京都精華大学でごろんコンサート!授業編vol.2

ふりかえり。

京都精華大学でごろんコンサート!授業編 vol.1」はコチラ!

今回、授業の前半90分で伝えたかったことは「コンサートを楽しむ」というより

「受け取り手のシチュエーションを変えることで、アートはどんな風に価値を変えるか」

ということ。

物事を多角的に見られるようにすること。

自分や相手の価値をスムーズにトレースして、変化させる概念の柔軟性。

今回は、音楽だったから、聴き手の環境を変える方法で成立するけど

漫画家を目指す生徒達には、どんな風にワークしてもらおうか。

そして考えたお題は

「森に寝転がってそれを見た時に、価値を発揮する絵や漫画や言葉」

つまり、普通に見るとただの絵だけど、寝転がって見てみると、ああこの人の感じたことはこういうことなのか、と分かる。

すごいものを見せようとせずに

ただ、寝転がった時に自分から出てきた感覚をそのまま絵に転換する。

これを、30分で仕上げる。

かなり難しいのではないかと思った。

生徒達も難しい…と頭を抱えていたけど

結果出来上がった作品を見たら、これはすごいと思いました。

生徒、森の中で作画中。
作画中1

寝転がった景色。

寝転んで描いてみる人多数。
作画中2

さすが漫画家を目指すだけあって(漫画家志望以外の人もいるけど)

画力のレベルの高さや、描いてくる題材のレベルが高い!!

さて、ごろんコンサートを経て生徒達が描いた絵を

生徒達の許可を得て、ここに掲載させていただきますね。

自分から根っこが生えて木になってしまった図。
作品1

寝転がってみると、本当に包み込まれているような気分になる。
作品2

まさに、この光景です。
作品3

僕はこのタッチが好きです。
作品4

ものすごく穏やかな感覚が表現されている。
作品5

自分の手をかざすと、それも一本の木のように見える。
作品6

青と黒をうまく使って、不思議な光を表現している。
作品7

ちょうど寝転がったところに、この木が生えていた。
作品8

森が動き出す瞬間。
作品9

眠っていると、森に包まれていく感覚。
作品10

だんだん眠たくなってきて、瞼が閉じるか閉じないかの刹那に見た景色。なんと鉛筆ではなくペンで描いてる!
作品11

さすがギャグ漫画コース志望。これを寝転んで観ると強烈です。
作品11

これ、寝転んで観た時にじんわり来たんですよね。
作品12

タイトルと絵の合わせ技です。
作品13

とにかくこれが描きたかったそうです。分かる!
作品14

森の一部になる心地よさ。
作品15

寝転がった時に頭に浮かんできた様々。このくらい自由なの好きです。
作品15

作品16

作品17

正直な感想ありがとう…。。
作品18

森と一体になって消えていく時を想像した寂しさ。
作品18

来た!さすが漫画家コース。ネームを描いてくれました!
作品20

これ、先進的。なんとスマホのメモ機能を使って描いてくれました。
作品21

作品22

最後に、上野顕太郎先生の作品。折り返しを使った二段構えで、ものすっごいレベルです。
作品22

作品24

いかがだったでしょうか。

全部は載せられませんでしたが…

これらの作品、生徒それぞれが森に寝転がって観てみるように体験会をしました。
体験会1

体験会2

普通に見ると、普通のイラストのように見えるのだけど、森に寝転がって見ると「これが描きたかったのか」と確かに分かる。

これを読んでいる皆さんも、できたらスマホを持ってこのサイトをかざしながら、森に寝転がって作品を観てみてください。

生徒達の感性、ちょっと伝わってくると思います。

上野顕太郎先生、京都精華大学の皆さん、本当にありがとうございました!

さて、次回のオススメイベントはこちら。

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【森のシンガーソングライター証(あかし)プロフィール】

森の中で、歌を聴こう。

「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の暮らし方、生き方を学ぶ「ごろんコンサート」が好評。

クラウドファンディング「【日本初】森と音楽の専門家の大挑戦プロジェクト!失われる森を守るためキャンピングカー生活で全国をまわる!」を達成率132%で達成し、手に入れたキャンピングカー「ココニクル号」で、定住しない生活をしながら、現在日本全国の旅をしています。

本名 山田証。福井県出身。東京都多摩市本拠。シンガーソングライターとしても活動の一方、自然科学にも興味を持ち、林業、造園業、環境教育、インタープリテーションの手法を学ぶ。

2008年「エデン風景」がFM福井主催、福井ホームタウンソングコンテストでグランプリを受賞。
2010年「雨粒ノック」が、エコジャパンカップカルチャー部門エコミュージックにてCMディレクター中島信也氏による「中島賞」を受賞。
2014年 「地球ワット」が、同コンテストにてグランプリを受賞。ミュージシャンとしては初の二度の受賞を達成する。

国土緑化推進機構の機関紙「ぐりーん・もあ 2015 vol.70 夏号」にも登場。

森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)

森の歌会 vol.19 あの山に登ろう

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