木と人は話ができる?レポ「ごろんコンサートピクニック!@美濃加茂市ヤマキ農園」

ごろん1

岐阜県美濃加茂市で行われた「寝転びながら農園を楽しむ!ミュージックピクニック!@ヤマキ農園」が終了しました!

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

美濃加茂市で農園を営む長尾久さんの、自然との暮らし方のお話や
癒しのハーモニーを奏でてくれたデュオ、月の園のお二人との

素晴らしかったイベントの様子をレポートさせていただきます!

梨や桃、柿などを作るヤマキ農園さんは、ただの農園じゃなかった!!!!

長尾さんは今回、こんなテーマで僕達をガイドしてくださいました。

・竹から発熱する究極のエコロジーとは?
・1000個の実を付ける、樹齢70年以上の梨の木がある?
・人と木は会話ができるのか?

これは、聞いてみたいお話ばかりです。

始まりは、月の園さんのコンサートから。
月の園コンサート。

こちらは通常のコンサートらしく、室内で椅子に座って聴いていただきます。
「いろんなシチュエーションで音楽を聴いてみる」ことも、今回のテーマなのです。

お二人のハーモニーは本当に美しい!

参加者の皆さんはうっとりと聞き入っておりました。

それから、長尾さんによる農園ガイドツアーの始まりです!
農園ツアー。
普段は聞けない、梨などの作物の育て方に皆さん興味津々です。
農園ツアー2

このビニールハウスの中に、竹材から発熱する仕組みが!!
農園ガイド3

これです!

竹を砕いてチップにしたものが、ビニールハウスの中に山盛りになっています。
竹のチップ1

なんと、竹のチップの中に菌を混入させることで発酵させ、熱を生み出しています。
ビニールハウスの中は、汗をかくくらいの温度になっています。

それもそのはず。

なんと、竹チップの表面温度は、65℃!!
この山の中心温度は80℃以上!

竹のチップ2

この発酵熱のおかげで、どんなことができる?

・ビニールハウスの中に冬でも温かい環境を作ることができる!(電気や石油を使わなくてもいいんです)
・中心部分(80℃)にパイプを通せば、お湯を沸かすこともできる!
・ビニールハウス内のCO2濃度を高めることができる!

このCO2濃度ですが、密閉されたビニールハウス内で竹を燃やしているようなものなので、作物が育つのに欠かせないCO2をたっぷり生成することができます。

通常の畑では、屋外でのCO2濃度は300PPM程度。
でもこの竹の発酵熱のビニールハウス内では、7000PPMにもなるそうです!

人工のCO2をビニールハウスに注ぎ込むと、2500PPMくらいで頭がくらくらしてくるそうですが
この天然のCO2では、頭がくらくらすることもない。

おかげでこのビニールハウス内での作物の成長は、通常の何倍もの成果を上げることがあるだそうです。

日本の竹林は悩みの種。

僕がキャンピングカーで日本中を旅していても、日本の山を覆っていく竹林の問題は深刻。
昔は、竹材が家や生活用具や竹炭など、いろんなところに使われ、タケノコも毎年掘ることで、定期的な竹林の管理が行き届いていました。

でも、コンクリートの洋風建築などが増え、竹材を生活のどこにも使わなくなった現代では、増えすぎた竹林を誰も管理できず、困り果てています。

何とか竹を有効活用しようと、竹チップを道に撒いてみたり、竹細工を普及させてみたり、いろんな試みが行われていますが
どれも竹林の浸食を留める決定打にはなっていません。

でもこの竹のチップの発酵熱を、いろんな農家さんが活用できるようになったら?

多くの竹材が、こんなに農作物に貢献できるなら、日本の森の救いとなる?

この研究は竹博士として有名な、石川県輪島市の合間修一先生の研究を美濃加茂市で実践しているそうです。
https://www.facebook.com/yamakinouen/photos/a.636463719775905.1073741826.504671196288492/1402057363216533/?type=3&theater

何とか実用化にこぎつけてほしい技術です!!

そんな長尾さんの熱い取り組みを聞いた後は、いよいよ森のシンガーソングライターの「ごろんコンサート」をさせていただきます。

ごろんコンサート①「ツリーハウスの下に寝転んでみる」
ツリーハウス。
このツリーハウス、ご近所の子ども達がよく遊びに来ているそうですよ。
僕が子どもの頃にもこんなツリーハウスがあったら、思い出になるだろうな。

この日はすごく風が強い日。

ゴウゴウと音を立てて、木が揺れています。
風の強い日。

風の強い日は、どうしたら風を防げるの?
そう、地面にぴたっと寝転んでみること!!
ツリーハウスに寝転ぶ。

みんな気持ちよさそうに寝転んでいました。

ツリーハウスの上から、長尾さんが撮影してくださいました!
ツリーハウスの上から。

寝転んで、アコースティックの歌を聴いてみます。

強い風で梢が揺れて、たくさんの太陽の光が、木漏れ日となって木と一緒に踊っていたのが、印象的だったそうです。
寝転んだ景色。

ごろんコンサートは「人以外の生物の気持ちになって学ぶ」コンサートなんです。

ツリーハウスの下では、風に吹かれる草になった気持ちで。

ごろんコンサート②「森の藪の中で寝転んでみる」
藪の中。

ここは、人が普段は入ることのない藪の中です。

細い木が所狭しと生えていて、ふかふかの落ち葉が積もっています。
外から見ると、とても中に入ろうとは思わないこの場所に、みんなで寝転がってみました。
藪の中。
(もちろん事前に蚊払いをして、参加者も極力肌の露出の少ない服装で来ています)

