地域のミュージシャンが人を繋げる。「詩唄う会」@福井県大野市

乾杯写真。

アーティストの役割は何だろう?

前回のブログに書いたことを一部、またここに記載させていただいます。

長くミュージシャンをやっていると分かる。
今、音楽の在り方、アーティストの在り方が大きく変わってきていると感じています。

阪神淡路、東日本、熊本の大震災に加え
不信、自殺など心の問題が増加し

日本中の人が不安を抱える中で、アーティストは「自分に何ができるんだろう?」と自問します。

いろんなプロデューサーと話す時、やはり同じことを思っているようで

「人の役に立つアーティストになりなさい」

と言われることが多くあります。

ただ、歌をうたい、メッセージを伝えるだけがアーティストなのか。

さて今回は、旅の途中福井県大野市

地域のミュージシャンが行う新しい試みに参加してきましたので、それをご紹介したいと思います。

「詩唄う会」

毎月第2水曜日に福井県大野市のYUMEYAさんをお借りして行っているイベントです。
歌の大好きな方、ギターや三線などなどを持参して 歌いに来てください。
随時出演者を募集しています。
(https://www.facebook.com/utautaukai/about/?entry_point=page_nav_about_item&tab=page_info)

オープンマイクに参加したことはありますか?

どの地域でも行われている、全員参加型のライブです。
アーティストでもそうでない人も、歌いたい人、演奏したい人は前にステージに上がれる。
それぞれが1~2曲などの短いスパンで出演を順番に回していきます。

素人の客や一見の客も飛び入りで上演側に参加できるという営業形態は、参加型民謡ライブを行っている沖縄の民謡酒場や、オープンセッション形式のパブ・セッションを行っているアイリッシュ・パブのように、昔から世界各地に存在した。

現代的なオープンマイクの起源は、一説によると、1930年代のパリでPaulette Nardal(英語版)とJeanne Nardal(英語版)の姉妹を中心とする黒人系の知識人・学生がカフェに集まり、自作の詩やメッセージ性に富むエッセイを朗読して発表したのが始まりであるという。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF)

詩唄う会1
詩唄う会2

シンガーソングライターの「にしうりあっこ」さん。
にしうりあっこさん。

「詩唄う会」の行っていることが面白い。

音楽が人と人を繋ぐ役割となる。

主催の奥村智光さんは

「うちのオープンマイクでもっとも大切なのは、終わった後の交流会

と言います。

音楽をやりたい人、聞きたい人はたくさんいて、そういう人がもっとも気軽に集まりやすいのがオープンマイク。
大概の場所では、自分が歌ってそれで満足して終わってしまうことがあるかもしれません。

「音楽は、それが目的ではなく、人が集う為のもの」

「集まってきた人たちが最後に交流できるようにセッティングする方が大事」

平日の夜に行われるオープンマイクは、みんな次の日に仕事を抱えた人ばかりが集まるので、演奏が終わる時間、交流会が早めに始められる時間、は最大限気を使っていると言います。

「みんなが存分に交流できる時間を後に残す」

最初から交流会ありきのオープンマイクなので

みんな最後まで帰らない。
アーティスト以外にいろんな人が来る。
ちゃんと交流できる。

という特色があります。

さて、もう一つ「詩唄う会」が大事にしていることがあります。

交流会の食材です。

ちゃんと、地域の商店街から仕入れて来たり、わざわざ震災のあった熊本から仕入れてきたりします。

告知でも

「今回は~のお店の~を仕入れました!」

という風に、交流会の人たちに地域貢献の意識が根付くように告知しています。

音楽ライブ
交流
地域貢献

この三つがそろうこと(主催者側が意識してそろえていること)

音楽はもう音楽だけで扱われるものではないようです。

音楽は、芸術表現として使われる他に、本来は生活の中で様々な役割があった。

多くのミュージシャンがこの原点に回帰し始めているのではないかと感じた、楽しい夜でした。

奥村さん、詩唄う会の皆さん、YUMEYAのマスター、ありがとうございました!

「大野YUMEYA」
(大野市高砂町11-11)
https://www.facebook.com/pages/Yumeya/181787295200412

証、詩唄う会にて。

ちなみに「森の歌会」も、同じようなことを展開しています。

森の中で音楽ライブ

だけではなく

森を学ぶガイドツアー
そして、森のことをみんなで話すお話会
地域の食材を使ったお弁当
森の中で交流すること

こちらを大事にしています。

自然体験と音楽の新しい在り方!

さて、下記のイベントの参加者を募集しています。

どうかよろしくお願いいたします!
【福井】苔の海で日本の文化を学びたい★9/25(日)「森の歌会 平泉寺白山神社編」@勝山市

証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。9月は北陸で、10月は九州で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

地域のミュージシャンが人を繋げる。「詩唄う会」@福井県大野市” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    名前、漢字間違ってるよ

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