森の中を歩いているようなCDを作りたい!」
達成目標額725,000円(現在356,000円)
森の中で。

★オフィスで働く皆さん向けに"オフィスから行ける森の旅"のLINE@はじめました!

★学校に行けない子ども達や、引きこもりで悩む人達に"学校を出て、森へ行こう"のLINE@はじめました!

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で歌を聴くと、分かることがある。

「歌う自然ガイド」として、日本全国の森でコンサートを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、寝転びながら森を学ぶ「ごろんコンサート」は、これまで全国で100回以上の開催、1300名以上の方にご参加いただきました。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など

自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる知識などを広めています。

本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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