名古屋の自然観察会に行ってみました@千種区茶屋ヶ坂公園

自然観察会。

愛知県の自然の今を知るには、その土地で行われている自然観察会に参加してみるのが一番です。

日本中どこに行っても、自然観察指導員(NACS‐J)の皆さんの自然観察会が開かれていて、先輩の指導員の皆さんが丁寧に教えてくれます。

今回は、名古屋市千種区の茶屋ヶ坂公園で行われている自然観察会に行ってきました!

初めて会う、しかも森のシンガーソングライターという(あやしい)肩書なのに、仲よく接していただきました。

という訳で東海地方の現在の自然の様子、大公開!

まず最初に教わったのは、東海地方で問題視されている外来種について。

まず、足元の芝生に目立たないように生えているメリケントキンソウ
メリケントキンソウ。

南米原産の外来生物で、なんと実になると鋭いトゲを持つ。

これが靴底に刺さり、移動して勢力を拡大していくのですが、何せ芝生の中に潜んでいるので、裸足で芝生を歩いたりする時に、肌に刺さる可能性もあるそうです。

なので、この植物はできる限り駆除したい方向で、各自治体が呼びかけています。

そして、タイワンタケクマバチの巣。
タイワンタケクマバチ。
通常は竹の節に巣を作るそうですが、なんと市販の竹製の虫取り網の竹に、巣を作っていたのだそうです。
特にこの東海地方では、繁殖が危惧されている外来種。

ちなみに、普通のクマバチ(キムネクマバチ)はこのように木の枝に穴を空けて巣を作る。
一体どんな方法で穴を掘り進むんだろう。
クマバチの巣。

クマバチは心優しいハチで、滅多に人を襲うことはありません。
皆さんも見かけても無理に手で払うことをせず、そっと見守ってあげてくださいね。

ムクノキが大きな実を付けている。
ムクノキの実。

エノキと同じで、実が熟すと美味しく食べることができる。
ムクノキは、エノキよりだいぶ大きい実を付ける。

知らなかったんだけど、いつの間にかムクノキとエノキはニレ科ではなくアサ科になったらしい。

僕らが植物を学んだほんの数年前は、ケヤキ、エノキ、ムクノキはニレ科三兄弟として覚えなさいと言われたものだけど、もうそういう言い方はできないんですね。

こちらはアマチャ
アマチャ。

ガクアジサイの変種として記載あり。
甘茶はこの植物を使って作られる。
一見するとほぼガクアジサイやヤマアジサイに見えるけど、葉っぱの鋸歯で見分けるのかな。

自生しているのを見かけたら、お茶にしてみたい。

通常アジサイの葉などは毒を持っているので食べられない。
しかしアマチャは若葉をお茶にするということで、同じアジサイ科なのに謎ですね。

そしてこの地域でしかあまり見かけないシャシャンボ
シャシャンボ。
花が終わると黒い実がなる。これは甘酸っぱくて美味しい。
ワイルドブルーベリーの別名を持つ。

アズキナシ
アズキナシ。
これから赤くなる実は、小さいけど梨のような食感があるそうです。

公園で今まさに食べごろを迎えるヤマモモの実。とても美味しい。
ヤマモモ。

一方で同じヤマモモでも日当たりの悪いところは、熟すのが遅い。
ヤマモモ2

萎れているミズヒキの葉。
ミズヒキ。
この時期、梅雨入りしたはずなのに、まったく雨が降っていない。
その影響が森の至るところに出ている。

アジサイ園のところどころに、なぜかユリが顔を出している。
ユリ。
植えたのかな?と思いきや…実は、この公園を作る際に、近くのユリ園から土を運んで来たんだとか。
それで土に含まれていた種が時折このように花を咲かせる。

なかなか乙な展開です。

ガクアジサイの花。みんなが見ている花弁のようなものはフェイク。花びらではなく葉が変形したガクなのです。
実はこんなに小さく咲いている花達が、本当の花粉を持ち、蜜を出す本物の花。
アジサイの花。

アジサイのフェイクを掻き分けてみると、その下にこのような本物のの花がある。
本物の花。

ガクアジサイなら、本物の花があることを見分けられるけど、ホンアジサイやセイヨウアジサイといった丸いこんもりとした花の集合体も、掻き分けるとこんな風に本物の花が下に現れることを教えていただきました。

それにしても、フェイクの陰になっていては、受粉に差し支えそうだけど、どうなっているんだろう。

もっといろんな種類やお話を聞いたのですが、書ききれないのでここまで。

いや僕が長く活動していた関東とはやはり違う植生です。

僕は普段はイベントばかりしているので、自分の自然に対する勉強はどうしたって疎かになっていく。
こういう時、現在の自然の様子をこんな風に教えてくださるNACS‐Jの皆様に感謝です。

皆さんも、お近くの自然観察会に参加してみてはいかがでしょうか。

NACS‐J 日本自然保護協会
http://www.nacsj.or.jp/

名古屋の自然観察指導員の皆様、本当にありがとうございました!

さて、次回のオススメイベントはこちら。

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本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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