風は相変わらず強いけど、ここにはほとんど風は届きません。
無数の木立に守られているのです。

梢の上の方で、強い風が枝を揺らし
ここでもとても美しい木漏れ日が、寝転ぶ皆さんの上にダイナミックに揺れています。

見上げた景色。

寝転ぶ2

実は参加者の方で幾人か、虫の苦手な方がいたそうです。
こんな場所に寝転ぶにはやはり抵抗があったそうですが

「寝転がってみたら、とても気持ちよかった」
「蜘蛛の巣を下から見上げると、光り輝いていた」
「始めて蜘蛛の巣が美しく見えた」

と嬉しい感想をいただきました。

このコンサートは「森に住む野生動物の気持ちになってみる」コンサート。

葉っぱ。

さて、続いてはごろんコンサート③「梨畑の木の下に寝転んでみる」

ヤマキ農園さんには樹齢77年にもなる梨の木があるそうです。

通常梨の木は、200~300個の実を付けるそうですが、その木は

1000個もの実を付ける梨の木!

梨の木。

今回は特別にお許しをいただいて、この梨の木の下にみんなで寝転がって音楽を聴きます。
梨の木の下に。

強い風に揺れる一本の木の下ではなく
無数の自然の木が守る藪の中ではなく

人が愛情をかけて育てた巨大な梨の木の下に寝転がってみる。
梨の木の下。

長尾さんが、ここで話してくださったのは「木と話をする」ということ。

この木は、長尾さんのお爺さんがここに植えた梨の木。

他の木がどんどんダメになって行っても、この木だけは時代を見守りながらずっとここにいて、3代目となった長尾さんに1000個もの実を付けてくれる。

長尾さん達は毎日毎日、この木達に関わり、雨の日も風の日も。

台風が来たら、農家にとっては残念な結果になることも。
出来る限りの対策をして、あとは自然の成り行きにまかせる。

こんな風に手塩にかけて育てたものは、やっぱり自分の子どものようで

ついつい木に話しかけたりしてしまう。

木と人は話ができるかどうか?

それは分からないけど、人は木に関わった分だけ、木と話をしているような気がする。

長尾さんのお話は、農家として自然と関わってきたからこその素晴らしいお話でした。

長尾さん。自然と人は意思疎通ができるのかどうか。

やっぱり分からないけど

例えば

毎日森の中を歩く

いつも同じ木に触れている。

公園の中に好きな木がある。

野草を生活の中で活用している。

子どもがよく木登りをしている。

そして、今回のように、木の下に寝転がってみる。

これは僕たちが、普段の生活の中でどれだけ自然と関わっているかどうか

だと思うのです。

この一本の木は、僕の生活の一部なんだ。
いつもこの季節のこの野草が美味しいんだ。

そんな風に言えるようになったら、それは自然と話をしているも同然なのかもしれない。

お話を聞く。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
ヤマキ農園様、月の園様、ご一緒いただき、本当にありがとうございました!!

長尾さんのお母様の焼いてくれた五平餅!!

めっちゃ美味しかった!!

五平餅。

「ヤマキ農園」
岐阜県 美濃加茂市山之上町1004-3

http://www.nashinoyamaki.com/

本記事の素敵な写真のいくつかは参加者の皆さんからいただきました!ありがとうございます。

次回のごろんコンサートはこちら!

【長野】5/27(日)森林浴発祥の地でごろんコンサート!!@赤沢自然休養林
チラシ表

【愛知】6/9土~10日 町屋で旅の話コンサート&宿泊交流会~旅をする意識と森で暮らす人々@名古屋市MADO
MADO4

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「オフィスの中にいても、都市を歩いていても、まるで深い森の中を歩いているようなCDを作りたい!」
達成目標額725,000円(現在214,000円)
森の中で。

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証の音楽はこちらから聞いてみてください。「パイオニアソング」

森の生き方を知ると、あなたの生き方が変わる。ごろんコンサートのご依頼を受け付けております。1本の木があれば、深い自然を歌と共に感じられます。自然体験団体、森のようちえん、子育て支援、福祉施設様などの、体験内容や料金も応相談!

【下記のフォームよりお問い合わせください】
http://akashi.uzura.info/mailform/

【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で歌を聴くと、分かることがある。

「歌う自然ガイド」として、日本全国の森でコンサートを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、寝転びながら森を学ぶ「ごろんコンサート」は、これまで全国で100回以上の開催、1300名以上の方にご参加いただきました。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

森の中で感性のアンテナを開く方法や
知識を想像力に変える方法
定住しない生き方から学べる意識の変化など

自然解説や音楽によって、毎日の生活に役立つの森から得られる知識などを広めています。

本名 山田証。福井県出身。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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