森と会話ができる親子になる!レポ、森のリトミック教室とごろんコンサート!@横浜市

見上げる。

感性のある大人と子どもが森に入ると、いくらでも遊べる。

横浜市のとある公園では、GWまっさかり。
たくさんの親子で賑わっていました。

この日はさんさんと降り注ぐ太陽の光と、元気に吹く風

どこにいてもダイナミックに木立が揺れています。

木漏れ日が目まぐるしく踊る様を、楽しみながら歩いていました。

公園では、たくさんの家族が敷物を敷いてピクニックをしていて

多くの親子にとって最高の時間になったのではないかと思います。

横浜の中でも屈指の広さを誇るこの公園ですが

子ども達を安易に引き寄せる遊具はあまり多くなく、その代わりに

落葉樹などの里山の風景、深い森を感じさせる常緑樹の風景、アシの湿地帯カワセミも飛んでくる池、菜の花畑などが広がっています。

なんと、滝のある岩場ではモリアオガエルが卵を産んでいて、独特の鳴き声が響いていました。

都会の真ん中にあって、こんなに自然のあらゆる要素を詰め込んだ公園を、僕は本当に素晴らしいと感じています。

遊具がなくても、自然のことを知らなくても、親子がここに来て公園を一周するだけで、かなり遊べるのではないでしょうか。

今日はここで、森のシンガーソングライター証と、リトミック講師ふじいみのり先生による
親子が森を感じる方法をレクチャーするイベント「寝転んで聴くコンサートと、森のリトミック」を行わせていただきました。

看板。

森のシンガーソングライターのプログラムでは、ペットボトルマラカスから。
楽器を鳴らしながら木々にご挨拶をしていきます。
ペットボトルマラカス1

挨拶をした木のドングリを拾って、ペットボトルに加えて行きます。
なんとこの木の下では、Mちゃんがドングリの木の赤ちゃんを発見!!
ペットボトルマラカス2

ここではドングリの芽吹きをみんなで観察しました。

「こんなに小さな芽が、こんなに大きな木になるんだ!」

★モグラ塚を見つけたので、モグラの解説の後にペットボトルマラカスで歌を聴かせています。

木に触れながら歌を聴く。
木に触れる1

木に触れている間は、自分も木と同じ時間の流れ方をする。
普段よりも、感覚をゆっくりにしてみる。

そして、木に自分の気を送って元気にしてあげる。
木に触れる2

皆さんそれぞれが、自分と木と一対一で対話する時間になりました。

いよいよ、みのり先生の森のリトミック!
リトミック1

音楽に合わせて、早く走ったり、ゆっくり動いたり、風に揺れたり
リトミック2

大人も子どもも、たくさんたくさん体を動かす!!

リトミックって、楽しいものですねー!!

森の中では、光や風や、揺れる木々を感じながらやるからなおさら、楽しいです。
リトミック2

みのりさんお得意の「絵本歌い聞かせ」
絵本歌聞かせ。

みんなが良く知っている絵本に、オリジナルのメロディを付けて、歌い聞かせます。

絵本も歌ってみるだけで、すごく楽しい!!

そして、いよいよ森の中に寝転んで、歌を聴いてみます。
今回は公園の固い地面ではなく、あえて自然林の木立のふかふかの落ち葉の上で行ってみましたよ。

ごろん1

みんなが良く知っている歌から、オリジナルソングまで。
ふじいみのりさんと一緒に歌ったり

子ども達も、知っている歌を森に聴かせるように歌ってくれましたよ。

歌う二人。

森に寝転ぶと、自分が森の一部になったような気持ちになる。
自分が森になった気持ちで、歌を聴いたり、歌ったりしてみる。

ごろん2

森の中では、様々なスタイルで楽しむ。

木々がそうしているように

人も森の中では一番リラックスできる方法で、そこに根をおろすんだ。
ごろん3

そして、木は真下から見た時に、もっとも美しい姿をしている。
ごろん4

今日参加してくれた皆さんは、最初からものすごく感性を発揮していた。

森を歩く時も、歌う時も、森に寝転ぶ時も。

感性を持っている子ども達だから、僕が予想したよりはるかにたくさんのものを見つけた。

ドングリの芽吹き、小さなサクランボ、モグラ塚、遠くから聞こえてくるモリアオガエルの鳴き声…。

本当は音楽なんて無くたって、リトミックなんて無くたって

森を歩いて

森の木漏れ日と一緒に揺れて

一本の木の下に寝転んだりするだけでいいんです。

ここに住んでいる木達と同じ気持ちになれた時に初めて

ドングリの芽吹きに出会えたり

眠っているテントウムシを見つけたり

そういうものが森から自分へのコンタクトだと分かるようになる。

たくさんのメッセージを受け取れるようになると、森は楽しい。

こんな花を咲かせてみたんだ。

僕の葉っぱはこんなに立派。

この場所はこんな風に光が当たるんだよ。

森が僕たちに語りかけていることは、まるで子ども達が大人に嬉しそうに話すことに似ている。

そういうものに一つ一つ反応してあげて、褒めてあげると

森はもっと面白いものをどんどん見せてくれる。

やっぱり子ども達が話すことに似ていますね。

※ この写真を撮影いただいたのは参加者の皆さんですが、その中でも写真家佐藤剛さんのお写真は素晴らしい! 佐藤さんは「ちびっこフォト」という面白い撮影会を開催していますよ。写真を見てぴんと来た方はぜひ!! http://chibikko-photo.com/

ご参加いただいた皆様、ふじいみのり先生、どうもありがとうございました!!

集合写真。

次回のごろんコンサートはこちら!

【東京】5/10(木)森の旅コンサート~旅をする意識と森で暮らす人々@稲城市green world cafe
平泉寺

【東京】5/13(日)お茶と野草を味わう宇津木の森のコンサート(八王子市)FoE Japan
野草。

★クラウドファンディング2018「森のシンガーソングライターの歌を全国流通させてください!」
「オフィスの中にいても、都市を歩いていても、まるで深い森の中を歩いているようなCDを作りたい!」
達成目標額725,000円(現在184,000円)
森の中で。

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証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で歌を聴くと、分かることがある。

「歌う自然ガイド」として、日本全国の森でコンサートを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、寝転びながら森を学ぶ「ごろんコンサート」は、これまで全国で100回以上の開催、1300名以上の方にご参加いただきました。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など

自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる知識などを広めています。

本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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