震災後6カ月。村民達の再会の灯。10/16(日)森の旅134日目、熊本県南阿蘇村。

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村民約150名の集落に、学生800名以上が、共に暮らしてきた村がある。

熊本県阿蘇郡南阿蘇村は、阿蘇山の豊かな大自然の中にある村。
しかし、近年どの地域でも見られるように、少子高齢化、過疎化が進んでいます。

ただ、この集落の近くには、東海大学の農学部キャンパスがあるのです。

その為、村民の過疎化が進むのに、村では若者が賑わうという珍しい光景が見られたそうです。

学生たちは、集落内で住民の方に大家になってもらい下宿して、勉学や農学実習に励みます。

地域の方との交流も深く、農作業の手伝いや集落のお店のバイト人員など、村民の皆さんにとっては無くてはならない働き手となっていたようです。

そんな南阿蘇村も、熊本地震でもっとも被害の大きな地区となってしまい、多くのお宅が全壊してしまいました。

実際にこの場に来てみると、どんなに大きなエネルギーが駆け巡ったかが実感できます。本当に絶句してしまうくらいの痛々しい街の姿に圧倒されます。
熊本被災地3

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熊本被災地2

この集落でも、おばあさんが1名、学生が3名亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。怪我した方は、もちろん数えきれないくらい。

村民の皆さんも学生達も現在、仮設住宅や実家に避難しており、まだ先の見通しのない状態で過ごしています。

そんな南阿蘇村で、今回行われた慰霊祭は、東海大の学生達の呼びかけで、離れ離れになった村民と学生の皆さんの再会の場とするべく、企画されました。

熊本みずあかりでも使われた「ちかけん」さんの竹燈籠を校庭に並べ、多くの報道陣が詰めかける中で、行われました。

今回、森のシンガーソングライターは一人のスタッフとして、イベントのお手伝いをさせていただきました。

集合。

震災以来の再開を果たす、村民の皆さんと学生達。
詰めかける報道陣。
涙ながらに語り合う場面も。
再会1

再会2

残念だったのは報道陣。
感動の再会なのに、マイクを遠くから顔に近づけたり、間近でシャッターを切ったり、どうかと思うシーンがたくさんありました…。残念です。

途中から規制が入り、遠くからしか撮影できないことになったようです。
報道陣。
その規制をかけたのも実行委員会の学生達。
報道陣の方が大人なのに、何をやってるのか、と思いました。

みんなで点灯していきます。
点灯1

点灯2

暮れていく夕日をバックにしてそびえるのは、阿蘇大橋を落とした土砂崩れを起こした斜面。
点灯3

日が落ちる前に、みんなで腹ごしらえ。
南阿蘇村の皆さんが、この日の為に作ったトン汁とお握りをいただきます!
トン汁。

徐々に日が暮れて、幻想的な景色が広がっていきます。
灯1

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灯3

震災直後から、学生達は動いてきました。

大家さんや村民の皆さんの安否確認。

がれきの中からの同級生の救出。

声をかけ続けて、かけ続けて、でも助けられなくて、亡くなってしまった人達。

「勉強して、遊んで、バイトして、農場に行って、大家さんとこでご飯食べて」

「そんな当たり前だった生活が、一瞬で無くなってしまうなんて」

「そんなことが起こるんだということを、今回の震災で学びました」

声を詰まらせながら、学生の実行委員代表のsさんが語ります。

集まった村民の皆さんからは

「集まってもどうなるかと思ったけど」

「人が集まったら、やっぱりいいね」

「今日、集まれて本当に良かった」

そんな声が聞こえました。

学生たちは、今後も村民たちと交流する為の様々な機会を作りたいと言っていました。

震災後6カ月経つも、いまだに先行きの見えない南阿蘇村の皆さん。

今でも地震があると、不安で眠れない夜を過ごしています。

僕もこの街の現状を目の当たりにして、九州にいる間はずっと神経を張り詰めながら生活している自分に気が付きました。

先日、真夜中に大きな地震がありました。
被害はなかったけど、僕は飛び起きて、逃げる準備をしました。

地震はすぐに収まったけど、その後、眠っていいのか、避難した方がいいのか、分からなくてとても不安だったのを覚えています。

震災を目の当たりにした方が、目の前で大切な人を亡くされた方が、どんな思いで夜を過ごしているのか、ほんの少しですが、分かった気がして

何とか力になってあげたいと強く思いました。

これからも、なるべくたくさん、熊本に立ち寄らせていただきます。

そして、精一杯お手伝いをさせていただきたいと思います。

今回は、森のシンガーソングライターとしてではなく、一個人としてこのイベントに関われたこと、本当に感謝しています。

南阿蘇村の皆さん、東海大学農学部の皆さん、どうもありがとうございました。
がまだすばい!

僕たちの住む日本では、どこに住んでいてもこのようなことが起こり得る。

熊本から、過去の地震から学ぶことを、ちゃんと生かしていきましょう!

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証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。10月は九州で、11月は関東で、森の歌会のご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を説く「森の歌会」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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