私はこんな風に森と暮らしている vol.1 野草を生けることで、生き方を学ぶ「花寿庵 希望Nozomiさん」

宮野のぞみ先生

森と生きるLIFESTYLE!では、実際に森と生きている人や、オススメのグッズなどをピックアップして特集していきます。

第一回は、森を歩き、野草を生けることで人の生き方を学ぶ、ウォーキングフラワーセラピーを展開する希望Nozomiさんにお話いただきました!

(以下、希望Nozomiさん→

: 野草を生けることを始めたきっかけは何ですか?

: 長く花屋に勤めて来ましたが、 こういう業界で扱っているのは、どれも温室育ち、光も十分に与えられた綺麗な花ばかりです。

でも、私に取っての「花」のイメージは、小さい頃駆け回った野山にあるような、シロツメクサやオオイヌノフグリだったのです。
オオイヌノフグリ

: 花屋のそれとは全然違うのですね。

: はい、私に取っての野草は、原風景であり、命そのものだと思います。

野草は、生きてる姿がリアルです。そのまま枯れる時も、枝が折れたりすることもある。生きていること自体を見せてくれる。

それは人の人生と似ていますね。いいことだけではなく、雨の日も風の日もある。その中でも咲き続ける。それを自分と重ねたのだと思います。

野草は造形の美しさではなく、生きる美しさを教えてくれます。

: 講座として、ウォーキングフラワーセラピーを始めたきっかけは何ですか?

: 4年前にこれを始めるきっかけがありました。それまでもずっとやりたいという思いはあったのですが、それをセラピーのように心理的なものにしてやってみるには敷居が高かった。
家族のこと、自分の立場のこと、いろんなしがらみがあって、何年も踏み出せないでいたのです。
森の道

でも、転機となる出来事がありました。

ある日、交差点を歩いている時に、突然車に轢かれそうになりました。その車は減速しないで私の所に突っ込んできて、私は確かにその車に轢かれたはずでした。

なのに、気がつくと、私は何事もなくそこに立っていました。

事故の記憶がない。なぜ?
まるで、轢かれた自分と、轢かれなかった自分に、出来事が入れ替わったようでした。

その時、私は死んでない、私は生きてるんだということ。
私にはやるべきことがあるんだ、ということが浮かびました。
一度死んでてもおかしくないのに、何かに助けられた。

それからは、私はこれが自分の役割だと感じて、毎日森に行って、野草を生けながら、どうしたら人に、野草の生き方を伝えられるか、試行錯誤しながら今の形を作って来ました。

ヤマブキ

: なるほど、神様からそれを伝える役割を与えられたようなものだったんですね。参加者に取って、野草を生けることの意味は何でしょう?

: 命の生の姿を感じること。生きていると、自分に取って辛いこととか、良くない環境とかありますが、野草はぜんぶそれを受け入れて、折れても、新しい芽を出したり、できることを精一杯行っています。

皆さんが選んでくる野草の花や枝も、個性が違う。
でも今日、それを手に取ったこと。

今自分が気になって生けてみたいものこそが、今の自分へのメッセージなのです。

草 光

: よく分かりました。ありがとうございます。今後はどんな風に展開して行きたいですか?

: 私は、森から恩恵をいただくばかりなので、森に恩返しがしたいです。

実は自分達から発するもの、森への感情、喜び、親しみ、いろんなものは、森の方にも影響を与えているのではないかと感じています。

森と人は、相互的にコミュニケーションを取っているのかもしれません。

森は、人みたいに話さないので、分かりづらいですが、ずっと同じ森でレッスンをしていると、森が確かに変わって行くのが分かるのです。

: 人がそこで発するものによって、森が変化するということですか?

: そう思います。いろんな森でウォーキングフラワセラピーを行って、人にだけでなく、森自体を元気にして行きたいと思っています。

: 森に人の気持ちを入れていく、ということですね。

: 証さんが行っている音楽は特にそれが強いですよね。音楽は森に届きやすいと思います。頭で考えることを飛び越えて、深い部分に届く。

: これを読んでいる皆さんに、そういう感性を、生活にどのように取り入れたら良いか、アドバイスをお願いします。

: こういうことは、自然の深いところにいかなくても、まずは意識を向けることが大事だと思います。

朝起きたら太陽の光を浴びてみる。

星を見てみる。

風を感じてみる。

今日はどんな感じだろう?と。

頭より五感で、自然と意識的にコミュニケーションを取ってみると、自分自身が変わってきますよ。

私は普通の主婦です。
特別な力のないけど、何気ない毎日の生活の中に、それを感じながら生きています。

: なるほど、皆さんもぜひ「意識的に」自然を感じてみること、試してみてください。

森のカフェ

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希望Nozomiさん、今日はありがとうございました。

さて、そんな希望Nozomiさんとのコラボレーションイベントが、もうすぐ行われます。
この感性を、今度は森で一緒に味わってみましょう。

5/1(日) 「森の歌会vol.21~春の歌と、こもれびの花をあなたに」

【希望Nozomi:プロフィール】
希望先生
自然のいのちから学ぶ 花療法 フラワーセラピスト 花あそび~花寿庵~ 代表 宮野のぞみ
20代の頃より、福祉や農業、酪農を学ぶ。花屋勤務を経て 自宅にてフラワースクール、花あそび~花寿庵~を設立。
数多くの自然体験を生かし、独自のオリジナル野外レッスン、ウォーキングフラワーセラピーを確立。 自然と人とのつながりを思い出すことは、本来の自分を思い出すこと。 野の花のいのちを見つめることは、自分のいのちを見つめることにつながるをモットーに、森のレッスンを展開。

花あそび~花寿庵~ http://flowertherapy.main.jp/

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